2014年11月30日日曜日

スプリント(筋トレ)は疲れが翌週に残ることが問題

今日は入間川サイクリングロードを使って、名栗湖までのサイクリングで距離99.0km、平均速度20.0km/hだった。名栗湖に行くのは今回で2回目となる。過去のブログを調べると、最初に行ったのは去年の7月で、Q-ringsを装着してすぐのサイクリングだった。当時は成木街道で脚がいっぱいだったし、トンネル手前と有馬ダム手前の勾配に絶望できるほどで、ヨロヨロになった状態だったという記憶。

さすがに、今回はそういったことにならないで済んだのだが、大学生のトライアスロン組にあっさり抜かされたのと、フラットペダルの人に追いつけなかったのが少し悔やまれる。自分のペースを保ちながら成木街道の紅葉を見る余裕も少しある中で、重点を置いたのは高ケイデンスの維持。90以下にならないように、100くらいで回すようにしていた。今回は筋トレ染みたペダリングを一切しなかったので、帰宅してからも身体が楽な感じだった。

ケイデンスを維持するようにしたのは、脚の筋肉が回復していないのが理由で、これは先週、先々週でのサイクリングでのスプリントが原因。もう一つの原因は通勤のママチャリで遅刻しそうな時があって、その朝はずっとダンシングをしたことがあったこと。今回の無理のないサイクリングによって、溜まった疲れがリセットされたような気がしなくもない。

パートナーとサイクリングをするようになって以来、相手のペースに合わせて走行するようになったため、どこかで脚力を付けるトレーニングが必要になるかと考えていた。そこで、サイクリングの終盤でスプリントをかけることで筋トレになるかと思い、それを毎週続けていたのだが、これが想像以上の筋トレになっているようで、脚の腿回りが強化されていくのがなんとなく実感できるほど。スプリントをほとんどしていなかった夏の時期には、こういった疲れが残ることはなかったので、最近の疲れはスプリントによるものだと考えている。

これはある意味正解と言えるトレーニングなのかもしれないが、問題は疲れが翌週も残ってしまうことにある。脚の疲れというか、全身のダルさが完全に抜けない状態。それほど苦にならないようなレベルの登り坂ですら、ペダルが重くなってしまう感じ。身体の回復が追いついていない。これは年齢の問題になるのだろうけど、このぐらいの速度は出せるのに、これしか出ないっていうのはあまり楽しいサイクリングではないんだよな。

筋トレも程々にしないと、サイクリングを楽しむことができない。というか、そこまで自分を追い詰める必要なんてなかった。それにしても、ロングライドの終盤でのスプリントが趣味レベルの自分ですら相当キツイというのに、ツール・ド・フランスように連日にかけてスプリントをする選手達は化物染みている。

今日の高ケイデンスの走行は、やはり脚の負担を少なくするのは間違いないと思う。今日はスプリントをしなかったし、登坂でも低ケイデンスでトルクをかけるようなペダリングを極力避けてきたので、脚の筋肉がそれほど疲れていない。今までのスプリントはオーバートレーニングだったような気がしてきた。おそらく100%以上の力を出してしまっていたのだろう。脚の筋トレになったのは間違いないので、それなりの価値はあったと思うが、これ以上やってしまうとスーツのズボンがパンパンになってしまいそうなので、ここら辺で線引きをした方がよさそうだ。















2014年11月25日火曜日

11月の3連休のサイクリング

11/22は渡良瀬遊水地から足利市までのサイクリングで、走行距離は93.2km、平均速度は18.5km/h。
11/23は夢の島から皇居周辺のサイクリングで、走行距離は39.1km、平均速度は14.1km/h。

どちらのサイクリングもスタート地点までは車で運転して、どちらかと言えばポタリングといった感じになる。

良かったのは渡良瀬遊水地から続くサイクリングロード。このサイクリングロードは道幅の広い区間では車2台が並走できるくらいで、路面の状態が物凄く良くて人通りも少ない状態だった。貸し切り状態のような感覚でサイクリングロードを走るのは快適すぎる。

足利市の大岩山は標高がそれほどあるわけではないけれど、なかなか走り応えのある勾配となっていて、通行車両も少ないので、ロードバイクで気分良く走れる環境だった。足利市周辺の峠道はロードバイクの走行には申し分のない場所なのではないかと思った。足利市内の幹線道路は自転車走行レーンが設定されているので、走りやすい市街地となっているし、サイクリングロードにも峠にもアクセスしやすい恵まれた環境といっていい。

