2014年2月11日火曜日

SPD片面ペダル(シマノDeore XT PD-T780)とSPDシューズ

彩湖の試乗会で自分のペダルを装着して試乗することで改めて考えさせられたことは、自分はこのままSPDペダルを使い続けていくことになるのだろうかということ。使っているロードバイクがエントリーモデルということもあって、装備の面で言えば今のペダルに全く不満がないのだが、ロードバイクにはまっている人達を見ると多くの人がSPD-SLペダルを装着しているので、SPD-SLが気になるところ。

ロードバイクに乗り始めた当初はSPDペダルの装着に慣れていなかったので、シューズとペダルをカチッと嵌めるのに苦労したんだけど、1年半使ってみて思うのは、自分のライドではこの片面ペダルの恩恵を受けた使い方をしていて、この乗り方に慣れすぎてしまったというのが正直な感想。自分の場合、家からサイクリングロードや郊外に出ていくためには市街地を通過しなければならない。市街地を通過する時は両足をフラット面で使用することが多く、戻ってくる際にも市街地を通過することになるので、このときは必ず両足をフラット面で使うことにしている。

自分の感覚としては、フラット面で走った方が危険回避に役立つのではないかと思う。SPDシューズでもフラット面を使えるのが魅力(若干滑りやすいけど)。市街地での危険回避に当たっては、急停止を想定した徐行が必要になるし、信号を含めて一時停止の場面が多くなるので、クリートをペダルに付けて走るのは面倒くさいと感じてしまう。車と歩行者の通行が多い道路になると、速度もそんなに出せるような状況でもなくなるわけで、フラット面でも十分な速度域で走行することになる。

SPD片面ペダル(PD-T780)を使っているのだが、どちらかというと、このペダルはロードバイクに相応しい形をしているわけではない。マウンテンバイク用なので当然と言えばそうなのだが、このペダルを使っていて、フラット面にしろ、クリート装着面にしろ、どちらにしても踏む面積が小さいと感じたことはない。何故、この話をするのかというと、SPDとSPD-SLの違いとして踏む力が伝わる面積が異なると言われているからであって、SPD-SLの方はプロが使うくらいなので踏む力がより伝わりやすくなるのは間違いないと思う。しかしながら、今のところ、このSPDペダルで力が逃げてしまう場面に出くわしたことがないので、SPD-SLとの違いがあるにしても自分で実感できるのかどうか自信がない。プロというか、相当な脚力のある人が使うときに力が逃げてしまうということなのかもしれない。

片面フラットSPDの一番良いと思う点は、ロングライドの帰り道で両足を外して漕ぐことができるところ。これが本当に一番の理由。歩くのが楽ということもあるけれど、SPDであっても歩く際にはクリートがガリガリするのが分かるので積極的に歩きたいとは思わないし、SPD-SLだともっと歩きにくくなるわけで、そういうのはちょっと面倒くさいと思ってしまう。片面フラットだと、疲れた状況でダラダラと速度を落として走行することが可能なペダルになるので、いちいちクリートを装着したり外したりする必要がないのは本当に気楽なもんだよ。疲れてくると立ちごけのリスクが高まってくるのだけれど、フラット面を使えば完全にこれを回避できるようになるのも良いところと言える。

気になるのは、SPD片面ペダルを使っていると初心者というイメージがあるということと、形状的にロードバイクに似合わないといったことになるのだが、走行中の自分からすればペダルを見ることなんてないので特に気にするところでもなくなっちゃうんだよな。ペダルに反射板が組み込まれているのもカッコいいものではないんだけど、走行中の自分からは見えない部分になるし。ロングライドの終盤で疲れた時に市街地を通過するときのメリットの方が大きいので、これで充分満足してしまっているし、今後もしばらく愛用していくことになりそうな感じはする。

問題はシューズの方であって、初心者向けのシマノのSPDシューズはお世辞であってもカッコいいとは言いにくい。見た目はちょっとアレなんだけど、フィット感は気に入っているのでこのシューズもしばらく使い続けていくことになると思う。ただし、雑誌のインプレ記事やロードバイク愛好者のシューズを見ると、みんな結構カッコいい奴を履いていることに気付くようになってしまい、自分も見栄えがいいシューズが欲しくなってきてしまうんだよね。SPDでカッコいい奴はどんなものがあるのかと思って調べてみると、自分の中でベストのものが見つかってしまった。

ベストと思ったシューズはMavicのフーリー(¥39,900円)。ロード用のゼリウムがカッコよくていいなと思っていたんだけど、所詮自分の使い方ではSPDが適切だということを深く理解しているので、ゼリウムは手の届かない(価格もそうなんだけど)シューズだと諦めがついていたんだけど、そのマウンテンバイク版があったとは。ただし価格がちょっと問題。他のブランドのシューズを比較してもこの価格は慎重に吟味する必要がある。シューズは消耗品なんだし、使っていくうちにどうしてもボロボロになってしまうわけで、どのくらい耐久性があるのかが気になる。Mavicのホイールを注文したわけで、どうせならシューズもフーリーにしてみたいという気持ちがあるんだけど、即決は難しいわな。












2014年2月10日月曜日

Mavic Cosmic carbone SLEを注文

前のブログで色々と自己分析やらホイール性能を書き綴ってしまったが、もうとっくに結論は出ていたような気がする。今日、仕事帰りにショップに寄ってホイールを注文することになった。店長さんからも色々とお話を伺い、Mavicのホイールの特徴を教えてもらえたのだが、試乗会で感じたイメージと重なる内容だったし、試乗したからこそ納得できる説明だった気がする。

まー、このクラスのMavicのホイールだったら、他のホイールと比べても欲しいと思わせる迫力というか魅力がある。これより上のグレードを求める場合にはフルカーボンホイールとなり、Mavicで言うと、コスミックカーボンアルチメイト(約55万円)しかないのではないかと思う。さすがにカーボンホイールを求めるのは、今の自分にとって勇気が必要というか、あまり自分の用途に合っていない感じがするので、購入対象にはならないけれどね。やっぱり普段使いを考えるとアルミのクリンチャーっていうのは大きいよ。自分にとってはCosmic carbone SLEがホイールとして究極のものになるな。

