2015年2月22日日曜日

ディスクブレーキのロードバイクを検討

昨日は、秩父の氷柱を見るために秩父道の駅をスタート。この時期にしか見ることができないので、どういうものかと楽しみにしていたのだが、期待を裏切らないほどの氷柱の出来栄えだった。尾之内の氷柱は天然物と人工物が見られるようになっていて、圧倒的な存在感を示したのは人工の氷柱だった。天然物も凄いんだけど、人工物と比べてしまうと見劣りしてしまうのは仕方がないのかも。

秩父のサイクリングはやはり楽しい。秩父市街地だと交通が多くなってしまうのだが、小鹿野方面は車の通行も少なくて、走りやすい道が続いているので気分よく走れる。主要幹線道路だけでなく、脇道のようなところを楽しく走れるところも魅力になる。

冬の路面は凍結防止のための砂などが撒かれているので、乾いていれば問題はないのだけど、少しでも濡れているとタイヤが汚れていく感じになる。フレームやホイールが汚れるほどではなくて、タイヤだけの汚れになるので、それほど気になるわけではないのだけど、氷柱付近の駐車場辺りでは、湿った地面を通ることになるので、タイヤは泥だらけになってしまった。

このぐらいの汚れは大したことがないし、走行時に影響が出るものではないんだけど、だからといって良い気持ちがするわけではない。注意をしているのは、リムに砂を咬ませないようにすることで、エグザリットであったとしても、固い砂粒がリムに紛れてしまうと小キズがすぐについてしまうから。

普通のアルミリムだとデコボコになっているかと思うぐらいのキズが、エグザリットであれば小キズが付く程度になるかと思うのだが、さすがに硬い石には適うものではない。リムを傷つけたくないという気持ちが出てくると、悪路を走るのは気分が乗るものではなくなってしまうので、ここにリムブレーキの限界があると思ったな。普通に使っていて付いてしまうキズは気にならないんだけど、リムがボロボロになっていくことは気分がいいことではない。

まー、エグザリットを使用して1年になるのだが、幸いなことに小キズは1か所に留まっている。今の使い方をしている限り、それほど大きな傷がつくとは思えないのだが、今以上の悪路で走行をしたいと考えると、リムがボロボロになることを覚悟しなければならないのかも。

シクロクロスをやるわけでもないし、オフロードを走ることを想定しているわけではないのだけど、ロードバイクで走行するにしても、ちょっとした悪路を走らざるを得ない場面に遭遇してしまうのは避けられないと思う。そういう場合に役立つのはディスクブレーキになるのだろうな。

ディスクブレーキだとリムが削れるようなことは起きないだろうし、ローターが傷ついたとしても、ローターを交換すればいいわけで、それほど気にせずに悪路を走行することができるようになると思うんだよね。どう考えても、リムブレーキは地面に近すぎるので、簡単に異物が混入してしまうと思う。

ディスクブレーキのロードバイクを真剣に考えるようになってきたわけだけど、問題は価格と規格。狙っているのは油圧式タイプの電動シフトで、ディスクブレーキ化をするにしても、これしか考えられない。これに一回試乗してしまうと、ネットや雑誌で謳われているディスクブレーキのデメリットがどうでもよくなるぐらいの性能差だったわけで、自分としてはディスクブレーキへの期待が物凄く大きい。規格は色々とあるようなので、今後、どのような規格で統一されていくのかは注目している。自分なりにディスクブレーキ化による影響を整理してみると、

UCIに認可されていない
→レースに出ることはないので関係なし。性能的には「ディスクブレーキ>リムブレーキ」というのが現実だと思う。UCIが認可しない場合は、最高峰のレースで使われているバイクが最高の性能を持つことわけではないということ。Shimano BR-R785 hydraulic brakeはdura aceを超えているのは素人の自分でもすぐに分かるぐらいの性能差なわけで、本来ならば「dura ace」を名乗っていても不思議ではないと思っている。dura aceを名乗らないのはレースで使用できないのが理由のような気がする。

フレーム、フォークの剛性が必要
→メーカーが既に開発しているし、現状でも不満のないレベル。普及が進めばさらに改良されていくようになる。

ホイールのスポークが多くなる
→ディープリムあるいはマウンテンバイクのノウハウで、ある程度の空力を克服できると思っているんだけど、実際のところ、最高峰のレースでそこまでの違いが出てくるのだろうか。趣味で走行する自分にはあまり関係のないことかも。ターマックディスクのホイールで空力が悪いなんて感じなかったし。

カーボンホイールが進化する
→レースに出ることもないし、軽量化を求めていないので、自分にとってはどうでもいい。

ホイールの装着がスルーアクスルに変わる
→スルーアクスルの方が良いのであれば、むしろその方がいい。スルーアクスルの口径の規格が進めばそれでいい。

フレームのエンド幅の規格が135mmあるいは別のものになるかも
→特殊な規格になるようなエンド幅を選びたくないので、普及がある程度見えてきたら、そこで考える。

重量の増加
→どうでもいいレベル。そこまで気にしない。

空力の悪化
→どうでもいいレベル。そこまで気にしない。

ディスクブレーキの音鳴り
→効きが悪くないのであれば、どうでもいい。気になる場合はショップに見てもらう。

ホイールの脱着が面倒
→少し位の面倒であれば問題はない。

油圧式のメンテナンスは専門知識が必要
→ショップに見てもらう(幸いなことに自分のショップはマウンテンバイクにも強い)

リムブレーキのバイクとの互換性がなくなる
→リムブレーキのバイクも専用品であり、ディスクブレーキのバイクも専用品なので、もとから互換性はない。ディスクブレーキモデルが普及してくると、カンチブレーキやVブレーキのように、逆にリムブレーキそのものが特殊な専用品になってしまうのではないかと。

シマノを選んでおけばそれが規格になりそうな気もするが、マウンテンバイクと一部共用できるような規格が望ましいのかもしれない。それまでの間は今のバイクを乗り続けていくことになりそうだ。逆に考えると、リムブレーキモデルは進化が止まってしまっているような気がしなくもない。完成されたなんて言い回しがされているけれど、もう改善の余地が少ないってことなんだろうな。

もともとディスクブレーキのロードバイクに興味はあったのだけど、今は2台目を購入するとしたらディスクブレーキ(油圧+電動シフト)以外考えられない状態となってしまった。

















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