埼玉県民として、都幾川、越生、寄居のサイクリングコースの良さを実感しているので、こういった場所と比較してしまうのだが、足利市周辺の環境の良さの方が目立つような気がしなくもない。

都心をロードバイクで走ってみたいと考えたのは、都内の環境を知りたいと思ったからというのが理由。都内だと電車で行くことがほとんどだし、車で行くにしても幹線道路しか走らないので、知っているようで知らない場所があるのではないかと思っていた。晴海周辺もそうだし、皇居もそうなんだけど、散歩をするには距離がありすぎるし、車で回ってしまうと景色を楽しむことはできないので、ロードバイクでゆっくり走行することで良い観光になるのではないかと。

都内をロードバイクで走るのは非日常的になるので、これはこれで意外と楽しかった。ただし、信号、歩行者、自動車の交通問題が大きすぎるので、ロードバイクとしての走行というよりも、速度20km/h以下での走行を楽しむ感じになる。スポーツというよりも、軽快なロードバイクで都心を走るのは気分転換になるかと。

たまには、こういったルートを走るのも悪くはない。ロードバイクは、健康維持のためのトレーニングという側面だけでなく、気分転換としと十分に楽しむことができる機材になると改めて認識することに。高級機材への物欲が出てきてしまっているが、今のロードバイクでもこういった形で十分に楽しむことができているわけで、楽しみ方は色々あるということだろう。



2014年11月24日月曜日

Canyonのプロ仕様バイクの販売をみて

Canyonからプロが使用したバイクの販売がされているようだ。中古品と言えばそうなるのだが、このレベルの機材で、プロのために準備されたバイクということであれば、ちょっと見方が変わってくる。当時の定価がどのくらいなのか分からないけれど、割安になっているのではないだろうか。

おススメはこれ。というか、この値段でこのホイール!これさ、勢いで買ってしまってもいいような気がしてきたな。。。サイズも問題ないし、電動デュラエース、驚きの50万円以下!2013年モデルでこの価格か。2012年モデルの自分のエントリーモデルのバイクの中古価格を考えたくなくなってきた。




その他のバイクを見ても、ホイールも高い奴を履いているし、コンポも一番良いものが使われている。年式は最新ではないようだが、メーカーがリスクを気にする必要はないと言っているので安心できるのではないかと思う。リサイクルショップで展示されてるものではなく、メーカーが直で販売しているレース機材というところは大きいな。

TTバイクはお買い得なような気がしなくもない。さすがにプロが走り込みをするとしても、TTバイクで走行する距離はそれほど多くないと思うので、練習で使われるロードバイクよりも消耗は少ない気がする。

プロが使用したメーカー純正の本物のバイクを手に入れることができるというのは、自分のような趣味で走る人からみれば、物心をくすぐられる感じがする。プロが使っている機材に乗ってみたいが、価格を考えると断念せざるを得ない。ところが、Canyonのリストを見てみると、装着されているホイールやコンポを見れば見るほどお買い得。プロ仕様そのものになるわけだから、普段のサイクリングのモチベーションも変わってくるような気がしなくもない。小傷はレースや普段での使用によるものだろうから、歴戦の跡とみてもいい。もっとポジティブに捉えると、これらのバイクを使う際に、小傷を気にする必要はないのかも。

ハイエンドモデル、、、自分の実力では不要だと自分に言い聞かせたり、価格が現実的でないとアレコレ頭の中で考えがまとまらなくなってくるのだが、こういう中古品だったら、しかもプロが使用していたバイクそのものということであれば、考えが変わってしまいそう。たまに乗る程度で問題はないし、部屋に飾っておくのにも、これほどいいものはないわけだし。

プロが使っていたバイクだけでなく、canyonの完成車は価格が魅力的な感じがしてきた。特にホイールは注目すべき。単体で購入すると20万円近いホイールが装着されているのだが、完成車価格を考えると、どう考えてもバーゲンセール価格としか思えない。最初からcosmic carboneやR-sysを装着しているわけで、こういったホイールを検討しているのであれば、canyonのバイクは購入候補から外すことはできなくなるだろうな。






