2023年9月18日月曜日

SL7乗りから見た新型Roubaix SL8の感想



昨年、モデル末期と言われていたRoubaix SL7を購入し、その性能に満足しているところだが、どのような新型が出るのか気になっていた。そして、ようやくRoubaix SL8が登場。

軽量かつロードバイクの形状を損ねないシルエットとして、他メーカーを含めた現在のロードバイクのラインナップで、フューチャーショック(FS)に対抗できるフロントサスペンションは存在しないと思う。「今までにないほど軽く、速く、スムースで、走りに自信をもたらします。Roubaixの快適性は、ライダーのあらゆる不安を払拭し、路面を気にせずルートを選び、あなたのライドを自由に解き放ちます。」というメーカーの言葉は、そのとおりだと実感するところ。

SL6の時からFSになっていたし、SL7になってからは、これ以上、どの部分が進化するのだろうか、と思っていた。最近のパリ・ルーベのレースでは、太めのタイヤを履かせたエアロフレームが優勢のようだし、エンデュランスバイクとしての位置づけとしてもどうなるのだろうかと。オールロード系統のバイクと性能が重なってくるし、ストレージを考えると、グラベルバイクと競合するだろうから、新型Roubaix SL8はどんなバイクになるのかなと。

メーカーのホームページや動画を見て感じたことは、Roubaix SL8は正統な進化を果たしたバイクということ。重要だと思ったのは、新型FSが旧型と互換性があるという点。Crux、DivergeにもFSが搭載されているわけで、規格が変わってしまうと、将来的に部品交換ができなくなってしまうのではないかという懸念があったが、メーカーとして、この規格をしばらく継続するということなのだろう。

ストレージの増加、より太いタイヤの装着、これらの要素は今の流れを追求したもので、ロードバイクと割り切っていたSL7と比較すると、これまでのユーザーの意見を反映した性能と言える。

Roubaix SL8は何でもできる1台になるのではないだろうか。