型落ちのエンデュランス系のロードバイクを持っている人は、タイヤを変えてグラベル走行を試してみてはどうだろうか。
<型落ちロードバイク復活の経緯>
荒川サイクリングロードを毎週繰り返すのは飽きてくるところで、ネットや行きつけのショップの情報を見る限り、時代はディスクロードバイクに移行してきているのを実感するし、ディスクブレーキモデルを手に入れれば、未舗装路などの新たなルートを開拓できたりするのかなと思ったりしていた。
メーカー各社で様々な「グラベルロード」が出てきているので、こういうのがあったらな、と思いながらネットを見続けていると、キャノンデールのトップストーンというモデルのジオメトリーは、同社のシナプスを参考にしているという記事を発見。2012年モデルのシナプス・アロイ(リムブレーキ)を持っているので、トップストーンの乗り味に近いのかなと考えたりするうちに、適当に走れそうな砂利道はどこにあるんだろ?と思うようになっていた。
サイクリングロードで見かける上の写真のような砂利道の分岐、こういうのが徐々に気になっていったんだよね。Googleで調べてみると、この周辺一帯で砂利道・畦道・舗装路がところどころでつながっている状況が分かったものの、ロードバイクでどこまで走れるのか、その見極めが難しい感じ。「グラベルロード」があったらな、という思いが膨らんでいく状況だったけど、新車バイク1台の購入までは踏み切れず、とりあえずタイヤ交換だけで何とかならないかなと思っていた。
以前の経験で装着可能なタイヤは最大28Cということが分かっていたし、パナレーサーのグラベルキングの評価は高いようなので、これで間違いはないだろうという感じがする。グラベルキングにはスリックだけでなくセミスリックなどの様々なバリエーションがあるので、店舗で実物を見て判断すればいいかと考えていた。
<VITTORIA RUBINO PRO G2.0の購入>
そんな中で、発見したのがルビノプロのツインパック。タイヤ2本+インナーチューブ2本のお買い得価格。ルビノは使っていたことがあって、タフだった印象が残っている。28C用のインナーチューブが同封されているのは有難い。グラベルキング2本とインナーチューブ2本を買うよりも5千円くらい安く買えるわけだ。高評価で実績のあるグラベルキングにしようか迷ったけど、タン色+値段が決め手となって購入することになった。限定品と知ったのは購入後で、他のルビノシリーズと何が違うのかはよく分からない。
<走行の感想>
画像は砂利道・畦道を走行した後の状態で、タイヤ幅全体を使って走行していたのがよく分かる感じ。乾いた砂利道・畦道程度であれば、このスリック(タイヤの空気圧は前後6.0)でも問題はなさそう。タイヤに小さな穴が開くこともなく、グラフェン2.0の頑丈さが何となく分かったような気がする。
スリックなので、高速度域でのグリップ感やコーナーリング性能を試すようなものではなく、耐久性があってパンクの不安が少ない程度という認識になるのかな。下の画像のような場所なら特に問題はないのかもしれない。
舗装路の性能は25Cの方がいいと思う。ただし、28Cのスリックであれば、それほど抵抗になるものでもないし、グラベルに向かうまでの移動という視点で見れば、28Cがちょうどいいんじゃないかというように思えなくもない。25Cでこういった悪路を走るとどんな感じになるのか気になるところだけど、トラブルになりそうなので試す勇気はない。25Cだと土に刺さるような細さを感じるけど、28Cだと刺さらずに転がってくれる感じ。
8年前の型落ちロードバイクとは言え、当時のエンデュランス系であったわけだし、今のグラベルロードに繋がる要素を持っていたから、こういった悪路を普通に楽しめたのかも。ハンドル高めで前傾緩めのポジションはグラベルでも重要なポジションと言える気がするので、型落ちのエンデュランス系のロードバイクを持っている人は試してみてはどうだろうか。Youtubeの人が言っていることが何となくわかった気がする。
新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、今のところ、行先は荒川サイクリングロードの吉見運動公園の一択。マスク着用が必須なので、寄り道をする気にもならないし、遠出をする気にもならないから仕方がないんだけど、自走で行ける近場のルートにグラベルを追加することが可能になっただけでもマシなのかも。以前だったら、悪路の走行を考えることは無かったんだよな。
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