2016年7月3日日曜日

CAAD12とsuper six evo どちらを選ぶべきか

最初の一台を購入するとき、どのバイクにすべきか非常に迷ったことを思い出す。ブランドをキャノンデールに絞るまではできたんだけど、カーボンとアルミ、エントリーモデル、どれが自分に合っているのかよくわからなかったし、見た目はどれも同じように見えるのに、何でこんなに価格が異なるのか、信じられないような価格差を感じていた。

結局、自分はエントリーモデルのシナプスアロイを選んだわけだけど、最初はショップの店員さんにはCAAD10とsuper six を勧められていた。どちらもエントリーモデルより軽いというのがすぐにわかるぐらいだったし、形もグラフィックもレース寄りといったイメージのカッコ良さは、素人の自分でも感じられるほどだったからね。ただ、当時の自分としては20万のバイクを勧めるられることに懐疑的だったし、ボッタクリ感がなかったと言えば嘘になる。今思うと、店員さんの勧めは間違っていなかった。

super six
http://www.cyclowired.jp/news/node/53380

CAAD10
http://www.cyclowired.jp/microsite/node/44427

趣味として途中でやめてしまうかもしれない、高価なものを買ってしまうとそれが後悔の元になってしまうのかもしれない、こういったネガティブな部分もあって、CAAD10とsuper sixは候補から外れることになった。足が地面につかない自転車に乗ることに抵抗があったし、自分がそれに慣れることができるのか未知数だったということも大きい。

こうした背景がある中で、今思うのは、最初の一台にCAAD10とsuper sixのどちらかを選んでいた場合、自分のロードバイク人生はどのようになっていたのかということ。結局のところ、ロードバイクでのサイクリングを続けているし、最初から良い物を選んでいても問題がなかった。

おそらく、最初にCAAD10かsuper sixを選んでいたら、2台目としてCAAD12を買うことはなかっただろう。10万円台のエントリーモデルに興味を持つこともなかっただろうし、ハイエンドモデルに興味の対象が向かっていたことになる。ひょっとしたら、ハイエンドとなるevo hi-modを購入するようになっていたのかもしれないので、もっとコストがかかっていたのかもしれないが。。。あるいは、2台目を買うことはなかったのかもしれない。

CAAD10 vs super six という構図は、今でいうと、CAAD12 vs super six evo ということになると思う。2017モデルが登場しているUSAサイトで価格を見てみると、以下の通り。日本のCAAD12 105は21万円、CAAD12は30万円になるので、2017super sixの価格はおそらく$に合わせてくると思うので、super sixは30万からということになりそうだ。USAサイトで気づいたんだけど、CAAD12のネオンスプリング色は、105モデルにはなかったんだな。日本限定ということになるのだろうか。

CAAD12 105 $1680
CAAD12 アルテグラ $2240




Super six evo 105 $2199
Super six evo アルテグラ $2699



自分のお勧めとしては、最初の一台であれば105モデルで十分なのではないかと。105もアルテグラも11速なんだし、コストを抑えたいかどうかが基準というよりも、最初の一台でそこまで分かる人なんてほとんどいないと思うから。しばらく乗りこなしてから変えるかどうかを考えればいいと思う。

それとキャノンデールはクランクを自社製にしているので、クランクは105もアルテグラも関係がないところが重要。SIクランクはおそらくアルテグラ以上なのではないかと思えるし、上位パーツのSISLクランクはデュラエースに近くなるのではないかと思える。自分の経験から言えば、SIクランクに不満はなく、FSA SL-Kのカーボンクランクと遜色はないと思っている。

105、アルテグラ、どちらを選ぶにしても、コンポに物足りなさを感じ始めたら、おそらくデュラエースか電動が視野に入ってくることになるので、その後のカスタムを検討するなら105のコストパフォーマンスは魅力的とも言える。まー、CAAD12もsuper six evoも、ホイールを変えるだけで十分な性能だろうから、コンポの交換は最後の話になるだろうね。

