S-works tarmac sl7 販売価格165万円(2021年)
S-works tarmac sl5 販売価格 98万円(2015年)
この価格差を実感できる人はいるだろうか?2015年当時はディスクブレーキモデルがほとんど存在しない状態で、多くの人には興味の対象ですらなかったあの当時、98万円のバイクを買っておけば良かったという後悔を今することになるとは。
ロードバイク沼にハマったことで、2022年モデルのスペシャライズドの新車を手にしたいと考えている中で、最近発表されたセカンドモデル完成車価格90万円に衝撃を受けたので、当時のモデルはどうだったのかを調べてみると、まさしく、自分は、このモデルに試乗していたんだよね。
この動画の説明にあるとおり、もともとS-works tarmac sl5は高い評価を受けている。ただ、フレームやホイールは、現状のディスクモデルのような規格化された状態ではないので、創成期モデルならではの造り込みらしい。それにもかからわず、スラムレッドに載せ替えが可能ということは、まだ数年は、2022年セカンドモデルの性能には十分匹敵するということかも。2015年に販売されていたロードバイクで、現在もアップグレード可能なフレームというだけでもS-works tarmac sl5の価値はあると思う。
ちなみに、当時の試乗会で最も強烈な印象を残した1台だった。この時は、フレームサイズを勘違いしていたようだけど、このフレームサイズは自分の身長に合っている物を試乗していた。ホイールはロバールの40mmで、電動シフト+油圧ディスクブレーキになるので、今のモデルの元祖みたいなもの。
tarmac sl5 discの当時の販売価格は98万円。試乗車の中で一番高いモデルと聞かされていた。リムブレーキモデルのデュラエース完成車は92.6万円で、画像に赤白フレームが写っているのが残っている。この時の試乗会では、ディスクブレーキモデルに関心を持つ人が少なく、リムブレーキモデルの試乗車の方が人気があった。だから、tarmac sl5 discの試乗に待たされることがなかったから、とりあえず乗ってみたんだと思う。
tarmac sl5については、このネット記事に詳しく書いてある。https://www.cyclowired.jp/microsite/node/137539
tarmac sl5 discの完成度とディスクブレーキの凄さに衝撃を受けたから、当時のリムブレーキのハイエンドモデルの性能が霞んでしまっていたのを覚えている。白石峠の下りで握力がなくなりそうになる感覚が嫌になる自分としては、リムブレーキの限界を知らせてくれた存在だった。
当時、ロードバイクに98万円なんて出す気もなかったから、当然、購入の候補からは外れていたし、ディスクブレーキモデルが普及してきたら、もう少し価格が下がってくるんじゃないかと思っていたんだよね。この時は。
2021年12月現在、今のS-works sl7の完成車価格は165万円、セカンドモデルのアルテグラDi2で90万円の価格設定がされていることを考えると、当時、98万円のtarmac sl5 discを買っておけば、それでよかったんだと思う。まじで。こんなことが起こるものなのか?と、つくづく感じる。
機材が進化した分の価格が、sl5よりもsl7が高くなる理由となるのは分かるけど、そうであれば、sl5のスペックは、sl7のセカンドモデルと比較してどうなのか?価格を含めてどうなの?という感じになる。
2015年のハイエンドディスクは、ハイエンドリムブレーキよりも高価で、今のセカンドモデルの価格に近い。一方で、現在のリムブレーキモデルはハイエンドのラインナップから姿を消してしまった。
新型コロナウイルス感染症の影響により、今後も販売価格の上昇が見込まれると考えると、あの時の98万円はお買い得だったんだなと。sl5のディスクブレーキ版は今でも欲しいと思える機材で、価格も現在のセカンドモデルと遜色のない状態。
まー、6年前から本格的なディスクブレーキモデルをスペシャライズドは販売してきたわけだから、改良を加えられた現在のディスクブレーキモデルは、より洗練されてきているだろうし、価格が上昇してしまうのも仕方がないと考えるしかない。
Di2のディスクブレーキモデルが50万円台で買える時代が来ると思っていたけど、数年先の話になるのかもね。
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