綺麗に老いていくには、身体を鍛えるのが効果的なはず。これが、ロードバイクに乗り続けるためのモチベーションとなっている。機材でもないし、速さや楽な部分を求めているわけではない。
新型コロナウイルスの影響により、近場での活動ということで、自転車を利用する人が増えているらしい。まー、自分もロードバイクで出かけることが多くなったので、世の中の流れに沿っているのかなと。
ガーミンコネクトで過去の自分のアクティビティを調べると、5年前に月間500~600キロという感じで走行していたのがピーク。今年の初めまでは月1回でもいい方で、乗らない月も結構あった。猛暑のせいもあるけれど、月100~150キロも乗っていれば、活動しているとも言えるレベル。5年前との比較で感じるのは、100キロ超のライドをしなくなっていた点にある。正直、ロードバイクから一旦離れてしまっていた。
しかし、最近では、職場の人と一緒にライドすることが増えてきたことと、一緒にライドする人の実力が自分よりも上、ということもあって、モチベーションが向上。週2のペースで乗るようになってきていて、この一月の走行距離は600キロ。
週末のライドだけでなく、乗れない平日は筋トレもやるようになって、筋肉の疲労軽減のためにプロテインを食用。ココア味とは言え、規定量のプロテインは不味いので、半分程度で済ませるようにしている。
食事は完全に変化した。一番の変化は、ジャンクフードをほとんど食べなくなったこと。ライド中の補給としてクッキーやカロリーメイトを食べる程度で、毎日のようにお菓子を食べていた以前の自分が信じられないほど。大袋入りのお菓子を買い続けていたレベルだったので、ある意味、中毒にかかっていたんじゃないかと思っていたのに、変われるものなんだなと。
ポッコリしていた腹、筋肉の付いていない脚、回すことはできるんだけど勾配があると踏めなくなるギア、こういった状況を改善しつつあるのが今の状況で、このまま続けていけば、5年前のピークを超えることもできるのではないかと考えている。
最新の機材が気になるのは確かで、今なら油圧ディスクブレーキが当然だと思われる選択肢で、正直なところ、2012年のエントリーモデルであるアルミフレームリムブレーキ車に対する不満は多い。
だが、しかし、身体を鍛える面においては、ある意味、優秀とも言える機材ということに気づくと、このまま、このバイクで鍛えていけばいいんじゃないかというのが現在の心境。
一昨日のライドは、飯能~秩父~寄居を回るもので、走行距離約150キロだったけど、身体を鍛え続けていて自信があったので、このエントリーモデルで何の問題もなく達成することができた。峠以外の普通のアップダウン程度であれば、なんとか付いていけるレベルで、ここ最近の鍛錬の成果が出てきたなと実感する。
このエントリーモデルのバイクで鍛えていくことで、ディープリムを履かせたCAAD12に乗ってみると、機材による僅かな性能差を実感するし、機材で速さを求めることも可能なんだなということを考えさせられるわけだけど、それは、あくまで自分の身体を鍛えた上でのことが条件になる。
モチベーションをどこに置くか、という点がロードバイクに乗り続けるためには重要な要素になるわけだけど、それは機材なんかではなく、自分の身体を鍛えていくというところが肝要なのではないだろうか。誰しもが見た目のスマートさ、健康的な身体を手に入れることで、日常生活や仕事のあらゆる面で自信をつけることにつながっていくのだから。
自重トレーニングのような筋トレの考え方で行くと、ジムで使うような機材は不要だし、自宅で可能な鍛え方は工夫次第で何とでもなると言える。同じように、機材に頼りすぎることがないようなロードバイクとの付き合いも必要なのではないかと思えてきた。
物見山で休憩すると、ハイエンドなバイク乗りが社会人だけでなく、高校生にまで見られるくらいに、高級車が目に付くけれど、一人で鍛える乗り方であれば、エントリー機材の方がいいんじゃないかと逆に思う。
老いていく年齢ともなれば、嫌でも綺麗で健康的な身体を意識することになるし、服装などの見た目のファッションだけでは駄目だということに気づくようになると、どうやって身体を鍛えていこうかということになる。
まー、新型コロナウイルスの後遺症だったり、死亡例の多くで持病を抱えている人がいるという話を聞いてしまうと、そういう病気に対抗できる健康的な身体が必要なんじゃないかということで、ジャンクフードの食べ過ぎも止めたし、ポッコリした腹も中性脂肪によるものと、自分自身で分かっていたので、ある意味、ウイルスによる影響で、健康志向へ考え方が大きく変わることになった。
やりすぎも身体に負担がかかるので、ほどほどで良いと思うけど、健全な肉体の維持のためには、ロードバイクがちょうどいいと思っているし、この考えは変わることはないだろう。8年前のエントリーモデルであっても、鍛錬を怠っていれば遅くなるし、鍛え続けていれば、どんな道も走行できるという点でみれば、これはこれで、ちょうどいい感じの機材といえる。
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