2014年10月6日月曜日

身体の柔らかい人はレース向けのカーボンフレームでも問題がないようだ

一昨日はロードバイク初心者のパートナーを小川の道の駅まで往復するサイクリングをしてきたのだが、ここでサイクリングに最適なロードバイクとはどういうものなのかということを深く考えさせられた。自分としては、サイクリングであればとりあえずコンフォート系がいいだろうと思っていたのだが、どうやらこの考えは違っていたようだ。

パートナーのロードバイクはアンカーRS8で11速の105を装備。ホイールはシマノのRS21となっている。サイクリングロードで何回か走行していたが、今回の小川までの道中はアップダウンが多少あるので、初心者にとってはそれなりにハードなものになるかと思っていた。

自分のロードバイクはキャノンデールのアルミのシナプス。ホイールはコスミックカーボンとなっている。ホイールだけを見れば、パートナーのバイクよりコストが掛かっているので、トータルの性能を比べるとRS8に劣っているわけではないと考えていたのだが、パートナーの感想を聞く限り、RS8の方が性能が上のような気がしてきた。バイクの重量が1kgほど異なるのだが、それだけが理由ではないような気がする。

やはりエントリーモデルのアルミフレームをレースにも使えるカーボンフレームと比較するのは無謀なのかもしれない。自分が初めて小川の道の駅を目指した時のアップダウンではそれなりに脚を使わされた記憶があるし、嵐山渓谷に向かう登り坂ではフロントをインナーにしなければ登れなかったんだけど、パートナーは小川の道の駅までずっとアウターのまま走行していたことに衝撃をうけた。帰宅後もそれほど身体に疲れは出ていないようで、まだ走れるというコメントにも驚かされた。自分が80km弱のアップダウンのある往復に初めて挑戦したときは、疲れが出てきていたのに。これがカーボンフレームの性能なのかと。

いくら初心者だとは言っても、この辺りの登り坂をアウターのまま登れるとは思っていなかったし、場合によっては脚を付いてしまうのではないかと心配していたんだけどね。こういうのを見せられるとカーボンフレームはやっぱりいいのかなと改めて考えさせられるな。

パートナーは腕が長いこともあって、下ハンドルを握ることも苦にならないらしい。通勤でママチャリを使っていることもあって、ロードバイク初心者であるものの脚力を心配する必要はなかったようだ。レース用のジオメトリーであってもそれほど問題はないみたい。自分の場合は身体が硬いこともあって、下ハンドルは辛くなるため、シナプスのようなコンフォート系でハンドルが高く設定されているタイプの有難さに助けられているんだけど。

それぞれのメーカーがレース向けとロングライド向けをラインナップしているので、自分の目的に合ったロードバイクを選べばいいと思うのだが、パートナーのように、初心者であっても身体が柔らかくて腕が長い場合にはレース向けのロードバイクであっても苦にならない事例を見てしまうと、レース系かコンフォート系で単純に分けることができないこともあるんだなと実感してしまった。

RS8の本来の目的はレースなのかもしれないが、パートナーの状況を見る限り、普通にサイクリングを楽しむことができているので、これはこれで良いのではないかと思ってしまう。ただし、パートナーは身体が柔らかくてスタミナにも自信があるようなので、ロードバイクの素養が元々あったと思える。体重も自分より軽いので、ひょっとしたらヒルクライムでは負けてしまうのかも、と思ってしまった。

パートナーがレースに出ることはないだろうけれど、最初からこのポジションで無理なく乗れていることを考えると、レース系のフレームであっても何の問題もなさそうだ。コンフォート系のシナプスの下ハンドルですら苦痛の自分にとっては羨ましい限り。






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