Cosmic carboneについて色々と調べれば調べるほど、Mavicのロングセラーで結構長い歴史があることを知ることになった。ロゴのシールのデザインが何回か変わってきているものの、基本的なところは変わっていないようで、SLEになってエグザリット加工が追加されたのが比較的最近のことらしい。歴代のロゴを実物で見たことはないのでなんとも言えないけれど、現行モデルのロゴは歴代のものと比較して一番良いデザインだと思えることも購入する動機かな。おそらく次のモデルではロゴが変わっていくことになるんだろうけど、現行のロゴのままでいいと思えるぐらい気に入っている。

ロードバイク生活を続けていくことが自然になってきたので、長く愛用できるホイールを使いたいと考えるようになると、実用性があるだけでは満足できなくなってくる。やはりホイールのデザインは重要な要素で、2012モデルのSynapse alloy BBQカラーに合うホイールが欲しくなってしまう。こういった考えはシリアスなサイクリストだけでなく、初心者を含めた普通のサイクリストにも当てはめることができる重要な要素だと思えるんだよね。

今回の購入の決断を後押ししたのは、Cosmic carbone SLEの性能は当然のことなんだけど、これがロングセラーということだけでなく、長く愛用している人達が世界中にいるということで、自分も同様に長く愛用できると思えることが大きい。そして、今の時代のフレームに合うホイールは、やっぱり今のラインナップで揃えていきたいと思うのもあるからね。

数年前のモデルをネットで見ていくと、時代を感じさせるものから、今でも通用しそうなデザインまで様々なロードバイクがあるわけだけど、Cosmic carbone SLEとマットブラックのフレームの組み合わせは、時が経っても簡単には陳腐化しない組み合わせになると思う。簡単には陳腐化しないデザインで、性能を含めて長く愛用できると分かっているものであれば、十分な購入動機になると思うし、自分はそのようになってしまったと言うしかないな。

Cosmic carboneの性能の長所となるのは、長く愛用できるということに尽きるのではないだろうか。このことは初心者であっても上級者であっても違いはないと思える。この先、カーボンフレームあるいは軽量アルミフレームに手を出すことになったとしても、Cosmic carbone SLEはほとんどのフレームに合いそうな感じはするので、そういう状況になってもホイールで悩むことはないだろうし、ディスクブレーキが一般的になったとしても、エグザリットのブレーキ性能はそれを十分にカバーできるわけで、今後の動向が多少変わろうとも、Cosmic carbone SLEの存在価値は変わらないと思えるぐらい。まー、自分の勝手な思い込みになってしまうけれど、良い買い物になると思っている。






2014年2月9日日曜日

シクロクロス東京2014を観戦

今日はお台場で開催されたシクロクロス東京を観戦してきた。去年に続いて2回目の観戦となったのだが、大雪の影響のため観戦者は去年の方が多かった気がする。お台場付近の車の通行も少なかったので、観戦者というよりもお台場への観光客そのものがあまりいなかったんだと思う。昨日は雪が降り続ける最悪のコンディションだったと思うが、今日は晴天で寒さもそれほど気にならなかったため良い感じで観戦することができた。それにしても、選手達は凄いよね。雪が残る状態の中で走り続けるわけだから。

ロードバイク歴1年半という初心者なので、乗り始めてから色々なネットサイトを調べて来ていることもあって、それなりに誰がどういった選手で、誰がどういった関係者なのかといったことが少しずつ分かってきたんだけど、会場をうろついていると、そういった関係者が身近なところを歩いていることに気付く。海外招待選手も会場を歩いていたりするので、観戦者と同じように会場を動き回っている感じになるのだろうか。自分はゴルフ観戦をすることもあって、女子プロ選手の近くで観戦したりするんだけど、ゴルフでは写真撮影はできないことになっている。それと比べると、自転車のイベントは写真撮影が自由だし、会場内で色々と撮影ポイントを探すこともできるので、かなり自由な観戦ができると思える。選手と大会関係者、それと観戦者の間に敷居がほとんどないところは大きな魅力の一つだと思った。

出発時間が遅くなったので、会場に到着した時はエリート女子のレースが終盤に差し掛かったところだった。あのコースをよく自転車で進んでいけるなと思った。自分は家から駅まで自転車を使ったんだけど、雪が残っているところは漕ぐのが大変になるだけでなく、自転車を安定させることも難しくなるので、降りて歩くしかなかったのに、こういった選手はそのまま突き進んでいくわけだからね。気力というか根性も必要になるに違いない。

エリート男子はザック・マクドナルド選手の圧勝。一人だけスピードが違う感じ。自分でも知っている実力のある選手が一緒に走っているのに、あれほどのリードを広げていくわけだからね。エリート選手の身体つきをみると脚力がどれも異次元な感じがするのに、その中で突出したスピードを出してくるザック選手は凄すぎる。それと、走り終わった後に、選手達が集まってくる場所は印象に残ったな。なんというか、戦いを終えた選手同士がお互いの健闘を称えている感じで、こういったところも見所の一つになると思った。ロードバイクで走り終えた心地よい達成感と疲労感は、ロードバイクをやり始めた人には共感できるものがあると思うし、選手達の健闘は自転車に乗っている人であれば誰でも共感できるのではないだろうか。

帰りに外付けハードディスクの買い物をしたかったので、表彰式は見送ることとなった。帰りは秋葉原で買い物をして、御徒町の販売店にも寄り道をすることに。それにしても秋葉原は人が多いんだな。ここは大雪も関係なさそうだ。これだけ人が多いんだから、ここで自転車のレースをやってもいいのではないのだろうか。外国人観光客も多いし、歩行者天国のノウハウもあるのだから、誰かが企画をして粘り強く交渉していけば物凄い集客効果が見込めそう。まー、部外者の自分が適当な意見を言っているだけなので、責任のある発言はできないけれどね。

御徒町の店にはターゲットにしているMavic Cosmic carbon SLEがあったので値段をチェックしてみると、この店であってもそれほどの値引きになっていないんだなという感じ。それなりに人気があるということなのかもしれないな。シクロクロスでディープリムを多く見かけたのだが、やっぱりディープリムは欲しくなるな。見た目も性能の一つになると思いたい。


















 







2014年2月8日土曜日

Lightning alpineを使用して次に欲しくなるホイールはCosmic carbone SLE

今日から明日にかけて雪が降り続ける状況なので、外に出かける気にならない。こういうときは家に閉じこもってロードバイクのホイールを妄想しながら過ごすしかない思うので、先週の試乗会で感じたことを思い返しながら、ちょっと本気で欲しくなったホイールと、現在使用しているLightning alpineについて感じたことを書いていこうと思う。ホイールを交換した直後だとインプレをしやすいんだけど、そのホイールに慣れてしまうとそれが当たり前になってしまうため、インプレも何もなくなってしまうわけで、先週の試乗会はホイールの性能を考えさせられるキッカケとなった。