ロードバイクの価格帯からみた購入割合を考えると冷静さを取り戻せる

ロードバイクを購入する前に感じていた「自転車って10万円もするの?」という感覚が世間一般常識になるのだろう。自分もそうだったわけで、購入を検討している初心者の金額の目安が10万円という認識はあったし、実際のデータでもその傾向が反映されているようだ。

一般財団法人自転車産業振興協会の統計データ(http://www.jbpi.or.jp/)に興味深いものがあったのでその感想を書いてみようかと思う。この統計データは毎月の自転車販売状況をまとめているもので、国内での販売量が輸入・輸出を含めてわかるようになっている。

自分のロードバイクは2012年の夏に購入したもので、当時の価格は12.9万円で、他のエントリーモデルの価格帯は9~15万円程だったような気がする。ブランドによっては廉価版でも20万近くするエントリーモデルもあったけど、10万前後の取り揃えが多いことから、この価格帯で購入候補を絞り込む感じだった。当時と今の状況は多少異なるかもしれないが、販売の動向は同じような感じだったのだろうか。

エントリーモデルを購入する人が多いはずだと考えていたし、実際にロングライドではエントリーモデルも一定数見かける一方で、中級から上級モデルもよく見かける印象があったので、中級・上級モデルもエントリーモデル並みに売れているのかと思っていた。だが、このデータを見る限りそうではなかったようだ。

統計データ(平成26年9月)のロードバイクの購入割合をみると、
1.7%-----30,001~  50,000円
9.6%-----50,001~  80,000円
8.7%-----80,001~100,000円
35.7%--100,001~150,000円
17.4%--150,001~200,000円
15.7%--200,001~300,000円
11.3%--300,000~

10~15万円の価格帯が一番売れているようだ。30万円以上のモデルは1割程度になるので、50万円以上のモデルは数%程度ということになるのだろうか。統計データを見れば見るほど、自分がこれまでにロードバイクに投入した資金を考えるようになってしまい、ちょっと冷静さを欠いていたとしか思えなくなってくる。

自分は12.9万円のエントリーバイクを購入したわけだが、実際は5万円のホイール、20万円のホイールを追加購入していて、Q-ringsやスプロケ等のパーツを含めると、総額は40万円を超えている。こういった中でカーボンフレームが欲しいと考えるようになってきているので、カーボンフレームを追加した場合は、累計額が100万円を超える勢い。

ロードバイクに熱心になる気持ちは十分に分かるし、ハイエンドモデルのロードバイクが100万円になることも理解しているので、ロードバイクに嵌まっていくにつれて価格の感覚が麻痺していくのを自覚していたつもり。でも、自分自身に一線を引いていたはずだった(20万円のホイールで一線を越えてしまったこともあったが)。

普段のロングライドで機材の物足りなさを感じてくると、ネットや雑誌のインプレに感化されてきてしまうわけで、自然とハイエンドモデルが気になってくるようになる。しかし、30万円以上のモデルの購入割合が1割程度であることを考えれば、そこまでハマる必要はないのではないかと思えなくもない。

販売動向やお客様の特徴、意見をみていくと、業界全体の状況がなんとなく分かってきたような気がしなくもない。これらを見ていくと、お客様の年代別動向も納得できるし、販売店の意見もそうなんだろうなという感じになる。







2014年11月17日月曜日

サイクルパンツによるサドルの滑り止め効果を実感

一昨日は森林公園までの往復で走行距離77.8km、平均速度23.1km/h。北風のある状況で、往路は市街、復路はサイクリングロードになったのだが、意外とこのルートは冬の北風に合っているような気がする。市街地に入るとある程度の向かい風が軽減されるし、サイクリングロードでの復路の追い風は場所によっては40km/hを超えることになるので、いつもと違う速度で黙々と走り続けることでストイックな気分にさせてくれる。

昨日は秩父と長瀞のサイクリングで走行距離55.2km平均速度15.6km/h。秩父の道の駅まで車を出して、紅葉を見るサイクリングを想定していたのだが、美の山公園と浦山ダムの坂道はマッタリ気分にさせてくれることはなく、厳しい勾配の坂道を登り続けることになってしまった。美の山公園のルートは、自分の感覚で言うと定峰峠以上の感覚になる。秩父側を登って、皆野側を下って行ったわけだけど、皆野側の下りも楽なわけではない。浦山ダムの登り坂も12%になっている区間があるので、紅葉サイクリングといった趣きとは異なるトレーニングのような感じになってしまった。





