2013年7月16日火曜日

ロードバイクの軽量化を考えてみる

昨日、Q-ringsに交換するため、バイクをショップに預けてきたのだが、軽量化について考えさせられてしまった。
オーバーホールを一緒にやってもらうため、チェーンやブレーキシューも同時に交換してもらうことに。チェーンは延びていたようで105に交換。ブレーキシューは峠での下り坂対策として、少しでも効きの良いものに交換したかったので、店員さんからスイスストップとシマノについて説明を聞くことになった。スイスストップは効きが非常に良いみたいで、前のめりにならないように注意が必要かも、と言われたのだが、そこまで効くものなのだろうか。シマノについては、最近モデルチェンジが行われたタイプで、従来品よりも効きは良くなっているとのこと。現状のブレーキシューよりも、シマノの方が効きは良いと言うことだったので、とりあえずシマノを選ぶことにした。シマノのブレーキシューは、デュラエースから105まで同じものが使われているのは知らなかったな。てっきりデュラエースやアルテグラのブレーキシューがあるものだと思っていた。
色々とパーツを見ていくうちに、店内の電動アルテグラのメリダの完成車に興味が出てきたため、持ち上げてみると異様に軽かったので、店員さんにその重量を聞いてみると8.2kgだった。せっかくだからということで、自分のSynapse alloyの重量をみてもらうと9.5kgで、思った通りというか、予想通りの重量だった。ペダル、ボトルゲージ、ベル、サイコン、携帯ポンプを含めた重量だったのだが、純正のホイールのままだったら10kgを超えていたのかもしれない。CAAD10とCAAD8の重量を比較した時のことを思い出す。あのときCAAD10を選んでいたら、どうなっていたんだろうなぁ。
バイクをショップに預けてから、軽量化についてネットで調べることになったのだが、気になったのは、軽量化によって速くなるのかという点と、コストがどのくらいかかるのかという点だった。
あるブログによると、軽量化されたハイエンドのバイクで、タイムは縮んだのは確かだが、コストに比例するほどの差ではなく、乗る人の考え方によって、タイム差を判断する必要があるのではないかということが書かれていた。レースに出ている人であれば、その差は大きいものになるだろうし、サイクリングをする人から見れば、休憩や時間調整によって吸収されてしまうような差になるんじゃないだろうか。
これまで峠で見かけた人達には本格的な人もいたし、マウンテンバイクやクロモリで走っている人もいたので、そういった人から比べれば、自分のバイクは重いものではない。十分にサイクリングを楽しめるわけなので、コストをかけても仕方がないようなところがある気がする。それと、バイクの軽量化よりも、乗り手のパワーの方がタイムに影響するらしく、最低でも平地巡航を30キロオーバーで走れるパワーがないと、タイムは改善しないらしい。自分にはそんなパワーはないので、バイクを1kg軽量化したところで、体感できるほどの違いが得られるわけではなさそうだ。
コストの問題も大きいと思える。今のバイクを8kg台にするためには10万くらいのコストがかかりそうで、これぐらいならなんとかできそうと思えるけれど、7kg台を目指す場合には20万を超えるのは確実だな。最初から40万近くの完成車を買った方がコストパフォーマンスがいいのかもしれない。コンポーネントはデュラエースが基準になるのだろうか。
まとめてみると、軽量化によって登り坂では速くはなるのだろうけれど、コストが高くつきすぎるので、とてもじゃないが簡単に踏み込めない。コストをかけても、自分の体を鍛えておかないと、体感できるほどの効果はなさそうなので、当面は軽量化の話題を頭から切り離すことはできるようになるのかな。軽量化というのは、あまりにも深みにはまりすぎてしまいそうで、あまり考えたくない。

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