まずはLightning alpine(約3,000km走行)を使ってみての感想はというと、軽くてロングライドに向いている良いホイール。おそらく自分の使い方に最も合っているホイール。Mavic R-sys SLRに試乗したことで、そのことを改めて実感することにもなった。R-sys SLRはスポークがカーボンとなっていてKsyrium SLRと比べてマイルドな感触を抱かせたんだけど、Lightning alpineはこれに似た感覚があるんだよな。ペア重量を比べると、1295gと1330gでその重量差はわずかでほとんど同じと言ってもいいと思える。雑誌やネットなどでは、R-sys SLRが高速を維持しにくいと言われていて、実際に乗ってみてそのとおりだと思った一方で、これってLightning alpineっぽいなと。ペア重量が1300g台になると性質が似てくるのかもしれない。それとLightning alpineは体重80kg制限があるので、頑丈なホイールと比べたら華奢な部類になるわけで、Lightning alpineがマイルドな感じを受けるのはここにも理由があるのかもしれない。Lightning alpineの高速での速度の伸びもR-sys SLRみたいな感じはある。R-sys SLRはLightning alpineと同じような部類の上位互換ホイールだと思った。ただし、ブレーキ性能と安定性についてはR-sys SLRの圧勝なのでその差は大きいと思える。あくまで同じ乗り味の方向性を持ったホイールとして見てもいいんじゃないのという私見になる。

R-sys SLRのマイルドな感覚とは反対に、鋭い切れ味を示したのがKsyrium SLR。ペダリングやハンドリングがクイックになった感じ。ただし、乗り心地が悪いわけでもない。不思議に感じたのは、R-sys SLRのペダリングやハンドリングがマイルドだと言っても、転がりが悪いわけではなく、普通に加速していくところ。前のブログに書いたとおり、Mavicのホイールはとにかく転がりの良さが共通しているといった感じ。R-sys SLRよりも高速で加速していける感覚は強いので、このホイールに変えれば、自分の乗り方が少しは変わっていくのかなと思った。Ksyrium SLRとLightning alpineは乗り味の方向性が違うので、ここに新たなホイールとして手に入れたいという気持ちが湧いてくる。Lightning alpineもロングライドに適したホイールなんだけど、Ksyrium SLRに乗り換えたとしてもそれほど不快になるとは思えない感じはするな。逆にあのクイックな反応は好きになりそうだったし。Synapse alloyフレームでも十分に快適性は維持できそうなところも良いところ。

見た目でインパクトがあったのがディープリムのCosmic carbone SLEで、試乗したときの第一印象は普通に乗れるということ。このホイールはLightning alpineとは乗り味の方向性が全く異なるはずなのに、普通の感覚で乗れたことに嬉しい驚きを覚えた。何故、嬉しい気持ちになったかというと、自分には縁がないと思っていたディープリムが身近に感じられたから。巡航時の安定性はR-sysよりもKsyriumよりも上だということが普通の速度でも体感できたし、こういうのでサイクリングロードを走るのも悪くないなという感じ。最初の漕ぎ始めはR-sysとKsyriumに比べてしまうと、重くなってしまうのは仕方がないのだが、Lightning alpineに慣れきってしまっている自分でも、それほどの重さを気にせずに漕ぐことができるというのは嬉しい発見だった。Cosmic carbone SLEだけはLookの試乗車での試乗だったのでスプロケは11-23か25tぐらいだったんだと思うので、自分が使っているスプロケ(12-30t)に変えて使えば、問題なく使えると思ったな。あの見た目と走りの安定性はディープリムならではの魅力。

今のLightning alpineの乗り味の性能をそのままアップさせるのであればR-sys SLRとなり、実用を考慮して、乗り味の性能だけでなく反応性を高めたい場合にはKsyrium SLRとなる。そして、今までの乗り味の性能の方向性を変えるのであればCosmic carbone SLE。これが今の自分にできる状況の考察結果。合理的に考えるのであれば、今の乗り味に満足している場合にはR-sys SLRを次のホイールに選択するのがベストのはずなのだが、これにしてしまうとLightning alpineと併用することはなくなってしまいそうな点がネックになっている。R-sys SLRと比べてしまうと劣っている部分が見えてくるだけで、性能に大きな不満があるわけでもないし、新しいホイールを購入するにしてもLightning alpineは使い続けたい。

対して、Ksyrium SLRはどうかというと、反応性がLightning alpineよりも優れているので、この部分で異なった乗り味を楽しむことができるところが魅力。加速も良いし、自分のような使い方であっても必要十分な性能なのは明確なので、こういった面ではR-sys SLRよりもKsyrium SLRの方を選択したほうがいいような気がしてくる。Lightning alpineとの使い分けも可能と思わせるぐらいの違いがあるので、試乗した後はKsyrium SLRに決まりかなと思ったほど。ロードバイクは置物ではないので、使ってこその道具と考えれば考えるほど、Ksyrium SLRが自分にとっての究極のホイールの一つになるのは間違いない。

試乗会終了後、改めて自分が欲しいホイールは何になるのかをこの一週間でじっくり考えてみたのだが、ここで出された結論はCosmic carbone SLE。ディープリムの性能を引き出すための実力が不足していることを理解しているので、どこかしら世間に遠慮してしまう自分がいることは確か。では、それを乗り越えてまで何故欲しくなったのかと言えば、次のことを念頭に置いたから。
①Lightining alpineとは異なる乗り味を新しいホイールに求めている。
②既に軽量ホイール(Lightining alpine)を持っている。
③Lightning alpineを使い続けたい。
④Cosmic carbone SLEは普通に使える。
⑤ロードバイクをカッコよく見せるのはCosmic carbone SLE。