ここで、本題のサイクルパンツの効果について触れておきたい。秩父の紅葉は、のんびりサイクリングということもあって、キャノンデールのバギーショーツを着用していたんだよね。ところが実際は定峰峠級の勾配を登ることになってしまい、やたらと脚を使わされた状況になってしまった。いつもよりペダルに力が入らないのは、昨日の疲れが残っているものかと思っていたのだが、登りでサドルの前目に座ろうとしてもバギーショーツとそのインナーが滑ってしまうようで、サドル上で身体が固定されていない感覚があった。

自分のサイクルパンツ歴としては、
1年目・・・sugoiビブショーツ
2年目・・・キャノンデールバギーショーツ
3年目・・・キャノンデールL.E.ショーツ

バギーショーツは、1年前に購入したものになるわけで、その時はこれでロングライドをこなしていたのだが、半年前にキャノンデールL.E.ショーツを購入して以来、ほとんど使わなくなっていた。L.E.ショーツを購入したのは、ロードバイクを始めた時に最初に買ったsugoiのビブショーツの着替えが面倒くさかったのが発端で、夏場はバギーショーツよりも使い勝手がいいのかなと考えてのことだった。

1年目にビブショーツを購入したのも格好を考えてのことだったし、バギーショーツも同様。性能についてはネットや雑誌で言われている通りの程度しか分からない状況だったんだよな。本格的にやるのであれば、レースにも使われているビブショーツで、ピチピチスタイルが気になるようであればバギーショーツ。1年目も2年目もそれほど脚力があったわけではないので、漕ぐ運動の邪魔にならない服装だという程度の認識しかなかった。

ところが、今年の夏場からは本格的に峠を走るようになってきたので、それなりに脚力が身に付くことになったのだが、これは夏場から使用するようになったL.E.ショーツのおかげであり、これをきっかけとして、サイクルパンツによるサドルの滑り止め効果を実感するようになった。L.E.ショーツは腹回りで着ることになるので、少しずつショーツがずり下がってきてしまうことが分かり、サイクルパンツとサドルの滑りやすさに注目するようになった出来事。さすがに完全にずり下がることはないが、意外とパンツとサドルに力が掛かっているのだなと感じるようになった。

自分の乗り方としては、平地であればサドルの真ん中のポジションと後ろ目のポジションで座る位置を交互にずらしながら、脚を使うようにしている。峠では真ん中のポジションと前目のポジションを交互にずらしながら登っていく感じになる。ロングライドでは、座り直しを繰り返すように心掛けているし、パワーを出したいときや巡航したいときは、サドルに座る前後の位置を変えることで、脚全体の筋肉を全体的に使うようなイメージ。意識して変えることもあるが、無意識のうちに座る位置が変わっていることの方が多い。

ロングライド中もそうだけど、特に勾配のきつい登坂では、サドルに座る位置は頻繁に変えることになる。そのため、登頂時や休憩時に下がってしまったL.E.ショーツを上げることが多くなった。1年目はビブショーツを履いていたので、パンツがずり下がることがあるなんて気が付くことができなかったんだ。ビブショーツの優秀さは身体にフィットするということだけでなく、ずり下がることがないということに尽きるのではないだろうか。着てしまえば、見た目的にはビブショーツもL.E.ショーツも変わりがないのだから、性能に変わりもないだろうと思っていただけに、ビブショーツが肩にかかる理由を考えたことはなかったな。

まー、ロードバイクに乗るとしても、ある程度の走り込みがなければ、パンツが下がってくる事態に陥ることはないと思うので、普通にサイクリングをする人には、どんなパンツを履いても問題はないと思う。クルクル回して、余裕のあるペースで漕ぐ分にはサドルとパンツが滑ってもそれほどの問題はないと思う。ただ、サドルが滑ってしまうようなパンツでは、ガッツリとした踏み応えがなくなってしまうので、パワーをかけたいときにペダルに伝わらないというか、空回りしてしまって、身体全体がフワフワした感じになってしまい、余計に疲れてしまうような感覚がある。

