2021年12月29日水曜日
レースやイベントに参加する遠征費用は、そのうちロードバイクの価格を超える気がする
2021年12月28日火曜日
Ultegra R8100 12速カセット 11-30Tと11-34Tのどちらにすべきか
CAAD12はフロント50-34T、リア11-32Tの構成。自分にはコンパクトクランクが丁度よい感じなので、3台目のフロントにも50-34Tを予定しているのだが、問題はリアの構成をどうするかというところ。
32Tを使うことはほとんどなくて、滅多に使わないとも言えるけど、踏めなくなる緊急事態だったり、ゆっくり坂道を登りたい時には欲しいと思うギア。そして、気持ちの問題として、最後の1枚の有無は、精神的な余裕につながるというのもある。
Ultegra R8100 12速カセットには11-30Tと11-34Tが準備されているのだけど、問題は今まで使っている11-32Tが存在しないこと。
30Tと34Tのどちらを選ぶべきか悩むんだよね。フロント50-34Tにはどちらが合うのだろうか。
リア28Tの使いやすさが気に入っている点は、フロントとリアの襷掛けを少しでも減らせる位置にあるので、平坦での停止と発進の際には28Tまで落とせば、アウターのままで、踏みやすさが軽減されるところ。
坂道でも28Tであれば、大体のところは登れると思っている。32Tを使う場合というのは、脚力が削られている状態だったり、急な斜度になるわけで、34Tまで自分に必要か?とも思ったりする。
11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27-30T
11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34T
ギアコンビネーションを見ると、どちらも28Tの代わりに27Tが存在。27Tであれば、アウターでの発進の際にも特に問題はないと思える。緊急用として、気持ちの余裕の問題として、最後の1枚を30Tと34Tのどちらにすべきか?
この悩みの解決のため、普段は行くことのない坂道(東峠、顔振峠、子の権現)でCAAD12の11-32Tを試してみることにした。どれも勾配10%以上の坂道がある場所で、子の権現に至っては最大28%という曰くつきの坂道。
東峠と顔振峠は何とか28Tで対処可能な斜度だった。先月の走行距離が生かされているようで、今の自分の体力としては、このぐらいの峠が丁度よく頑張れるといった感じ。帰りは、奥武蔵グリーンラインから鎌北湖を抜けていったけど、相変わらず、奥武蔵グリーンラインのアップダウンは地獄。リムブレーキでは限界を感じる。
Youtuberが東峠から顔振峠を往復して、都内に自走で帰っていく動画を見たけど、化け物だな。おそらく、自分には真似できない。
子の権現は、もともと挑戦したいと考えていた場所で、気になる坂道ではあった。体力的な配分を考えて、脚を残しながら登ったつもりだったんだけど、最後の300mで足を地面につけることになった。残り1kmぐらいの斜度も15%近くになっていたから、簡単に登れるような坂道ではないと実感していたけど、28Tで何とか対応できていたんだよね。
まだ踏める力は残っている中で、最後の300mがダメだった要因としては、32Tでも大変だったんだけど、立ち漕ぎした時のタイヤのグリップを失いそうになるような感覚が生じたから。グリップの感触があったら登れたのか?と言われれば、そうでもない気がする。
勾配28%のコンクリートで、フラフラする状態でビンディングシューズを履いている状況というのは極めて異常。ロードバイクで登る坂道ではないと思う、あの坂は。34Tがあれば登れたのか?とは思えないし。
意外だったのは、子の権現の北側の景観が良かったということ。コンクリートの勾配が有名だけど、景色が良い場所があるとは想像できなかったな。
ロードバイクとしてであれば、30Tを選べばいいのは分かっているけど、勾配8%~10%超に差し掛かった場面では、28Tを使い続ける状態に陥ってしまうのも事実で、本来であれば、ギアの選択肢を増やしてもいいのではと感じる部分。グラベル用コンポのGRXやスラムのような幅広いレンジのギアがあってもいい。
普段は使わないギアだとしても、激坂だったり、ロングで疲れが溜まってきた状態になると、最後のギアで楽ができる状態にしておくことは、あっても困ることはないからね。3台目はオールラウンド的な要素を可能な限り取り込みたいから、34Tという新たな選択肢にも心が揺らぐ。フロント34T、リア34Tの1対1という組合せにしてみたいという気持ちもある。どちらを選べばいいのか悩ましい。
2021年12月27日月曜日
意識が高すぎるのはいいけど、矛盾を感じる記事
自分が言えるのは一つ。趣味で自転車に乗るのであれば、提灯記事やアマチュアレーサーの言葉を鵜呑みにしない方がいいということ。このブログで言いたいことを伝えている自分自身の発言にも当てはまることになるが。
自転車好きなら、S-works roubaix, S-works venge, Cannondale Topstone, の各自転車に興味を抱くと思う。
自分はcannondale slateが出た当初から関心があったし、グラベルバイクとして後継となるtopstoneも本気で考えていたバイクの1台だった。
S-works vengeは言わずもがな。見た目、実績、価格の3拍子が揃う逸材。
S-works roubaixはサス付きロードとして異彩を放つ代物。
https://lovecyclist.me/gravel-road-through-topstone-carbon/
https://lovecyclist.me/sworks-venge-3rd-review/
https://lovecyclist.me/s-works-roubaix-review/
これらの記事を続けて読んでみて欲しい。読んだ後に違和感があったのは自分だけなのだろうか?