①②③を考えると、やはり同じような乗り味のホイールを買い足すのは、ちょっと気が向かなくなる。R-sys SLRとKsyrium SLRは、Lightning alpineよりも優れているのは確かなんだけど、だからといってLightning alpineがダメというわけでもない。車で言うなら同一車種のグレード違いみたいなもの。Lightning alpineは廉価版というか下のグレードで、R-sys SLRとKsyrium SLRは最上級グレードになるのかも(本当の廉価版だったらAksiumになるんだけど、あくまで私見ということで。異論は認めます。)。この例えでうまく伝わるのかどうか分からないけれど、自分の認識はこんな感じになる。セダンタイプの車をすでに持っているのに、同じセダンタイプの車の最上級グレードを購入する意欲はあまり出てこないんだよな。例え、その車が速くて快適になるにしてもさ。ところが、④⑤はCosmic carbone SLEにならではのものになるんだよね。他にも安定性などのメリットはあるわけだけど、既に軽量ホイールを持っている人から見れば、④⑤は購入したくなる十分な理由になると思う。重量を気にしちゃうとディープリムはありえないけれど、行先によって軽量ホイールを選択すればいいわけだから、そんなに悩む必要はない。まー、Cosmic carbone SLE程度の重量ならば、ひたすら上りとなる峠以外は問題なく普通に使えるだろうから、それほど気にしなくてもいいと思うけどね。

車を複数所有するような人は、セダンからオープンカーまで色々な車種を揃えてドライブを楽しんでいると思うんだ。自分の経歴で言えば車を複数同時に所有したことはないのでなんともいえないけれど、車の買い替えに際しては色々と車種を変えてきたつもり。最初は四駆のホットハッチ、次にFFのホットハッチ、そしてFRオープンカー。今のオープンカーはそれなりに気に入っているので所有年数が長くなっている。自分からすれば、様々な車種を乗り比べるだけでも十分に楽しいんだよね。オープンカー同士でエンジン出力が異なるものと乗り比べるよりも、全く異なる車種同士で比べたほうが楽しいんだよ。同一車種である限り、乗り味の基本部分はほとんど変わらないけれど、四駆やオープンカーのように極端に異なるものを比べると、それ自体が楽しいものになるんだ。どっちがいいかという話でもなく、使い方によっては良くもなるし悪くもなる。

R-sys SLR、Ksyrium SLR、Lightning alpineがセダンタイプの車だとすれば、Cosmic carbone SLEはスポーツカータイプになるのではないかと。見た目ではっきりと区別できるし、走りの性能も乗ってすぐにわかるもので、ではその性能を自分で引き出せるかと言ったら、素人には限界性能なんてとても無理、といったスポーツカーの条件と似たようなところがある。高性能なのに普通に乗れるなんてのも、最近のスポーツカーに近い感じがするな。

思えば、ロードバイクの購入を考えていた当初の頃は、ディープリムのハイエンドバイクを見て素直にカッコいいなと思ったし、欲しいと思っていたんだけど、その頃はこんなにロードバイクに自分がはまってしまうなんて思ってなかったからね。すぐに飽きてしまう趣味になる可能性もあったので、最初から高価なものは除外されていたんだよ。でも、この考えも今では変化してきて、欲しいと思ったものでロードバイクを走らせた方が、それはそれで楽しいと思えるようになってきた。ロードバイクの特性などもある程度知るようになってくると、色々な乗り味を試していきたくもなる。軽量ホイールの乗り味を知った今の自分の心境はココにある。

Mavicは長く愛用できることでも広く知られているようなので、使い捨てにならないですむ安心感があることも購入の後押しになるのかな。きちんとしたメンテナンスが必要になるようだけど、自分程度の走行距離のホビーライダーにはコスト的に大した負担にはならないだろう。しばらくSynapse alloyを使い続けていきたいことも、購入の後押しになる。ディスクブレーキが浸透してきて、リムブレーキの進化がこれ以上見込めなくなるとしたら、リムブレーキとして最強の性能を持つMavicのエグザリットを今のタイミングで購入するのも悪くないんだよな。Synapse alloyの白黒フレームにはCosmic carbone SLEのデザインが合うはずだ。自分の性能に合わせていたら、いつまでたっても同じ機材になってしまうわけなので、そういう考えに縛られるのは良くない。

もしもSynapse alloyではなく、CAAD10を購入していたらどうなっていたんだろうか。Lightning alpineを買うこともなく、別のホイールを買うことになっていたのかもしれないし、今とは異なるカスタムをしていたのかもしれない。CAAD10だったらKsyrium SLRでも十分にカッコよくなるんだけど、あいにくSynapse alloyだとそれが叶わないことになる。部屋において眺めて見たくなるのはやはりディープリムのCosmic carbone SLEに分があるのではないだろうか。それに、Synapse alloyはもともと重量があるわけで、ディープリム程度の重さが多少増加したところで、完成車状態の重さと比べると気にならない重量だと思えるし。まー、平地を走っている限り、重量はあまり気にならないことを実感できているので、ディープリムの重量はそれほどデメリットに感じないな。実力が伴わないと買っちゃダメだなんて考えはもうない。趣味なんだから何を買っても自由なんだし、シリアスに考えるところでもないわけだからね。ここまで購入動機を整理すれば、後悔することもなかろう。あのときの自分はこうだったんだなと精一杯考えたと思えばね。未来の自分がどう思うのかは分からないが。Cosmic carbone SLEの乗り味を試乗したからこそ、ただの妄想ではなくリアルに考えられるようになったので、未来の自分の行動が気になるな。

それにしても、Lightning alpineは自分にとって非常に役立つ存在だということに気づかされる。これを使っているからこそ、R-sys SLRとKsyrium SLRではなく、Cosmic carbone SLEが欲しくなる理由となるのだから。最軽量なアルミホイールを代表しているのは間違いないし、その恩恵を受けていたという満足感は伊達ではなかった。

カーボンフレーム、カーボンホイールは今のところ視野に入ってこないのだが、これはロードバイクは消耗品という考えが自分の心の中の根底のが理由となっているから。やっぱりね、長く愛用することを考えると、頑丈なフレームと簡単に割れないアルミホイールというのは耐久性の面で充分な信頼性がおけるし、そのことが安心につながっていく。カーボンフレームもカーボンホイールも気を使いすぎることになりそうなので、精神的につかれそうなのはちょっとダメだな。自分にとっては、アルミフレームの頑丈さとアルミクリンチャーの耐久性がとても重要な要素を占めてしまうわけだからね。そういった面でも、Mavicのホイールは自分にとって究極のホイールになるんだよな。Synapse alloy、Lighitning alpine、新たなホイール、それぞれ長く愛用していきたいと思っている。