ホイール交換で重要なのが、性能はもちろんのことなんだけど、見た目が大きなウェイトを占めるということ。見た目としてインパクトがあるのはディープリムになるし、カーボンホイールが欲しいと思う人は多いと思う。

ここで、CAAD12もsuper six evoも、どんなホイールにも合わせることができるという重要な要素を持っていることを強調したい。ディープリムで迫力が出てくるのも確かだけど、ローハイトのホイールも十分に見た目のバランスを綺麗にとることができるんだよね。

エアロタイプのフレームだとローハイトのホイールを履かせてしまうと貧弱に見えてしまうのだが、オーソドックスなスタイルのCAAD12やsuper six evoであれば、そのような心配をする必要はないだろう。高価なカーボンホイールを履かせても違和感はないだろうし。CAAD12、super six evoどちらもホイールを選ばないフレームと言えるのではないだろうか。

カーボンフレームとアルミフレームのどちらを選ぶべきか、については色々な意見があるだろうし、最初の一台目を買う人が気がかりになるポイントだと思う。CAAD12乗りの自分としては、どっちが優れているということではなく、自分のスタイルに合った方を選べばいいのではないかという感じ。

それにしても、本当に迷うね、CAADとsuper six evo どちらを選ぶべきか、、、30万を最初から出せるのであれば、super six evo 105を買っておけばいいけど、 割安感のある気軽さを求めるのであれば、CAAD12を使い倒すイメージの方が良いだろうとは思う。

100km超は5~6時間ほどかかるので、暑い季節になってくると昼間の暑さに耐えきれなくなってくる。今の自分は3時間で終わるライドが中心で、距離も70~80km程度で終わることが多い。この距離で力を出し切る感じがちょうどいいといったところで、CAAD12で何の問題もない。振動吸収性がカーボンの方が優れいているというのはわかるんだけど、こういった距離であればどっちでもよさそうな感じ。super six evoを所有していたとしても、暑さには勝てないので、無理なロングライドはしないだろうから。

フレームの寿命はどうなのか分からないけれど、自分の乗り方だと年間3000km程度になるので10年程度は問題なく乗れると考えている。まー、最近思ったのは、30km/hで走行しているときに上級者に抜かされることがあるんだけど、こういった脚力のある人達がアルミをガシガシ乗っているのだとしたら、その寿命は短くなるのではないかと思えるのだが、自分はそのようなレベルには程遠いから、フレームの寿命が来る前に、新しいフレームのことを考えるようになるのではないかと思っている。

5年先までは乗り換えを考えることはないだろうし、10年先までのことは何もわからない。10年という年月は、フレームの寿命というよりも、パーツの寿命が先に来るレベルになるのではないかと思える。

互換性を考えると、10年前のパーツは今のパーツに合わないのと一緒で、結局、パーツ全体を交換することになるのではないかと。パーツ全体の交換を考えた時には、その時の手頃な完成車を買った方がお得だろうし、10年後の105であれば、今のデュラエースの性能を超えているのではないかとも思うし、ディスク化の流れでもっと別の良いパーツに進化しているのかもしれない。

カーボンフレームの方が寿命が長いのかもしれないが、10年先まで乗り続けたくなるかといえば、それはどうなんだろうなと思う。自分だったら、10年後のCAAD、あるいはsuper six evoを完成車で買ってしまった方が良いのではないかと思う派。

アルミフレームの寿命の心配については、自分のCAAD12で試していくしかない。まー、シナプスアロイとの2台体制ということもあり、どこまで距離を伸ばせるかはわからないし、転倒や運搬中にぶつけたりすることもありうるので、どこまで寿命を維持できるのか興味の湧くところだけど、次の新車が欲しくなってきた段階が寿命のような気もしている。

2017モデルの価格を見てしまうと、2016モデルのCAAD12を定価で購入した自分は涙目といったところ。。。。。2017は円高ドル安の影響を受けてお買い得感がハンパないな。

今から選ぶとしたら、super six evoが最有力なのかもしれない。


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