提灯記事の方が、それが販売促進という側面があるから理解できるけど、まとめ方がこれだと、単なる個人的感想を言っているだけで、記事を並べて読むと矛盾を感じるんだよね。意識高い系のようなので、それが逆効果になってしまう典型のような気がしなくもない。
Vengeを乗りこなすには・・・・・・どうたら、こうたら、一般人には乗りこなすレベルには達してないと書いてある一方で、Roubaixに対しては、称賛しているように見えて、レース経験者のコメント「買わない」を最後に伝えている。メーカーの売り出し方がよくないとのコメントもついている。
アマチュアレーサーのコメントも興味深い。レースに使うならVengeかTarmacで、Roubaixは選択肢に入らないということらしい。そりゃ、ヨーロッパのプロ選手も、石畳ステージがなければ、そう答えるだろう。
このアマチュアレーサーは、さらに、「でもルーベ乗り続けたら自転車のコントロール力が落ちそう(笑)ちゃんとしたスキル身に付けたい人は、難しい自転車乗りこなしてから買った方が良い気がします。」と言っている。たかが、趣味で乗る大勢の人達に、そういった発言をしてまで、Roubaixを勧めたくないのか?
レース参加者の母数に比べて、レースに参加せずに趣味で乗る人が圧倒的多数なわけだし、万人に読ませたいのであれば、レーサー目線の指摘がどれだけ無意味なのかを推して知るべし。S-works Roubaixはメーカーとプロ選手が石畳という特殊なステージ用に準備したバイクなわけだから、一般人やアマチュアレーサーの思考とは異なる哲学で生産されていると思うんだけどな。
チーム向けにハンドルを下げられるタイプのRoubaixフレームも準備されているし、普通のS-works roubaixも、プロチーム直系の作りを採用しているわけだから、VengeやTarmacと同等に造り込んでいると思う。
Topstoneについては、グラベルロードの紹介ということで、未舗装の場面で走行している写真を掲載しているけど、どうみてもハイキングするような道であって、どちらかというとマウンテンバイクで行くような道にしか見えない。
この記事を見て、ハイキングコースをグラベルバイクで走行するような人が現れたらどうするつもりなのだろうか。マウンテンバイクのコースが公開されなくなった問題を知らないわけでもないだろうに。河川敷の砂利道、田んぼの畦道は都内でも探せば見つかるはずだし、そういうところで撮影すればよかったのではないかとも思う。
Roubaixの記事では、ちゃんと舗装された道が多い国内だと、本領を発揮できる道があるのか、と言っているのに、Topstoneの記事を読むと、そんなことがなかったかのように、ハイキングコースを紹介している。
なんだかな、と感じる記事だった。
今の時期にロードバイクを買うべきか?(価格の高騰、UCI規格によるフレームの見直しなど)
新型コロナウイルス感染症の影響により、世界経済がこれまでになかった状況に陥っている現在、ロードバイクも価格の高騰に見舞われている。
今年の前半に、楽観的予想で貿易が回復しているかのような見解を示していた学者や研究者の意見は何だったんだ?というレベル。ガソリン価格を含めて、大きな変動要因を抱えた状態が続いていることは明白。
一部の湯沸かし器は、パーツが輸入できなくなっているとも聞く。自動車の生産にも支障をきたす事態になりつつあるようだ。
シマノのパーツも例外ではなく、工場の稼働停止の影響により、品不足に拍車がかかってきている模様。ショップによると105のペダルを今注文しても、入荷するのは7月と言われているらしい。店に並んでいる商品は、いつでも補充可能というわけではないようだ。
スペシャライズドの価格見直しは、ショップに寄せられているようで、1万円のタイヤは1~2割程度の価格が上がる見込みとのこと。完成車の価格も見直しの対象になっているらしい。タイヤですら値上りになるのだから、全てのパーツが値上りすることになるのだろう。
各メーカーの工場が停止しているだけでなく、輸送に使用されるコンテナの単価が上昇していることもあって、これまでのような輸入コストとは別次元になっていることも影響しているようだ。
緊急事態宣言などで遠出ができなくなったこともあって、身近にできる運動ということでロードバイクの人気が上昇してきているとのことも品不足に拍車をかけているのかもしれない。