2014年2月1日土曜日

2014彩湖での試乗会 その3 Mavicのホイール(エグザリット)が欲しくなった

今回の試乗会の参加目的の一つとなったMavicについて触れておきたい。もともと憧れというか「いいな」というイメージがMavicにはあったのだが、今回の試乗によってそれが欲しいという確信に変わることになった。今回試乗したホイールは次の3種類。
①Cosmic carbone SLE(ディープリム 重量:1620g 価格:¥199,500円)
②R-sys SLR C(ローハイト ペア重量:1295g 価格:¥225,750円)
③Ksyrium SLR(ローハイト ペア重量:1410g 価格:¥194,250円)

このMavicのホイールで共通していることは、アルミ+カーボンのクリンチャーで、ブレーキ面がエグザリット加工されているところ。試乗会では①はLookの試乗車で、②と③は自分のバイクに装着することになった。今のバイクはCannondale Synapse alloy 6 2012で、ホイールはLightning Alpine(ローハイト ペア重量:1330g 価格:¥52,500円)。正直なところ、自分のバイクには高価なMavicのホイールは猫に小判状態だし、Mavicのホイールに負けない軽さのLightning alpineで問題を感じていなかったので、それほどの期待を抱いているわけではなかった。

Mavicのホイールについては、数値上のスペックを見てしまうと割高に感じたし、エグザリットに至ってはブレーキ音がうるさいという意見も多く、自分の中にもそのような先入観が生じていたのは確か。見た目は黒でカッコいいということが店頭での印象だった。まー、高いホイールなんだから、それなりに走るだろうし、高価なものを買うという満足感が得られるのだろうと思っていた。問題は、自分のような経歴(ロードバイク歴1年半、総走行距離4,500km〈内Lightning alpineで3,000km〉)でその違いを感じられるのかということにあった。

結果は、十分に違いを感じることができたし、試乗したMavicのホイールはLightning alpineよりも走りの性能はトータルで上を行っているのは間違いないと確認できた。Lightining alpineよりも性能が上だと確認できたのは次の事項になる。
A・・・転がり性能がよい(コロコロと転がっていく感じがすごい)
B・・・スペック重量ほどの差を感じさせない(Cosmicがそれほど重くない)
C・・・ブレーキ性能が圧倒的に上(ブラケットポジションでも気持ち良くブレーキがかかる)
D・・・安定性があり、乗り心地がよい(タイヤとホイールの一体性能っぽい)
ちなみにLightning alpineに付けているタイヤはVittoria rubino pro3 slickで、そんなに悪いタイヤではなく、このタイヤに交換した時はスリックなだけに転がりが良くなったことを覚えている。ホイールとタイヤを合わせた価格はMavicと比べて圧倒的に安くなるのでコスト的には圧勝と言えるし、ホイール重量もほぼ同等というか1300g台なので違いはそんなに出ないものかと思っていたのだけれど、Mavicとの違いは乗ってすぐに分かるほど簡単なものだった。重量やネットの知識で知っていただけの自分が少し恥ずかしくなった。単に本物を知らなかっただけだったわけだから。先入観で抱いていたアルミスポークだと剛性が強いだとか、乗り心地が固めといった印象は特になかったな。ここで挙げた事項は、数値でのスペックで表されるものではないのだが、他のホイールと比較すれば間違いなく体感できる部分であって、ロードバイクの性能として重要なところにもなるので、数値スペックだけに囚われるのは良くないということを実感する。Mavicのロングセラーとなっている理由がこういったところにもあるのではないだろうか。

「転がり性能」については、Mavicのリムの真円度が非常に高いことが要因らしい。Lightining alpineだけでなく、エントリーモデルの完成車のホイールだって普通に見れば真円に見えるのだけれど、ロードバイクに装着して転がしてみると、これほどまでに自分の感覚で実感できるものとは思わなかった。人の目では判断できないほどのレベルで真円度が高いに違いない。別の試乗車でBora oneを試乗した時にはMavicほどにコロコロ転がる感じはしなかったので、とにかくMavicはよく転がるということがよく分かった。これはCosmic、R-sys、Ksyriumに共通していて、どれも転がる感覚は変わらない。おそらくMavicのホイールからそれ以外のホイールに変えた時にコロコロ転がる感覚は実感できるのではないだろうか。Mavic以上に転がるホイールが他にもあるのかということも気になる。

「スペック重量ほどの差を感じさせない」については、1330gのLightnig alpineという軽量ホイールに乗っているわけなので、ホイールが重たくなったらその影響を感じやすいはずだったのに、Lookの試乗車に付いていたCosmicはそんなことを感じさせなかった。Cosmicは踏み始めがそれほど重くはない。KsyriumはLightning alpineよりも重いはずなのだけれど、転がりと前に進む切れ味が鋭いので逆に軽さを感じるほど。R-sysはKsyriumよりも切れ味がマイルドになっているが、転がり感覚は同じように感じた。マイルドなのはスポークがカーボンであることによる違いらしい。Lightning alpineはどうかというと、Mavicと比べてしまうと転がりも切れ味もイマイチで軽さだけのホイールになってしまう。ただこれは、Mavicの転がりと切れ味が良すぎるからであって、Lightinig alpineが悪いわけではない。

「ブレーキ性能が圧倒的に上」については誰も異論がないと思われる。ネガティブな文句を言われているのはブレーキ音のことで、とにかく大きい音がするということと、ブレーキシューを慣らしておく必要があるというもの。試乗して分かったことは、ブレーキ音なんて全く気になるレベルではないということ。この程度の音は自分には気にならないレベル。すべての通行人が注目するほどの音がするのかといったら、そんなことはない。敏感な人がなんだろうと振り返る程度だと思った。彩湖では周りに色々な人がいたわけだけど、ブレーキ音で注目された感じはしなかったし。自転車が来たという程度で見る程度だったんだろう。自分のLighitnig alpineは雨の走行をしていることもあって、ブレーキシュー(シマノR55C)から音が聞こえてくる始末なんだけど、エグザリットはこの音とレベルは同じくらいな感じがした。音を気にする人は雨の日をあまり走ったことがない人なのではないだろうか。普通のアルミホイールでブレーキリムが消耗してでこぼこになってくれば、エグザリット程度の音なんて普通だと思えるよ。エグザリットのメリットは高度なブレーキ性能にあるわけだし、これほどの性能であれば峠などの下り坂でもブラケットポジションでのブレーキで充分にスピードコントロールできると思った。この性能だけでも充分に欲しいと思える理由になるんだよね。