これがバギーショーツを履いた昨日の美の山公園の登り坂で感じた出来事だった。踏んでいるはずなのに、少しフワフワした感覚で、思った感じに進んでくれない。当然、サドルの前目に座ろうとするも、バギーショーツとサドルが滑ってしまい、余計な力が脚に掛かってしまっているのではないかと思えるぐらいに。久しぶりのバギーショーツでこんな感覚になるとは思いもよらなかったな。

今年の夏場のトレーニングによって、峠をある程度克服したと考えていたのだが、バギーショーツのままだったら克服するのは難しかったのかもしれない。サドルとパンツが滑ってしまうと、いつまでたっても脚力は付かなかったのではないかと思えるぐらい。ビブショーツをたまに着用することもあるのだけれど、そのときは本当に調子が良かったのを思い出した。今思えば、ビブショーツであれば、サドルの座る位置をずらしても問題がないし、滑ることもないので、十分にパワーをかけていけるということなのだろう。L.E.ショーツも決して悪いものではなく、パワーをかけていく乗り方だと注意が必要ってことぐらい。

サイクルパンツによるサドルの滑り止め効果は重要になるし、自分レベルの素人であってもその効果は無視できないと思える。1年目はこんなことを全く考えていなかったし、着るのが面倒くさいという理由で、ビブショーツをほとんど着なくなってしまっていた。今思うと、バギーショーツではなく、ビブショーツでひたすら峠を登っていれば、もう少し違った形で脚力をつけることができたのかも。

この記事(http://www.cyclowired.jp/image/node/137037)の意味がようやく分かった出来事で、調べてみると、サドルの滑り止めはかなり重要な要素のようだ。自分のバイクではノーマルの状態で十分なので、何か手を加えることはないのだが、ひょっとしたら、サイクルパンツが擦り切れるほどの摩擦力のある状態の方が、よりパワーを伝達できるようになるのだろうか。ロードバイクの常識なのかもしれないが、今更ながら自分で発見できた出来事になるので、サイクルパンツとサドルの関係は奥が深いんだなとしみじみ実感。これって、シューズのビンディング並に重要な要素になるではないかと勝手に解釈している。

バギーショーツはもともとマウンテン用になるし、シティライドなどではこれで十分。フィットネスであればL.E.ショーツでも十分な性能。ハードな走行ではビブショーツが必要。走行目的によって使い分ければ、それぞれの長所を生かせることになるのだろう。



2014年11月13日木曜日

2014ツール・ド・おきなわのリザルトを見て感じたことは、一般市民の平均速度 は24km/h以下だということ

・チャンピオンレース210km 
 完走率:53/83(64%) 優勝者平均速度:38.1km/h

・市民レース210km
 完走率:114/374(30%) 優勝者平均速度:37.04km/h 114位平均速度:33.16km/h

・市民レース140km
 完走率:173/394(44%)  優勝者平均速度:33.84km/h 173位平均速度:27.85km/h 

・市民レース100km(under39)
 完走率:208/302(69%)  優勝者平均速度:31.73km/h 208位平均速度:23.57km/h 

・市民レース100km(over40)
 完走率:160/301(53%)  優勝者平均速度:31.16km/h 160位平均速度:24.34km/h 

ツール・ド・おきなわはプロ選手だけでなく、市民向けのレースも開催されているので、トップ選手と市民レーサーの実力を比較をすることができるのではないかと考えてみた。リザルトを上記のようにまとめてみると、市民レーサーの結果はレベルが高すぎて、自分にはあまり参考にならない。。。注目すべきなのは最下位完走者の平均速度。完走者は自分よりもレベルが違いすぎるということが分かった。自分のサイクリングでの平均速度は20~24km/h程度なわけで、市民レース100kmに参加したとしても足切りにあいそうなレベル。結果はリタイアとなる可能性が非常に高い。

