今日は埼玉サイクルエキスポでマウンテンバイクを試乗してみた。試乗したのはスコットのフルサスペンションのマウンテンバイク2台。スコットだけでなく、トレックやスペシャライズドの人気メーカーは試乗車に乗るための行列ができていたのだが、ハイエンドのマウンテンバイクを用意していたのはスコットだけだったようだ。
多くの人はロードバイクを選んで待っていたようで、マウンテンバイクの試乗は待たされることはなかった。待たされるとしても、試乗コースが短いということもあって、待ち時間もそれほどかかるわけではなかったようだ。
試乗したのは次の2台で、スコットのハイエンドモデル。
Genius 700 plus tuned \925,000
Spark rc 700 world cup \828,000
衝撃を受けたのは、ロードバイクの軽さと比べられるほどの重量で、見た目の印象と乗った印象が随分と異なることを実感させられた。この重量レベルでフルサス。しかも、フルサスの堅さは3段階に調整できるようになっていて、指先のレバーで簡単に切り替えられるようになっている。
ディスクブレーキは違和感のない効き方。ガツッと効くというようなものではなく、初めて乗った自分でも指先でブレーキをコントロールできる感じだった。おそろしいほどのブレーキ性能と言っていい。
デュラエース、シマノの油圧ディスクブレーキ、そしてマビックのエグザリットは、ロードバイクではブレーキの効きが良いと言われているけれど、このマウンテンバイクに乗ってしまうと、ロードバイクのブレーキ性能とは全く比較にならないと思った。
ホイールは27.5インチで、太いタイヤはゴツイ見た目をしているのだが、走ってみると軽快さを感じるもの。この完成度は素晴らしい。世界チャンピオンのバイクなのだから当たり前のことなのだろうけれど、初めて乗った自分でも分かる素性の良さというのはこういうことなのだろうなと思った。
ロードバイクのハイエンドとミドルクラスの違いは確かに存在するし、自分のような素人にもその違いが分かると言えばわかる。でも、その違いの差というのは、ラーメンのゆで時間が僅かに違うとコシが違ってくるようなことを言い当てるようなもので、ゆで時間が10秒くらいの違いを比較しているような差を感じてるようなものなのかもしれない。
マウンテンバイクだと、違いは感覚的なものではなく、数値でハッキリと表せるぐらいになるのではないかと感じた。フルサスでこの軽さだったから、フロントサスのモデルだったらもっと軽快さがあるのだろう。しかも、走行中にサス調整が可能なので、快適性というか、タイヤと路面の対話のレベルはロードバイクの比ではないだろう。
ロードバイクには様々なメーカーがあるし、フレームやホイールの素材や形状も色々ある。クロモリやカーボン、アルミフレームを比較して長所短所がそれぞれ出てくると思うのだが、今日のハイエンドのマウンテンバイクに乗ってしまうと、ロードバイクでは些細な部分をかなり気にしていたのだろうと、改めて感じるようになってしまった。
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