「安定性があり、乗り心地がよい」についてはタイヤとリム幅に理由があるような気がする。ホイールをSynapseに履かせてもらった時に、ブレーキレバーを上に挙げたままの状態で渡されたので、最初は下ろし忘れたのかなと思ってレバーを下げたら、ブレーキシューがリムに干渉してしまうことに気づく。ここで、リム幅がLightining alpineよりも広いことがすぐに理解できた。タイヤはMavicのものが装着されていて、指で押すと少しつぶれる感じだったんだけど、乗り味はコロコロと転がる感じなのでちゃんと空気は入っているわけで、この時はなんでなのか分からなかった。帰宅してからMavicのホームページを確認すると、「タイヤのエア圧を選ばず性能を発揮」という文言を発見。空気圧が低くても、それを感じさせないホイールというわけか、なるほどね。転がりを求めようとすると空気圧を高めにしないといけないんだけど、そうすると乗り心地はかなり悪くなるわけで、自分の理想としては空気圧低めで転がるホイールがあればなぁと思っていたんだけど、それがMavicだったわけだ。自分の求めていたものが目の前にあったんだな。タイヤとの一体感も重要な感じがするな。というのは、TIMEの試乗車のBora oneで初めてチューブラータイヤを初めて体験することになったんだけど、このときはチューブラーがいいというのはなんとなく分かった。ただ、Mavicのホイールとクリンチャータイヤの組み合わせは、これに負けていないというか同等という感じ。

週末にロングライド(100km~150km程度)で、荒川サイクリングロードだけの日(50km程度)もあるし、峠に行くこともあるのが今の自分の乗り方。ちゃんと乗れるときは毎週になるけれど、乗れなくなるときは月に1回程度になってしまうこともある。こんな使い方で、求めているのは乗り心地の良さとブレーキ性能。平地や短い下りであればブレーキ性能は普通でもいいんだけど、長い下り坂を下ハンドルでブレーキしなくちゃいけないことについては違和感をずっと感じている。下ハンドルじゃなければ強いブレーキをかけれないのはちょっとおかしい。サイクリングロードでもがくために下ハンドルになるのは分かるけれど、下り坂で下ハンドルになると、自然と加速されることになってますますブレーキをかけなきゃいけない状況になることに納得がいかないんだよ。握力を増せばいいとかそういうことではなく、下り坂でスピードが出るような場所は、どんな人もスピードを殺すために下ハンドルにしているわけで、なんというか、本来であればスピードを出すために下ハンドルを使うわけでしょ?下ハンドルでの走りを鍛えていくことも必要なんだろうけれど、100km超のロングライドを楽しむために乗っているわけなので、下ハンドルでキツイ思いはなるべくしたくない。あくまでもがいて本気を出す場面で下ハンドルを使いたいわけなんだよ。下り坂は本気を出す場面ではなく、安全に下りたいところ。これを解消できるのはディスクブレーキだと思っていたし、Synapse alloy 2014はそれを実現してくれているので、これだったら今の使い方で不満はないんだろうなと思っていた。そして、Mavicのエグザリットはリムブレーキのロードバイクに対して、そのブレーキ性能の恩恵を与えてくれるわけなので、ここに自分が欲しくなる理由が入っている。

Cosmic carbone SLE、R-sys SLR C、Ksyrium SLRはペアで価格は約20万円となっている。Lightning alpineを購入する際は色々と情報を収集して、自分に合ったものを買ったつもりだったし、ホイールに20万円はちょっとどうかしてると思ってたのに、今は違う考えを持つようになった。よく言われているのは、エントリーモデルの10万円台のアルミのロードバイクを買うと、二台目には高価なカーボンのロードバイクを買うようになるということ。過去のブログでも書いているけれど、ロードバイクをグレードアップさせるためには、高価なカーボンフレームに行くしかないと思っていたけれど、今回のMavicの試乗によって、高価なカーボンフレームを買うよりもエグザリットのMavicのホイールを買った方がいいのではないかと思えるほどの心境の変化となった。イベントに出ることはあっても、レースに出ることはないだろうし、高価なカーボンバイクを買ってしまうと、今のSynapse alloyに乗らなくなってしまいそうで、だからといってロングライド程度で高価なカーボンバイクを投入するのも気が引ける。今の乗り方ならばSynapse alloyで充分なんだし、Mavicエグザリットの組み合わせによって、さらに走りが良くなるのであれば、増車させる理由なんてますますなくなる。増車させる費用を考えると20万円というのは妥当なように思えてくるようになった。まー、これほどまでにMavicに惚れ込んでいるということになるのかな。Synapse alloyのフレームが自分の想像以上に良いものだったということを再確認できたことも、増車する理由がなくなってしまうな。まー、このレベルのホイールはどんなフレームであっても走りは良くなるのだろうけどね。

今回の試乗でSynapse alloyに合うのはKsyrium SLRということが分かったんだけど、ロングライドで疲れが残りにくいと言われているR-sysも捨てがたい。Synapse alloyで良い具合に乗り味が向上することになるので、他のエントリーモデルであっても結構合いそうな感じはするな。アルミフレームであっても、カーボンフレームであってもMavicは相性が良さそうな気がする。LookにCosmicは悪くはなかったからね。自分はタイヤの選択肢がクリンチャーの一択なので、クリンチャーになるとMavicのエグザリットしか購入対象は存在しなくなる。これ以上のブレーキ性能、乗り心地と安定性、転がりを併せ持つクリンチャーホイールはなかなかないんじゃないの。あるとしたらMavicが出す新製品になると思われる。特にブレーキ性能は断トツだろうから、エグザリットに慣れてしまうと他のホイールに乗せ換える気がしなくなっちゃうのではないだろうか。

余談として、Mavicのメカニックさんと色々と会話をしていると、隣のLookの店員さんがMavicが好きなようで話に加わることとなって、話がさらに楽しいものとなった。白石峠に行くときのブレーキの問題を質問すると、Lookの店員さんの方が詳しく話してくれる状況。なんでも白石峠のトップタイムを持っているのは、今日の講習の先生となった田代さんとのことで、田代さんは昔からMavicを愛用しているとのこと。二人とも自転車好きのサイクリストのようで、好感の持てる方々だったのが印象的。どちらかというと、販売者としてではなく、Mavicの愛好者としてこれらのホイールについて説明してくれる感じが見え隠れしてしまうので、純粋なサイクリストなんだなと感心してしまうぐらいにね。メカニックさんが言っていた通り、数値スペックには表れない部分がMavicのホイールにはあると言っていたことを今回の試乗で体験できたのは大きな収穫だよ。それから、Mavicのメカニックさんが凄かったのは、試乗に際しては、ホイール交換だけでなく、ブレーキシューも交換が必要なため、結構な手間がかかってしまうものになっていたのだが、その手際の良さと快くホイール交換に応じてくれる姿勢に感心してしまった。こういった対応は自分も見習っていきたい。






















