2013年7月1日月曜日

ペダリングは踏むのか、それとも回すのか

昨日のロングライドで新たに身に付きそうなペダリングになるのは、ブラケットを握りながら足を動かしていく感覚のものだった。ブラケットを強く握るわけではないけれど、小指も含めた五本指全体でしっかり握る感じで、足の動きは踏んで回す感じ。今まではブラケットに手を乗せる感じで、握りを意識していたわけではなかった。
ロードバイクに乗り始めた頃は、ケイデンスが90になるように、ひたすら回し続けていたのだが、これだとペダルを踏む感覚がなかったので、自然とアウターよりもインナーを使うようになってしまっていた。アウターでケイデンスを維持するのは大変だったし、そもそもペダルを踏み切れてなかったのかもしれない。ダンシングが上達しなかったのも、ペダルを踏む感触がしっくりしてなかったのが要因な気がしなくもない。
アウター縛りで乗るようになってから、踏むペダリングができるようになった気がする。インナーを使うときと比べて、ケイデンスが落ちることもあるが、きちんと踏めば、速度が落ちるわけではない。踏むペダリングと回すペダリングを交互に繰り返して漕ぐことが出来るようになったので、上半身の使い方を考えるようになったのかもしれない。ブラケットをしっかり握ることで、ペダリングにこれほど集中できるとは思わなかったし、自然と肘を曲げて上半身を倒すことができそうな感触はあった。身体とバイクの一体感と言えばいいのかな、こういうのって。今までは、どこか乗せられているような感覚があったから、身体が慣れてきたと言えるのかもしれないな。
雑誌やネットの情報を見てしまうと、ケイデンスを上げた方が効率的と捉えてしまい、踏むペダリングはあまり勧められていない気がするけれど、アウター縛りでロングライドをやってみると、踏むペダリングもケイデンスと同じくらい重要なのではないかと思えるようになってきた。踏むのも回すのも両方覚えておいた方が、乗り方の幅が拡がるわけだし、どちらか一方だけが正しいわけではないんじゃないかと思う。自分の理想としては、どちらも同じように上手くペダリングができるようになりたいと思う。後はハンドルやブラケットの握り方を工夫していけば、ペダリングのバリエーションを増やせそうな気がするな。サドルの真ん中で漕ぐのと、後ろ側で漕ぐのも、バリエーションを増やすことになると思う。こういう感覚が残っているうちに、またロングライドに行ってみたくなるんだよな。

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