CAAD12はフロント50-34T、リア11-32Tの構成。自分にはコンパクトクランクが丁度よい感じなので、3台目のフロントにも50-34Tを予定しているのだが、問題はリアの構成をどうするかというところ。
32Tを使うことはほとんどなくて、滅多に使わないとも言えるけど、踏めなくなる緊急事態だったり、ゆっくり坂道を登りたい時には欲しいと思うギア。そして、気持ちの問題として、最後の1枚の有無は、精神的な余裕につながるというのもある。
Ultegra R8100 12速カセットには11-30Tと11-34Tが準備されているのだけど、問題は今まで使っている11-32Tが存在しないこと。
30Tと34Tのどちらを選ぶべきか悩むんだよね。フロント50-34Tにはどちらが合うのだろうか。
リア28Tの使いやすさが気に入っている点は、フロントとリアの襷掛けを少しでも減らせる位置にあるので、平坦での停止と発進の際には28Tまで落とせば、アウターのままで、踏みやすさが軽減されるところ。
坂道でも28Tであれば、大体のところは登れると思っている。32Tを使う場合というのは、脚力が削られている状態だったり、急な斜度になるわけで、34Tまで自分に必要か?とも思ったりする。
11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27-30T
11-12-13-14-15-17-19-21-24-27-30-34T
ギアコンビネーションを見ると、どちらも28Tの代わりに27Tが存在。27Tであれば、アウターでの発進の際にも特に問題はないと思える。緊急用として、気持ちの余裕の問題として、最後の1枚を30Tと34Tのどちらにすべきか?
この悩みの解決のため、普段は行くことのない坂道(東峠、顔振峠、子の権現)でCAAD12の11-32Tを試してみることにした。どれも勾配10%以上の坂道がある場所で、子の権現に至っては最大28%という曰くつきの坂道。
東峠と顔振峠は何とか28Tで対処可能な斜度だった。先月の走行距離が生かされているようで、今の自分の体力としては、このぐらいの峠が丁度よく頑張れるといった感じ。帰りは、奥武蔵グリーンラインから鎌北湖を抜けていったけど、相変わらず、奥武蔵グリーンラインのアップダウンは地獄。リムブレーキでは限界を感じる。
Youtuberが東峠から顔振峠を往復して、都内に自走で帰っていく動画を見たけど、化け物だな。おそらく、自分には真似できない。
子の権現は、もともと挑戦したいと考えていた場所で、気になる坂道ではあった。体力的な配分を考えて、脚を残しながら登ったつもりだったんだけど、最後の300mで足を地面につけることになった。残り1kmぐらいの斜度も15%近くになっていたから、簡単に登れるような坂道ではないと実感していたけど、28Tで何とか対応できていたんだよね。
まだ踏める力は残っている中で、最後の300mがダメだった要因としては、32Tでも大変だったんだけど、立ち漕ぎした時のタイヤのグリップを失いそうになるような感覚が生じたから。グリップの感触があったら登れたのか?と言われれば、そうでもない気がする。
勾配28%のコンクリートで、フラフラする状態でビンディングシューズを履いている状況というのは極めて異常。ロードバイクで登る坂道ではないと思う、あの坂は。34Tがあれば登れたのか?とは思えないし。
意外だったのは、子の権現の北側の景観が良かったということ。コンクリートの勾配が有名だけど、景色が良い場所があるとは想像できなかったな。
ロードバイクとしてであれば、30Tを選べばいいのは分かっているけど、勾配8%~10%超に差し掛かった場面では、28Tを使い続ける状態に陥ってしまうのも事実で、本来であれば、ギアの選択肢を増やしてもいいのではと感じる部分。グラベル用コンポのGRXやスラムのような幅広いレンジのギアがあってもいい。
普段は使わないギアだとしても、激坂だったり、ロングで疲れが溜まってきた状態になると、最後のギアで楽ができる状態にしておくことは、あっても困ることはないからね。3台目はオールラウンド的な要素を可能な限り取り込みたいから、34Tという新たな選択肢にも心が揺らぐ。フロント34T、リア34Tの1対1という組合せにしてみたいという気持ちもある。どちらを選べばいいのか悩ましい。
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