2014彩湖での試乗会 その2 TIME(Bora one)vs Look(Cosmic carbone SLE)の素人インプレ

試乗会で試乗したロードバイクは2台。一台はTIME、二台目はLOOKとなった。どちらも価格的にとても手が届きそうにないもので、ハイエンドがどんなものなのかを知るために乗るようなもの。あまり自分には縁がないものと思っているロードバイクに何故試乗したのかと言えば、この二台がディープリムを履いていたから。フレームに乗りたかったというよりも、ディープリムホイールに乗りたかった。TIMEはBora one、LOOKはCosmic carbone SLE。どちらも見た目で言えば欲しくなる代物で、以前から興味はあった。

ディープリムホイールは、風の影響を受けやすく、走り出しは重め。これらのことは雑誌やネットで色々と指摘されているので、そのとおりなのだろうと思っていたし、そのとおりだとすれば、自分には必要のないものなのだろうと思っていた。今の自分のバイクはSynapse alloyでホイールはLightning Alpineという軽量なやつ。このバイクで峠やロングライドをこなしているので、それなりに性能を把握しているつもり。こういった条件の自分のバイクと試乗車を比較していくこととなる。ロードバイク歴1年半、週一のペースというか月に数回のライド、ここまでの総走行距離は4,500kmの初心者の意見が参考になるかどうか分からないがインプレをしてみたい。

試乗会の時の風は、冬の荒川としてはやや弱めだが、追い風や向かい風を結構感じることのできるコンディション。ディープリムについての自分の評価は次の通りとなった。これは雑誌などでイメージされていたものでは感じられなかったことであり、やはり自分で乗ってみないとその感覚は分からないんだなと実感(雑誌などで伝えていることが間違っているということではない。)。
①重さや風を感じることなく、普通に走れる。
②巡航時の安定感が増している。
③乗り心地は普通。
④カーボンホイールのブレーキは普通に効く。
⑤エグザリットはブレーキがすごく効く。
⑥普段乗りに使ってもいいと感じた(天気のいい日に限る)。
晴れていて風が弱めで、彩湖のような平地であれば全く問題なく使えると思った。ネガティブなものは感じなかったな。風の強い日はやめておいた方が無難な感じでこれは雑誌などで伝えている通りになるのかな。というか、問題は別のもので、こういったディープリムホイールになると、周りに負けられない気持ちが強くなってしまうということにある。ハイエンドのフレームよりもディープリムは見た目で分かりやすいので、こういったバイクを追い抜いていくのは気持ちがいいと思うし、逆に追い抜かれてしまった自分は気持ちにスイッチが入る感じになる。カッコいいんだけど、標的にされやすくなるので、速さで周りを納得させなくてはならない気持ちになるのはディープリムならでは。別の視点でとらえると、普段からディープリムを履けば常に真剣勝負のような走りになるので、高い目的意識を持ってトレーニングできるようになるのではないだろうか。これは自分にはできないことだけどね。

印象的だったのは、Cosmic carbone SLEの方がBora oneよりも重量があるはずなのに、それほどの重さを感じることはなかったというところ。むしろ、Cosmic carbon SLEは転がりがよくてコロコロとよく転がってくれる。乗り心地に固さがあるわけではないが、ホイールの回転によるブレは感じさせない。Bora oneも当然ブレがあるわけはないんだけれど、Cosmic carbon SLEと比べてしまうと、そこはカーボンホイールによるプラスチック感というものが僅かにある印象。金属製のアルミの方が精密加工ができてそうなイメージになるのだろうか。重量スペックだけでは分からないものがあることを実感した。

フレームに関しては、どちらも素晴らしいとしか言いようがない状況で、乗ってすぐに心の中でニヤついてしまった。ただし、フレームの評価は長距離を乗らなければ分からないと思える。彩湖一周程度だとこんなものだと思うが、直感としては、これらのフレームを手に入れても後悔することはないということだろうか。値段は別としてね。これらのフレームで疲れがどのくらい出るのかはなんとも言えないな。比較バイクが今のSynapse alloyというアルミフレームになるので、試乗車のカーボンバイクが固いという印象はなかったし、逆に考えると、シナプスアロイってそれなりに快適だったんだなと思った。カーボンほどではないけれど、アルミなりに快適性を持たせているわけで、まー、自分のバイクの性能を試乗車は教えてくれた感じがする。快適性は試乗では評価しにくかったけれど、はっきりとわかりやすかったのはバイクの重量。彩湖の周回路でちょっとした登坂があるのだが、そういったところでバイクの軽さを感じることができた。TIMEもLOOKもどちらも軽いので、ディープリムを履かせてもトータルの重さで言えば、それほど重くなっていないのだろう。Synapse alloyは重さがあるということだけがネガティブな点。価格で言えば文句を言うわけにはいかないのだが。それと、試乗したTIMEやLOOKのようなバイクはウェアや装備もレース仕様にすればするほど性能を発揮してくれるのに対し、Synapse alloyは頑丈さとラフな装備で楽しめるといったところで、バイクとして区別されていることを実感できたのは大きい。やっぱりTIMEやLOOKにSPDペダルで乗っちゃダメだろうな。SynapseはSPDでもいいんだろうけど。

TIMEにはカンパニョーロ、LOOKにはシマノの電動アルテグラが付いていたので、この2つについても感想を述べたい。結果としては、どちらも自分のバイクのティアグラとは全く異なるものなので、使い方に慣れが必要だったということ。ティアグラに慣れすぎてしまったため、カンパニョーロの変速ボタンが突起物に思えてしまったし、電動アルテグラのレバーの押し具合の感覚がワイヤーのものと全く異なるものだったので、こちらにも違和感を感じてしまった。ワイヤーに慣れすぎてしまうと、グイッとレバーを思い切り倒す感覚になってしまうため、電動のちょっと押す感覚では変速できていないのではないかと思ってしまうのが原因。まー、どちらも高級品なのでそれに慣れていないだけと言えるのだが。

