2014年2月1日土曜日

2014彩湖での試乗会 その1

今日はショップが主催する試乗会に行って来た。最初に言っておくと、来て本当に良かったと思えるイベント。試乗会は彩湖で行われるので、自走でも自宅から1時間もかからない程度の近い場所なのがありがたい。天気にも恵まれて、この日は晴れで風も普通。この試乗会が他の試乗会と異なるところは、自分のペダルを試乗車に取り付けて、彩湖の周回路で試乗できるところ。こんな試乗会は他にない。事前予約制になるので、自然と人数制限がかかることとなり、ゆったりとした状態で試乗車を選ぶことができるようになっているのも特徴で、おそらくは雑誌などでのインプレ記事でやっていることに近い感じになるのではないだろうか。玄人のインプレライダーがやっているようなことを自分のような素人が疑似体験している感じになるのかな。

試乗車がハイエンドからエントリーモデルまでかなり揃っているところに圧倒された。そして、凄さを感じさせたところは、ショップの店員さんが試乗車のセットアップをテキパキと進めているところ。店員さんというよりもメカニックと言った方がいいのかもしれない。ペダルの付け替え、サドル調整をなんなくこなしている状況があちこちで見られるので、レースイベントでの調整作業に見えなくもない。どの店員さんもセットアップは非常に上手なので、こういった作業を見ているだけでも、このイベントの凄さを感じさせた。試乗車のロードバイクにも妥協がないし、ショップの店員さんだけでなく、メーカーの方々も作業をするような状況なので、このイベントには一切の妥協がないのではないかと思えるほど。見て回るだけでも、じっくりと色々なロードバイクを間近で確認できるので、最初はこれだけでも来てよかったと思えるくらい。店員さんというよりもメカニックという方が正しいのかもしれない。

この試乗会に参加しようと思ったのは、単にハイエンドのロードバイクに試乗できるからということではなく、次のことをやってみたかったから。
①色々なメーカーさんから話を聞く。
②マビックのホイールを試す。
③元オリンピック選手の講習を受ける。
この3つはこの試乗会でなければできないことだったし、特に③は一番楽しみにしていた。これほどのトップレベルの人と身近に接することができる機会はまずありえない。直接話ができたのは良かったし、田代さんは非常に親しみやすい良い人だと感じた。

この講習は本当の初心者講習になるので、ロードバイク歴1年半の自分が参加するのはちょっとどうかと思っていたけれど、このレベルの人のアドバイスは非常に参考になるもので、逆に自分のような自己流でやってきた人は、一度でもこういった講習を受けてもよいのではないかと思えたほど。最初は固定ローラーでのペダリングの説明からだったが、田代さんの言葉の中で自分に足りなかったものを上げていくと、
①腹筋を使うことで乗車姿勢を安定させる。ペダルが軽くなって早く回せるときになるほど、身体が弾むことになるので、これを防ぐために腹筋を使うというもの。
②右足だけを踏んで回す練習、左足だけを踏んで回す練習、これを行ってスムーズになるように交互にペダルを踏む。右足(左足)を踏むことによって、左(右)のペダルを踏む位置まで押し戻すということらしい。
③ダンシングの際はギアを2つあげる。ダンシングが終わるときはギアを1つ落とす。
他にもまだまだ多くのアドバイスがあった。もちろん公道を走るうえでの注意点や手信号の出し方など基本的なことも丁寧に解説してくれた。①については今後から意識して取り組んでいきたい。②のペダリングも身に着けていきたい。ペダルを押し込んで、逆のペダルを戻す、言葉にすると当たり前のことなのだが、その場で言われても言われたとおりにできていなかったので、これは繰り返し練習していくしかない。③はしっかりと守っていきたい。これまでは適当にギアチェンジをしていたんだよな。

固定ローラーの講習が終わった後は、田代さんを先頭にして彩湖を周回するものになった。元オリンピック選手に引いてもらうことに感動した。圧巻だったのは、田代さんのバイクが終始安定しているところ。後ろから見ていてふらつくことがない。全くふらつくということがないくらいに安定。後方確認の頭の動かし方もすばやく無駄がない。ダンシング時は、バイクを傾けるけれども、身体の芯はまっすぐのまま。当然ペダリングの足は地面に対して垂直のまま。もうね、こういった姿勢を見られただけでも満足ですよ。本当に安定感が半端ない感じ。ああいったレベルの人達は、あの状態で巡航速度は40kmを超えるわけなんだよな。峠の下りも安定しているのではないかと思った。後で話を聞くと、大学時代は越生や毛呂山の峠道を毎日走っていたようです。あの辺りはゆったり走れるところもあるけれど、結構きつい斜度があるんだよな。それを毎日なんだから、凄すぎるわけだ。

















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