チャンピオンレースと市民レース210kmは、リザルトを見る限りほぼ同じレベルにあると思えるので、市民レース210kmは一般市民向けというよりも、セミプロ向けといった感じ。それにしても、完走率がこんなに低いとは思わなかったな。市民レース210kmでは完走者が3割にしかならない状況なので、厳しいレースだと思った一方で、こういうレースにエントリーする市民は何者なのだろうかと思った。完走を目指すにしても、日頃のトレーニングでの結果によって、ある程度の結果は想定できるのではないだろうかと思うのだが。それにしても、こういった完走率を見ていくと、ツール・ド・フランスの完走率(http://www.jsports.co.jp/press/article/N2013060519052012.html)が高く見えてしまう。ここの説明によると、初期のツール・ド・フランスの完走率はかなり低かったようなので、ツール・ド・おきなわの完走率も数十年後には高くなっていくのだろうと考えたい。

自分がサイクリングをするときに気にしているデータは走行距離と平均速度の2つ。まー、時間は平均速度に組み込まれることになるとして、平均速度は重要な指標だと思っている。何故かというと、走行距離は時間を気にしなければ延ばすことができるし、時間についても速度を抑えておけば体力をなんとか維持して稼ぐこともできるのだが、平均速度を1km/hでも上げようとするのは簡単ではなく、非常に苦しいトレーニングが必要だということを物凄く実感しているから。

逆に言うと、こういったレースのリザルトを見れば、自分の立ち位置がどのようなところにあるのかが分かる。平均速度24km/hを出したことがあるのは、サイクリングロードを中心にして走行した平地のロングライドであって、ちょっとしたアップダウンがあるとすぐに平均速度は簡単に落ちる実力。だから、自分が参加したとしても、完走はほぼ不可能な感じだろう。

市民レースの最下位完走者の平均速度は、一般市民によるロードバイクの平均速度の指標になりえるのではないかと思う。100km走って平均速度が24km/hというのは、それなりに鍛えていないと出てこない数値になるだろうし、何よりも、わざわざ沖縄まで行ってレースに参加しようとするような意識の高い市民レーサーの平均速度なわけだから、遅い数値なわけがない。週末ライダーの自分には平均速度24km/hの壁に直面しているのだから、こういった市民レーサー達は自分以上のトレーニングをしているのだろうと想像できる。自分の場合、自宅から定峰や弓立山を走ると平均速度は20km/h前後。おきなわのコースも同様な山岳があるようなので、やはり自分には厳しすぎるとしか思えない。山岳を含めたコースで平均速度24km/hっていうのはなんなんだ?凄いとしか言えない。

信号のないレースになるので、平均速度24km/hというのは、走行中のサイクルコンピューターで表示される速度は30km/h前後になるのだろう。そして、登り坂だと20km/h以下になることもあるのかもしれないな。まー、普通に考えてみて、30km/hの速度を1時間以上維持できるような人達は限られていると考えるのが妥当。それと、平均速度が30km/hを超える人達は一般人と呼んでいいのか迷うね。チャンピオンクラスまでは行かないにしても、一般市民とはレベルが明らかに異なるわけで、一緒にサイクリングをしようものならペースが合わなくなる状況になるかと思える。

チャンピオンクラスと市民210kmのトップクラスは次元が異なるレベルになるし、その先のツール・ド・フランスに出場するような選手たちはもっと次元が異なることになるのだろう。もうこのレベルは一般市民には参考にならないと思う。一緒にサイクリングをするというよりも、観戦する方になった方がいいのかも。やっぱり平均速度24km/hの壁はでかいと思うし、リザルトから考えてみても、そうだろうなという感じになる。





2014年11月11日火曜日

Lapierre ラピエールのフレーム

す物欲がないと言いながらも、ColnagoやLookのフレームが気になるわけで、気が付くと色々とネットで情報を探してしまう自分がいる。ここまでロードバイクに嵌まっている自分を数年前に想像することはできなかったぐらいに。

今回気になったフレームはLapierre(http://www.lapierre-bikes.co.uk/bikes)。どの部分に着目したかといえば、そのグラフィックとデザインで特にFDJチーム用のグラフィックはフランス国旗のトリコロールを上手く取り入れている感じで好印象。青、赤、白の配色は見ていてカッコいいと思う。フランスメーカーによるフランスチームに使用されるトリコロールデザイン。こういったコンセプトに惹かれてしまうな。

フレームのデザインやグラフィックに関しては、遠目で見れば区別のつきにくいものになるし、フレームよりもジャージの方が目に飛び込んでくると思えるので、フレームのカラーなどはそれほど気にしているわけではない。結果として、1台目はマットブラック系のフレームを選択することにはなったが、これはこれでどんなジャージにも合わせることのできるデザインになると考えている。ただし、マットブラック系はクールな感じでの良さもあるのだけれど、カーボンフレームが全盛となる今の時代では普通すぎるグラフィックなので、個性があるというわけではないと思っている。