一部のロードバイクモデルの注文では、2023年以降とも言われたとの話もある。店長によると、昔のオーダーフレームのように、注文してから手元に届くまでに日数を要する事態らしい。
価格の高騰は、今だけの話になるのか?少し待てば、経済が回復して、価格も戻るのではないか?自分は経済の専門家ではないが、素人的に考えられるのは次の事項
(1)新型コロナの影響以前も、ロードバイクの価格は年々上昇していた。
(2)ディスクブレーキ化によって、ロードバイクの価格は、より高価なものに。
(3)米中関係を見る限り、中国製で低コスト化を実現する見込みは薄い。
(4)現地工場の正常稼働もしくは別の生産国での工場の稼働は1年以上先。
まー、総合的に考えれば、価格の高騰はしばらく続く。経済回復がいつの時期になるかという課題に応えられる人はいないと思う。楽観的に捉えるか、悲観的に捉えるかで、どの時期に回復するとしか言えないだろう。
普通に考えれば、ここまでネガティブな条件が揃ってしまうのであれば、今の時期にロードバイクを買う必要性は低い。日常生活に必要な物資に注視すべきで、趣味にコストをかける時期ではない。
UCI規格のフレームの見直しも、今の時期に買うべきではないという判断になる。エアロフレームについては、これまでになかった形状で開発が進むだろうし、現状の形状は過去のものになってしまうのは明白。
こういう背景がある中で、自分はロードバイクの購入に踏み切った。しかも、ハイエンドモデルとも言えるような代物に手を出すことになった。
UCI規格の見直しで、今のフレームは過去のものになるし、価格が高騰している現時点で、何故、購入に踏み切ることになったのかは以下の理由による。
(1)欲しいのはエンデュランス系のロードバイク
今後もレースに出るつもりはないし、出るとしてもイベントもしくは草レースで、転倒の危険があるような走行するつもりはない。レースポジションに拘ってタイムや重量を気にしてしまうと、自転車の楽しみが無くなる気がするのが大きな理由で、レースをするためにロードバイクを買うつもりはない。レースで生計を立てていないし、アマチュアレースに参加する意欲があるわけでもない。自分はレースに参加する立場ではなく、観戦する立場。サイクリングロード、林道、全国各地の観光場所を走行してみたいというのが自分の欲求。ゆるポタ(ちょっと速い程度)の健康的な走りを求めているわけで、自分に合っているのはエンデュランス系のロードバイクというのが分かっている。最初の1台目からそうだったわけだし。ただ、ある程度の走りの軽快さが欲しいので、グラベルバイクにするつもりはない。
(2)新たなUCIフレームは高価なものになる(素人的な考え)
新たなUCIに合わせたフレーム形状がどのようになるのか気になるところだけど、予想されているのはTTバイクの要素が追加されていくのではないかということ。TTバイクのような形状になっていくのは理解できる。ただし、初期開発コストが上乗せされることになるし、本来TTバイクは高価な部類なわけで、創成期の新たなフレーム完成車の価格が安くなるはずがない。1年目は試行錯誤のような出来栄えになるだろうし、各メーカーが競うことで最適解の形状が出来上がるのだろうけど、完成までには数年待つ必要があると思う。
(3)UCIレースと関係性の低いグラベルバイクのフレーム形状は今後も大きく変化しない(素人的な考え)
一方で、グラベルバイクは変更が加わるとしても、UCIルールの影響は少ないと思える。2022年モデルのスペシャライズドCruxを見る限り、オーソドックスな形状を踏襲しているのが分かるし、奇抜な形状が求められているわけでもなさそう。UCIルール変更となるこのタイミングで、こういった形状のフレームを出すくらいなのだから、素材やコンポーネントは進化していくのだろうけど、フレーム形状については、これが一つの最適解とメーカーは考えているのではないだろうか。
(4)シマノのデュラエースとアルテグラが今年モデルチェンジしたばかり
コンポーネントが刷新されたばかりなわけで、数年はこの仕様が標準になることを考えると、1年2年待ったところで、変化はないと思われる。シマノのパーツの供給不足が深刻化すると、需要と相まって、来年以降の価格に影響が生じるのではないかと考えてしまう。
(5)2年待っても、価格は低下しないという判断(素人的な考え)
