2016年7月13日水曜日

心拍数のコントロールが最重要だということを今更ながら実感

土日が仕事だったこともあって、今週も休みを入れようと思っていた。天候は良くないが、小雨程度なので白石峠に再び挑戦することした。

先週のイメージのとおりに登れば、なんとか35分台が見えてくるのではないかというモチベーションのもと、峠スタート地点から15kmほど離れた場所まで車載移動する。15kmがアップにちょうどいい距離になるのではないかと考えていたし、スタート地点でも休憩を入れて気合を入れてスタート。

序盤2kmをなんとか速度を落とさずにクリアして中盤に向かうのだが、心拍数が170を超える状況だったので、思うようにペースを維持できない。シッティングの疲れをほぐすためにダンシングを織り交ぜながら走行し、心拍数が160台になるように調整したものの、身体に力が入ることはなく、吐き気がもう少しで押し寄せてきそうなくらいな状態で登り続けた。

勝負平橋からギアを上げて速度を上げようとするものの、途中のきつくなる勾配でペースダウン。先週と異なり、残り600mのキツさが半端なかった。

先週と同じように、雨天での気温は20℃を少し超える程度なので、涼しさを感じられると思っていたけど、相当な暑さを感じる状況だった。

ここまで気合を入れて、吐き気を感じそうな勢いで登ったわけだからタイムは先週よりも上がっているだろうと思ったら、先週より数秒遅いタイムとなり、先週と同じ37分台だった。

平日休暇で白石峠のタイムを更新しようとしていた目論見は見事に打ち砕かれた感じ。

先週は僅かな余力を残しながら走行していたので、今回は序盤でもう少しペースを上げられるのではないかと思っていた。序盤でタイムを稼げば、全体のタイムを縮めることができるのではないかという単純な思考だったんだけど、これが仇となってしまったようだ。

帰宅してから、今日のタイムアタックの結果が悔しかったので、ガーミンのログで先週のものと見比べてみると(上段が今回、下段が先週)、先週は心拍数がほぼ一定で安定していたことがよくわかる。

今回の心拍数は序盤で170を超える状態がしばらく続いてしまい、心拍数を下げるようにしてもパフォーマンスはほとんど回復しなかった。対して、先週の心拍数は160台で収まるような安定しており、勾配に合わせてダンシングとシッティングを交互に繰り返すパフォーマンスも安定していた。


今回の序盤の速度は自分のレベルでは高すぎたような気がする。中盤で速度が落ちているからね。先週は心拍数も速度も安定していたんだよな。脚は残っているけれど、心拍が先にダメになるということか。

先週は自走で往復したので距離は90kmを超えている中でのログになるし、条件としては先週の方がタイムに影響がありそうな感じなのに、距離の少ない今回の結果の方が悪かったという事実を受け止める必要があるな。

今回の結果をログから解析してみると、自分の場合は心拍数が160台で安定して走行した方がタイムが良いということになるのだろう。170を超えてしまうと、心拍数を下げてもパフォーマンスが低下した状態が続くことになり、トータルで悪化してしまうということか。

スプロケのギアは、今回は身体が重くなったような感じで30tを使うことが多かったけど、先週は30tをそれほど使っていない。今回ほど苦しかったわけではなかった気もする。心拍数は使用するギアにもかなり影響を与えるということになるのかも。乳酸がたまった状態というのはこういうことなのだろうか。

http://cyclist.sanspo.com/126881

この記事で紹介しているとおりであって、「では、適したペースをどのように判断したらいいのか。「峠にはそれぞれクセがあって、上るにつれて勾配が厳しくなったり緩くなったり、途中で下り坂になることもある。そのなかで、自分が『キツいな』と感じる時のスピード感を把握することが大事」と狩野選手。また「最初の1~2kmは全力でいかずに、80%ぐらいの力で入っていけるのが理想」と話した。」

これを守っていたのが先週の走りであって、序盤で100%近い力で入って行ってしまったのが今回のダメな結果だったということになる。

適切なアドバイスとなるこの記事を事前に読んでいたし、頭の中で理解していたはずなのに、それを実践できなかったのが今の自分の実力になるのだろう。

まー、タイムアタックはダメだったけど、いいトレーニングをしたと考えを切り替えていくことにしよう。


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