bikeradarの記事を見てみると、CAAD12とWilier GTRがBike of the year 2016に輝いていた。この出来事はちょっと嬉しくなるもので、その理由は自分の2台目の選択肢として、どちらも最後まで迷っていたモデルだったから。
自分が選んだのはCAAD12になったわけだけど、仮にGTRを選んだとしても、十分満足の出来るものになったのだろうと思う。まー、記事に書いてあるとおり、価格別に受賞を評価しているので、CAAD12の価格帯の中では、CAAD12が高評価ということにすぎず、トータルの性能としてはおそらくGTRの方がCAAD12よりも優れているのだろうな。
CAAD12については、以前のブログに書いた通りの性能に満足している。ここで気になってくるのは、Wilier GTR 2016になる。
最初の一台というか、これ一台で大体の性能は満足できるのだろうな。GTRのコンセプトを見ても、幅広い人から支持されるようなシチュエーションで発揮されるように設計されているし、購入後のアップグレードを考えても、このフレームは十分に応えてくれるだろうから、最初にこれを買っちゃえば、追加投資として不要な2台目、3台目を避けることができるのかもしれない。
2015モデルのGTRはデュラエース(アルテグラミックスであったけど)の完成車がラインナップされていたので、新しくなった2016モデルも、デュラエースに相応しい性能を有していると考えていいはず。
CAAD12を買う前に、この記事を見ていたらGTRを選択していた可能性もある。ミドルグレードのカーボンバイクとして、ハイエンドは不要と考える人であれば、このモデルが決定的なものになるのだろうな。CAAD12はアルミフレームのお手頃価格というところに魅力を感じるかどうかになる、自分のような人の場合にはね。
Wilierが気になってくるのは、三菱製のカーボンを売りにし始めたことも理由。ピナレロは東レのカーボンを売りにしているので、他の競合メーカーにどんなところがあるのか全く知らなかったし、なんとなく東レが国産メーカーで有力なのではないかということが念頭にあったわけだけど、三菱製のカーボンもフレームに使われているというのは、大きな魅力を感じさせる。
東レと三菱、どちらもカーボンファイバーで世界的な企業になるのだろうけど、三菱は軍事やその他の関係でカーボン技術に相当な知見が蓄積されているはずで、こういった技術を背景にしてロードバイクのフレームにも使われるようになっているのかと考えるようになってしまうんだよね。
カーボンファイバーの質が東レより劣っているものではないだろうし、wilierの方がどちらかというと、お買い得な価格設定になっているので、こういったブランド力も今後の趨勢に反映されるのではないかと思いたい。