まー、自分はフレームにそれほどグラフィックやデザインをあまり求めていないことになるのかな。ただ、そんな自分であっても、このトリコロールデザインは気になると言うか、どんなジャージにもそれなりに合すことのできるものになるのではないかと思えるぐらいによくできているなと感心してしまう。このデザインはよくできてるよ。特にPulsiumを見るとね。派手過ぎず、無難過ぎず、それなのに個性のある主張を感じるな。

Lapierreを調べてみると、ロードバイクだけでなく電動バイクやシティコミューターまで色々と揃えている総合メーカーという感じで、ロードバイク専門というわけではないようだが、トップチームへ機材を供給していることから判断すれば、その性能を疑う必要はないと思った。色々とインプレがなされているようだが、プロチームが使っている機材なので、インプレに左右される必要はないと思うし、あとはレース向けか、エンデュランス向けのどちらかを選べばいいだけのような気がする。自分の使い方から選択するのであれば、エンデュランス向けのPulsiumになりそうだ。

フランスチーム、フランスメーカー、フランス国旗デザイン、こういった背景を考えると、昨日のブログで書いたColnago V1-rとは違った部分になるが、非常に魅力のあるバイクと言える。こういうコンセプトには弱いんだよな。ここまでフランスに染まっているバイクはそうそうないのではないかと思う。価格も十分現実的になるし、2台目のカーボンバイクとしてこれはこれで良い選択肢になりそうな予感。






2014年11月10日月曜日

気になるハイエンドはColnago V1-r

ホイールを購入して以来、ロードバイクに対する物欲はほとんどなくなったわけだが、新たな2015年モデルが登場してくるのをみていくと、気になるモデルが出てきたので書いておこうかと思う。

高級ロードバイクは直ぐに買うような代物ではないし、それに加えて簡単に買えるものではないとは分かっているのだが、2台目を購入するとしたらという仮定でそれなりに考えてみた結果、導き出されたのは「Colnago V1-r」。以前のブログにはLook795だとか、CAAD10discといった候補があるわけだけど、自分の中ではColnago V1-rはこれらの候補を抑えて堂々の一位。

フレーム価格は46万円になるので、最上級のコンポーネントを装備することによって100万円近くになるのだろうか。賛否が出てくるのは承知の上で、自分が装着させたいコンポーネントはアルテグラ。デュラエースやスーパーレコードでなくてもいいと思っているし、電動でなくてもいいかと思っている。ホイールは今使用しているCosmic carbon SLEを使うつもりなので、なんとか60万円ぐらいに収まるのではないかと勝手に妄想。

Colnago V1-rについてはホームページ(http://www.colnago.co.jp/2015/product/v1-r/index.html)に書かれていること以上のことは知る由もないのだが、コルナゴの歴史とフェラーリとのコラボレーションから生み出されたフレームということであれば、詳しいことが分からなくても間違いのない買い物としかいいようがないと思う。

フェラーリを所有したいと思ったことはないし、同じようにコルナゴを所有したいと思ったことはないのだが、高級ロードバイクフレームとして、他のブランドと比べて似たような価格であることを考えてみると、不思議と考えが変わってくる。現実的に手に入れることのできる価格帯に高級ブランドがあるわけだ。本気で買うかどうかは別として、2台目の予算としては50万近くあってもいいのではないかと考えているので、アルテグラで抑えておけばColnago V1-rは十分に射程圏内に入ってくる感じになる。

イタリア車を所有していたことがあるので、フェラーリが持っている価値観はある程度分かるつもり。維持費などの現実を考えれば、自分の経済力を考えるとあまりにも無謀な気がして、最初から購入の視野に入ってくることはなかった。あまりにも高い壁がありすぎたんだよな。現実離れしているわけだけど、その魅力に魅入られてしまっていることも確かで、遠くから眺めるだけで十分だと思っていたんだよね。