正直なところ、ショップの店長に現状を聞くまでは、そんなことないだろ?という感じだった。パーツを注文すれば、1~2週間もあれば店に届くことになると思っていたし、店頭に並んでいる2022年モデルの完成車を見る限り、品不足になっているとは思えなかったから。ただ、ネットを調べてみると、コロナ禍による影響で、今年の初めの頃から品不足を指摘している自転車屋が幾つか出てくる。1年待つという選択肢もあったけど、1年後の価格を考えてみると、価格が安くなる予測もある一方で、価格が上昇する可能性もある。個人の見解になるけど、1年後のロードバイク価格は全体的に上昇しているのではないかと予想。
(6)今の店舗に在庫している物を買った方がお買い得(素人的な考え)
たまたま、ショップの壁に飾られていたフレームが自分の身長に適合するもので、ショップのオリジナル完成車として販売できるという説明を聞くことになったのがきっかけ。スペシャライズド・ルーベ2022モデル(アルテグラDi2完成車¥90万円)と比較しても、遜色のない価格帯。Di2を外したくなかったので、旧モデルの11速Di2で組んでもらうとどうなのか、12速アルテグラDi2はどうなのか?といったことを相談してみると、答えは出たも同然という状況だった。
冷静に考えると、自転車に100万円以上も支出するのは馬鹿げていると思う。自転車で生計を立てているわけでもないし、レースをしているわけでもない。既にロードバイクを所有している中で増車する理由も見つけにくいんだよね、普通に考えると。
ただ、生涯の趣味としてのロードバイクの魅力、ストレス発散や健康管理としての機材という視点で見ると、この3台目のロードバイクが自分の中では集大成であり、最後のロードバイクになると思うと、中途半端なものでいいのか?という議論が自分の中で沸き起こるんだよな。
結局、100万円がどういう価値を持つのかということに行き着く。リムブレーキでは不満だったブレーキ性能は油圧ディスクで満足できるし、サテライトスイッチを含めてDi2は外せない選択肢。コンポーネントが刷新されたばかりなので、この規格は数年で大きく変わることはない。6年前のディスクブレーキ創成期の完成車(Tarmac SL5 disc)の価格が98万円だったことを考えても、自分が欲しいと思う理想的なバイクの価格は簡単に値下がりしないというのが分かり切っているわけで、コロナ禍による価格上昇が見込まれる現在のことを考えてみると、購入に踏み切ることになった。
まー、今の時期にロードバイクを買う判断は正常ではないと思う。気分的な勢いを整理してみただけであって、本当は様子見した方がいいに決まっていると思うから。来年以降の価格の値上げを考慮すると、今の時期の購入で値上げ分は損することはないだろうという素人的な判断にすぎないんだよな。
それにしても、油圧ディスクブレーキDi2の低価格化はいつになったら実現するのだろうか。
2021年12月22日水曜日
アルテグラDi2 Disc完成車の価格(2022年モデル)は10年前のハイエンドモデルよりも高価
(1)Cervelo R5 Ultegra Di2完成車 ¥1,188,000(税込)
ホイールはNew Reserve 34/37mm DT370
(2)Specialized Tarmac SL7 Expert shimano Ultegra Di2 ¥902,000(税込)
ホイールはRoval C38
(3)Cannondale SuperSix EVO carbon disc Ultegra Di2 ¥737,000
ホイールはHollowgram 45 KNOT
(4)Trek Madone SLR 7 ¥1,053,800
ホイールはBontrager Aeolus Pro 51
ホイールはFulcrum wind 40 DB(画像のホイールは別のもの)
(7)Bianchi Oltre XR4 Disc shimano ultegra Di2 disc ¥874,500(税込)
ホイールはFulcrum racing 400 disc brake
有名メーカーのアルテグラDi2 Disc完成車の価格は69~110万円。ジャイアントのコストパフォーマンスがよく分かる感じ。ホイールを良いものに変えようとすると、+20~30万円かかるといったところ。全体的に10年前のハイエンドモデルよりも高価になっている気がする。
Di2ディスクモデルを50~60万円台で買えるような時代は来るのだろうか。
2021年12月13日月曜日
ディスクブレーキのロードバイクを購入した場合、今まで乗ったリムブレーキをどうするのか?