去年は大手業者のイベントでDura ace 9000の試乗車に乗った後に、自分のバイクに乗って帰宅したのだが、そのときは自分のバイクとの性能があまりにも違いすぎて、気持ちが沈んでしまったことを思い出す。ハイエンドの試乗で問題になってしまうのは、自分の今のバイクをネガティブに見てしまうことにある。今回はどうかというと、そういったことにはならなかった。おそらくSynapse alloyとLightning alpine、そしてQ-ringsの組み合わせが程よいバランスになっているのかもしれない。それなりに性能は上がっていたと実感できた瞬間でもあるし、ひょっとしたら次のバイクを考えられる時期になったのかもと思ってしまった。もちろん、TIMEもLOOKも乗り慣れてくれば、間違いなく今より良い状態で走れるようになるはずなので、自分のバイクと比べられるものではないということも理解している。Synapse alloyは、気軽に出かけられる楽なポジションのバイクという方向性に限定すれば、ハイエンドに負けないということだけなのだから。

今回の試乗車のようなTIMEやLOOKを乗りこなすためには、より低い前傾姿勢を維持できる体力をつける必要がある。今の自分にはそれがないので、Synapseの方が乗りやすいと感じてしまうだけなので、こういったハイエンドバイクを乗れるようにするためには、もう少しハンドルを下げていって鍛えていくしかないようだ。それにしても、これだけのモデルになるとハンドルが結構低いんだけど、案外乗れてしまうんだよな。ハンドルを下げるだけで前傾姿勢をとれるように体を自然に鍛えることができるようになるのだろうか。ハンドルがこれだけ下がっているとサドルとの落差が出てきて見た目はカッコいいな。脚の長さに自信はないのだが、サドル高さを自分に調整された状態の試乗車を見ると、サドルが高く見えるので玄人っぽく見える。こういうことが分かったのも今日の収穫になった。

















2014彩湖での試乗会 その1

今日はショップが主催する試乗会に行って来た。最初に言っておくと、来て本当に良かったと思えるイベント。試乗会は彩湖で行われるので、自走でも自宅から1時間もかからない程度の近い場所なのがありがたい。天気にも恵まれて、この日は晴れで風も普通。この試乗会が他の試乗会と異なるところは、自分のペダルを試乗車に取り付けて、彩湖の周回路で試乗できるところ。こんな試乗会は他にない。事前予約制になるので、自然と人数制限がかかることとなり、ゆったりとした状態で試乗車を選ぶことができるようになっているのも特徴で、おそらくは雑誌などでのインプレ記事でやっていることに近い感じになるのではないだろうか。玄人のインプレライダーがやっているようなことを自分のような素人が疑似体験している感じになるのかな。

試乗車がハイエンドからエントリーモデルまでかなり揃っているところに圧倒された。そして、凄さを感じさせたところは、ショップの店員さんが試乗車のセットアップをテキパキと進めているところ。店員さんというよりもメカニックと言った方がいいのかもしれない。ペダルの付け替え、サドル調整をなんなくこなしている状況があちこちで見られるので、レースイベントでの調整作業に見えなくもない。どの店員さんもセットアップは非常に上手なので、こういった作業を見ているだけでも、このイベントの凄さを感じさせた。試乗車のロードバイクにも妥協がないし、ショップの店員さんだけでなく、メーカーの方々も作業をするような状況なので、このイベントには一切の妥協がないのではないかと思えるほど。見て回るだけでも、じっくりと色々なロードバイクを間近で確認できるので、最初はこれだけでも来てよかったと思えるくらい。店員さんというよりもメカニックという方が正しいのかもしれない。

この試乗会に参加しようと思ったのは、単にハイエンドのロードバイクに試乗できるからということではなく、次のことをやってみたかったから。
①色々なメーカーさんから話を聞く。
②マビックのホイールを試す。
③元オリンピック選手の講習を受ける。
この3つはこの試乗会でなければできないことだったし、特に③は一番楽しみにしていた。これほどのトップレベルの人と身近に接することができる機会はまずありえない。直接話ができたのは良かったし、田代さんは非常に親しみやすい良い人だと感じた。

この講習は本当の初心者講習になるので、ロードバイク歴1年半の自分が参加するのはちょっとどうかと思っていたけれど、このレベルの人のアドバイスは非常に参考になるもので、逆に自分のような自己流でやってきた人は、一度でもこういった講習を受けてもよいのではないかと思えたほど。最初は固定ローラーでのペダリングの説明からだったが、田代さんの言葉の中で自分に足りなかったものを上げていくと、
①腹筋を使うことで乗車姿勢を安定させる。ペダルが軽くなって早く回せるときになるほど、身体が弾むことになるので、これを防ぐために腹筋を使うというもの。
②右足だけを踏んで回す練習、左足だけを踏んで回す練習、これを行ってスムーズになるように交互にペダルを踏む。右足(左足)を踏むことによって、左(右)のペダルを踏む位置まで押し戻すということらしい。
③ダンシングの際はギアを2つあげる。ダンシングが終わるときはギアを1つ落とす。
他にもまだまだ多くのアドバイスがあった。もちろん公道を走るうえでの注意点や手信号の出し方など基本的なことも丁寧に解説してくれた。①については今後から意識して取り組んでいきたい。②のペダリングも身に着けていきたい。ペダルを押し込んで、逆のペダルを戻す、言葉にすると当たり前のことなのだが、その場で言われても言われたとおりにできていなかったので、これは繰り返し練習していくしかない。③はしっかりと守っていきたい。これまでは適当にギアチェンジをしていたんだよな。

固定ローラーの講習が終わった後は、田代さんを先頭にして彩湖を周回するものになった。元オリンピック選手に引いてもらうことに感動した。圧巻だったのは、田代さんのバイクが終始安定しているところ。後ろから見ていてふらつくことがない。全くふらつくということがないくらいに安定。後方確認の頭の動かし方もすばやく無駄がない。ダンシング時は、バイクを傾けるけれども、身体の芯はまっすぐのまま。当然ペダリングの足は地面に対して垂直のまま。もうね、こういった姿勢を見られただけでも満足ですよ。本当に安定感が半端ない感じ。ああいったレベルの人達は、あの状態で巡航速度は40kmを超えるわけなんだよな。峠の下りも安定しているのではないかと思った。後で話を聞くと、大学時代は越生や毛呂山の峠道を毎日走っていたようです。あの辺りはゆったり走れるところもあるけれど、結構きつい斜度があるんだよな。それを毎日なんだから、凄すぎるわけだ。