ところが、ロードバイクであれば、自分である程度の整備はできるようになるし、部品交換をするにしても車のように高額になるわけでもないので、そんなに維持費を心配する必要はない。ここが重要で初期費用以外のコストを考えなくても良いところはロードバイクの長所だと思う。オーバーホールや消耗品の交換のコストはそれほど心配になることはないからね。

ロードバイクそのものに本格的に興味を持ち始めるようになったのは、ロードバイクを始めるようになった3年前になるわけで、学生時代や子供の頃に憧れたこだわりのブランドというものは自分には特にない。有名選手も本やネットで調べるようになって知るようになったし、当時の有名選手の現役時代の機材への憧れを持っているわけでもないしので懐古主義になることはない。

いわゆる高級ロードバイクであれば、どのブランドであっても同じように興味が出てくるような状況。どれかを優先するような基準があるわけでもないのだが、Colnago V1-rについては色々とロードバイクの知識を深めていく上で、その成立とフェラーリの存在が他のものを寄せ付けないような気がする。車好きの自分のようなタイプであれば、こういったフレームは気になるのではないかと思う。

スペシャライズドがマクラーレンと共同で開発しているようだけど、コルナゴとフェラーリの関係の方が長そうだし、何よりもコルナゴ本人とエンツォ・フェラーリ本人同士のつながりによって生まれたフレームということを考えてしまうと、ただのフレームに見えなくなってしまうんだよな。コルナゴとフェラーリを乗りこなすことができるなんて、こんなのはこのバイクでしかあり得ない。高価なものであるけれど、これほど所有欲をくすぐられるフレームはないと思った。

性能だけでなく、こういった背景を持つフレームの魅力は時が経っても簡単に失われるわけではないだろうし、週末のサイクリングでも十分に楽しめるだろうから、案外、今の自分の生活にあっていそうな理想のバイクになるのかもしれない。






2014年11月9日日曜日

女性初級者とのサイクリングで感じたこと

先週はサイクリングロードで自宅から利根大堰を往復して、走行距離111.4km、平均速度は21.2km/h。昨日はときがわの椚平の研修センターを目指して、走行距離98.6km、平均速度は19.9km/hだった。毎週のように100kmのライドをこなしているような気がする。

先週のサイクリングは北風があったので、往路の向かい風が厳しかったわけで、冬の季節を感じさせるライドだった。荒川サイクリングロードの北風もなかなかだったんだけど、利根川の向かい風の強さは相変わらず。肉体的というか、精神的に鍛えられるような感じがする。

昨日のサイクリングは研修センターが開館して7周年を迎えたということで、無料の食事が配られていた。何回かセンターに来ているので、今日は建物の中で食事をとってみようかと思っていたのだけれど、このような機会に恵まれるとは思わなかったな。

それにしても、パートナーの力量には感心させられるばかりだ。ロードバイクを始めて3か月ぐらいしか経っていないのに、定峰峠も登ったし、堂平山まで足を付かずに登頂していることに驚くしかない。自分の1年目を思い出すと、ロードバイクを買ったばかりの頃はサイクリングロードで身体を慣らすだけで疲れてしまっていたというのに。椚平の勾配も初級者向けではないはずなんだけどね。

ペースをパートナーに合わせているので、ある程度の余裕をもってサイクリングができていると考えているのだが、実際のところ、余裕にあふれているわけではないので、それなりに自分のトレーニングにもなっている。最初の頃は23km/h程度の速度でペースを作っていたのに、今では25km/hを超えることも多い。パートナーは女性ということもあって、男性の自分の方が筋肉が多いこともあってパワーで負けることはないんだけど、スタミナの面ではそのうち追い越されそうな気がする。

自宅へ戻る最後に、自分なりにスプリントをかけて力を使い果たすようなトレーニングを心掛けているのだが、これが意外と効果があるようで、心肺と脚力の両方が鍛えられる感じになる。サイクリングペースだとしても、80~90km近く走った後の残りで全力を出すのは、疲れが溜まったところでの身体の酷使になるので本当に大変なんだよね。

レースで選手が最後に全力を出す状況と比較できるものではないのは分かっているが、初級者のパートナーのペースに合わせながら、自分も同時にトレーニングをするのはこういう方法しかないのではないだろうか。最後の距離であれば、パートナーを引き離しても怒られることはないし、一応理解はしてもらっているので、女性初級者とのサイクリングを考えている人はこの方法をおススメしたい。