自分の場合、次の新車が3台目で、1台目と2台目はこのまま部屋置きにして、売却や処分を考えているわけではない。3台も持っていて意味があるのか?と考えることはあるし、1台だけあればいいじゃん、というのも理解しているけど、気持ちの中では、そうでもないんだよな。
1台目も2台目も思い入れのあるバイクだからこそ、処分はできない。部屋に置けない状態になったら、実家にでも置くつもりだし、職場の異動があれば、1台目を通勤で使う可能性もあるから、将来的に必要になることを考えると、簡単に手放す気にならない。
1台目は2012年モデルのアルミのエントリーモデルだから、リムブレーキに不満があるし、車体も軽いわけではない。2台目は高性能アルミを目指したもので、ホリゾンタル形状のフレームとディープリムの見た目がお気に入り。
車だったら、車検や整備でコストが掛かることになるけど、自転車はそういうコストが発生しない。部屋置きで埃をかぶらない状態にしておけば、いつでも走れる状態。
3台目のディスクブレーキを購入した後でも、1台目と2台目に乗らなくなるかと言えば、そういうことにはならないと思う。なぜなら、3台目は価格が高すぎて、気軽に使う気が失せるので、3台をそれぞれ使い分けることになると思うから。
複数台持ちになって実感するのは、パーツの乗せ換えや使いまわしは止めた方がいいという点。その時のフレームは、その時のコンポーネントに合わせるのがいいと思うし、アップグレードするにしても、せいぜい1世代程度の差にしておくべきで、その時代に合わせたセッティングのまま残しておくのがいいのではないだろうか。当時は、こういうのが付いていたよな、って感じに。
1台目は10速、2台目は11速、3台目は12速、なので、3台ともシマノのコンポーネントを使っているのに、互換性がそもそもない。エントリーモデル、ミドル、ハイエンド、それぞれの状況に合わせて使うことになるので、パーツの乗せ換えに意義を感じない。
部屋置きで保管場所に困らないのであれば、思い入れと共に、リムブレーキ車は残しておく方がいいんじゃないかな。エントリーモデルは、こんなものだったんだなという初心を忘れないようにするためにも。
2台掛けできるスタンドにすれば、インテリアとして、それっぽい雰囲気になるし、趣味としても、贅沢な気分を味わえる気もしてくる。盆栽としてだけでなく、走ろうと思えば、そのまま使えるのも利点なわけだから。
2021年12月12日日曜日
2021年に購入可能な20万円前後のカーボンホイール
これから購入する新車に履かせるホイールは何がいいのか、色々と調べてみると、価格破壊というか、自分が知っていた5年前の状況と大きく異なる展開になっていることに衝撃を受けた。
参考として、8年前に購入したリムブレーキのコスミックカーボンエグザリットの価格は20万円で、カーボンホイールは価格が高すぎて、自分の選択肢として最初から外れていた。クリンチャー用もあったけど、チューブラー用がほとんど。20万円でも届かない価格だったのがカーボンホイール。
カーボンクリンチャーのリムブレーキだと、ブレーキの発熱でパンクのリスクがあるのに対し、ディスクブレーキ用のカーボンホイールは、クリンチャーにもなるし、シーラントを入れてチューブレスとしても使用可能。自分が知る昔のカーボンホイールの面影はない。全く新しい概念のホイールに思える。
まずは、スペシャライズドのホイールRapide C38 Disc、価格は前後セットで11万円(税込み)。
前後セットで11万円というのは衝撃を受けた。重量はモデルの時期によるみたいだけど、前後合わせて1560~1600gらしい。性能的には、これで十分だろうし、価格を抑えたい自分としては、これで決定だった。店長にも勧められたホイールだし、ネット上での評価も高い優秀なホイールと言える。2021年12月11日土曜日
6年前のディスクブレーキのハイエンドモデル価格について、S-works tarmac sl7(2021年:販売価格165万円)、tarmac sl5 disc (2015年:販売価格98万円)
S-works tarmac sl7 販売価格165万円(2021年)
S-works tarmac sl5 販売価格 98万円(2015年)
