2016年6月11日土曜日

休憩所のバイクラックで感じたロードバイクのヒエラルキー

今日は越生の龍穏寺までのサイクリングで、山猫軒やあじさい街道を散策する感じになった。咲いているアジサイもあったけど、アジサイの見頃は来週当たりになるのだろう。あじさい街道の先まで登ってみると、未舗装となっていたのでそこで折り返し。シナプスの28Cタイヤだったら、その先を目指すことができそうだった。

山猫軒の坂道は異常だと思う。どちらから登るにしても、降るにしても、転倒しないように注意が必要。一方はコンクリート舗装、もう一方はアスファルトなんだけど砂利がばら撒かれてる状況で、途中で力尽きる前に足を付いた方が安全だろうな。砂利ルートから足を付かずに登ったんだけど、今思い返すとちょっと無謀だったような気がする。

越生のルートはやはり厳しいとつくづく思った。6%前後の勾配かと思っていたら、急に10%以上の勾配となる坂道が現れるんだよね。砂利道も出てくるし。

25Cのリアタイヤにキズがあるので、次の新しいタイヤを検討しているのだけれど、23Cに戻してみたいと思っていたのが、こういうルートを走ってみると、やっぱり25Cだよな、と次のタイヤ選択に迷いが生じてきてしまう。







暑さというか、日差しが強くなりそうだったので、龍穏寺で折り返して、途中のシロクマパンに立ち寄ることにした。店に到着すると、先客が数人いて、開店まで数分の間待つことになった。待っている間にも、何人か客が増える感じで、シロクマパン人気は凄いなと思った。

シロクマパンにはバイクラックが用意されていて、そこに自分のバイクを掛けるのだが、そこに置かれたバイクを見てみると、高額なバイクばかりということに気付く。ビアンキ、ルック、デローザ、キャニオン、グレードは色々だったのだけど、ホイールはレーシングゼロ、キシリウムエグザリット、といった状況。

高額バイクばかりが掛けられているバイクラックの隙間に自分のバイクを置く時ってさ、何とも言えないヒエラルキーが感じられる瞬間になるのではないだろうか。パン一つを食べるために立ち寄っただけなのに、そういった瞬間を感じてしまった。

自分のバイクもそれなりのコストが掛かっているのに、何故か気が引けてしまうんだよね。

若い女性も混ざっていたんだけど、ラファのジャージを颯爽と着こなしているのを見ると、さらに、そのヒエラルキーが増幅される感じ。まー、自分が着ていたジャージがセール品の2900円、パンツは1000円だったというのが、その要因になったのかも。ラファのジャージは価格で諦めがついたし、セール品で不満が特になかったという自分への弁明は一応持っているつもりだけどね。

自分が20代の頃を思い返すと、自転車に10万円も使うことはあり得なかったということも、こういうところに繋がるような気もする。

ロードバイクのパーツやブランドの知識が増えれば増えるほど、このバイクはスゲーなっていうのがすぐ分かるようになるわけだけど、こういった知識もヒエラルキーを感じる要因になっているような気がしなくもない。

高額バイクの隣に自分のバイクを置くのは、どういうわけか気が引けるんだよね。心のどこかで、避ける傾向が出てきてしまうのは、おそらく、現実的な場面として、自分の不注意で相手のバイクにキズを付けたくないというのがあるのだろう。ただ、普通に置く分には何の問題もないはずなんだよな。

ロードバイクのヒエラルキーをそれほど気にしていたつもりはないけれど、深層意識の中でこれを取り除くことはできそうもない。やはり、高級ブランドというのは価格以上のものが加算されていくということなんだろうな。


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