同じバイクに23Cと25Cを装着して比べてみたら、25Cの方が乗り心地が良いと感じる人が多いと思う。それならば、カーボンフレームに23C、アルミフレームに25Cを付けてみたらどうなのか気になった。
アルミフレームは乗り心地が悪い、カーボンフレームは乗り心地が良い、ということが一般的な評価だし、自分もそのとおりだと思っているのだが、昨日のライドで感じたのは、一番重要なのはタイヤということだった。
借り物のバイクということを差し引いても、乗り心地は自分のバイクの方が良かったと言える。サイクリングロードといえども、平地をひたすら走り続けると地味に効いてくる。ほぼシッティングが続くわけだからね。
比較対象の条件は以下のとおり
借り物のカーボンフレーム
・アンカーRS8でほぼ標準状態
・タイヤは23Cブリヂストン
・空気圧は6.8
・ホイールはシマノRS21
自分が乗っているアルミフレーム
・キャノンデールのシナプスアロイ
・タイヤは25Cマビックイクシオンプロ
・空気圧は6.5
・ホイールはコスミックカーボン
ただし、この条件での比較はマビックのホイールとタイヤということを念頭に置く必要があって、当然のことながら、アンカーRS8にマビックを組み合わせた方が一番いいのは確かなはずで、アンカーRS8の方が良いフレームということに異論はない。操作の機敏さ、コーナリングの安定感、路面の悪い区間の振動吸収の良さ、どれもシナプスアロイの上だと思うから。
しかしながら、乗り心地の良さは頭で感じるものではなくて、身体で感じるものということがミソ。場面場面のシチュエーションではRS8の方がいいと思うんだけど、走行後の身体の疲れはこれとは違うものになっている。
やっぱりさ、どう考えても、地面に接地するタイヤの働きが最重要だよな。クッションとしての働きはタイヤ>>ホイール=フレーム位になるのではないかとも思う。
マビックのタイヤを宣伝するわけではないけれど、ホイールもタイヤもマビックで満足しているのはその乗り心地。転がり感もやはり良いと思ってる。もともと23Cのイクシオンプロも乗り心地は良かった。高級タイヤはそれなりに良いということなんだろうな。
タイヤの調整としては、硬く感じる空気圧よりやや低め、イメージとしては少しタイヤがつぶれてくれるくらいといったところ。ある一定の空気圧を超えるとポンポン跳ねるポイントより、やや落とした空気圧にするようにしている。イクシオンプロだと空気圧が高めでもポンポン跳ねる感じは薄れてくるので、ゴムの特性も重要な要素なのかもしれない。
タイヤはクリンチャーでの話になるが、これがチューブラーやチューブレスだったら違う見解になるのかもしれない。