この価格差を実感できる人はいるだろうか?2015年当時はディスクブレーキモデルがほとんど存在しない状態で、多くの人には興味の対象ですらなかったあの当時、98万円のバイクを買っておけば良かったという後悔を今することになるとは。
ロードバイク沼にハマったことで、2022年モデルのスペシャライズドの新車を手にしたいと考えている中で、最近発表されたセカンドモデル完成車価格90万円に衝撃を受けたので、当時のモデルはどうだったのかを調べてみると、まさしく、自分は、このモデルに試乗していたんだよね。
この動画の説明にあるとおり、もともとS-works tarmac sl5は高い評価を受けている。ただ、フレームやホイールは、現状のディスクモデルのような規格化された状態ではないので、創成期モデルならではの造り込みらしい。それにもかからわず、スラムレッドに載せ替えが可能ということは、まだ数年は、2022年セカンドモデルの性能には十分匹敵するということかも。2015年に販売されていたロードバイクで、現在もアップグレード可能なフレームというだけでもS-works tarmac sl5の価値はあると思う。
ちなみに、当時の試乗会で最も強烈な印象を残した1台だった。この時は、フレームサイズを勘違いしていたようだけど、このフレームサイズは自分の身長に合っている物を試乗していた。ホイールはロバールの40mmで、電動シフト+油圧ディスクブレーキになるので、今のモデルの元祖みたいなもの。
tarmac sl5 discの当時の販売価格は98万円。試乗車の中で一番高いモデルと聞かされていた。リムブレーキモデルのデュラエース完成車は92.6万円で、画像に赤白フレームが写っているのが残っている。この時の試乗会では、ディスクブレーキモデルに関心を持つ人が少なく、リムブレーキモデルの試乗車の方が人気があった。だから、tarmac sl5 discの試乗に待たされることがなかったから、とりあえず乗ってみたんだと思う。
tarmac sl5については、このネット記事に詳しく書いてある。https://www.cyclowired.jp/microsite/node/137539
tarmac sl5 discの完成度とディスクブレーキの凄さに衝撃を受けたから、当時のリムブレーキのハイエンドモデルの性能が霞んでしまっていたのを覚えている。白石峠の下りで握力がなくなりそうになる感覚が嫌になる自分としては、リムブレーキの限界を知らせてくれた存在だった。
当時、ロードバイクに98万円なんて出す気もなかったから、当然、購入の候補からは外れていたし、ディスクブレーキモデルが普及してきたら、もう少し価格が下がってくるんじゃないかと思っていたんだよね。この時は。
2021年12月現在、今のS-works sl7の完成車価格は165万円、セカンドモデルのアルテグラDi2で90万円の価格設定がされていることを考えると、当時、98万円のtarmac sl5 discを買っておけば、それでよかったんだと思う。まじで。こんなことが起こるものなのか?と、つくづく感じる。
機材が進化した分の価格が、sl5よりもsl7が高くなる理由となるのは分かるけど、そうであれば、sl5のスペックは、sl7のセカンドモデルと比較してどうなのか?価格を含めてどうなの?という感じになる。
2015年のハイエンドディスクは、ハイエンドリムブレーキよりも高価で、今のセカンドモデルの価格に近い。一方で、現在のリムブレーキモデルはハイエンドのラインナップから姿を消してしまった。
新型コロナウイルス感染症の影響により、今後も販売価格の上昇が見込まれると考えると、あの時の98万円はお買い得だったんだなと。sl5のディスクブレーキ版は今でも欲しいと思える機材で、価格も現在のセカンドモデルと遜色のない状態。
まー、6年前から本格的なディスクブレーキモデルをスペシャライズドは販売してきたわけだから、改良を加えられた現在のディスクブレーキモデルは、より洗練されてきているだろうし、価格が上昇してしまうのも仕方がないと考えるしかない。
Di2のディスクブレーキモデルが50万円台で買える時代が来ると思っていたけど、数年先の話になるのかもね。
2021年12月8日水曜日
2022モデル、欲しい新車の価格が予想を超える金額に