2014年11月13日木曜日

2014ツール・ド・おきなわのリザルトを見て感じたことは、一般市民の平均速度 は24km/h以下だということ

・チャンピオンレース210km 
 完走率:53/83(64%) 優勝者平均速度:38.1km/h

・市民レース210km
 完走率:114/374(30%) 優勝者平均速度:37.04km/h 114位平均速度:33.16km/h

・市民レース140km
 完走率:173/394(44%)  優勝者平均速度:33.84km/h 173位平均速度:27.85km/h 

・市民レース100km(under39)
 完走率:208/302(69%)  優勝者平均速度:31.73km/h 208位平均速度:23.57km/h 

・市民レース100km(over40)
 完走率:160/301(53%)  優勝者平均速度:31.16km/h 160位平均速度:24.34km/h 

ツール・ド・おきなわはプロ選手だけでなく、市民向けのレースも開催されているので、トップ選手と市民レーサーの実力を比較をすることができるのではないかと考えてみた。リザルトを上記のようにまとめてみると、市民レーサーの結果はレベルが高すぎて、自分にはあまり参考にならない。。。注目すべきなのは最下位完走者の平均速度。完走者は自分よりもレベルが違いすぎるということが分かった。自分のサイクリングでの平均速度は20~24km/h程度なわけで、市民レース100kmに参加したとしても足切りにあいそうなレベル。結果はリタイアとなる可能性が非常に高い。

チャンピオンレースと市民レース210kmは、リザルトを見る限りほぼ同じレベルにあると思えるので、市民レース210kmは一般市民向けというよりも、セミプロ向けといった感じ。それにしても、完走率がこんなに低いとは思わなかったな。市民レース210kmでは完走者が3割にしかならない状況なので、厳しいレースだと思った一方で、こういうレースにエントリーする市民は何者なのだろうかと思った。完走を目指すにしても、日頃のトレーニングでの結果によって、ある程度の結果は想定できるのではないだろうかと思うのだが。それにしても、こういった完走率を見ていくと、ツール・ド・フランスの完走率(http://www.jsports.co.jp/press/article/N2013060519052012.html)が高く見えてしまう。ここの説明によると、初期のツール・ド・フランスの完走率はかなり低かったようなので、ツール・ド・おきなわの完走率も数十年後には高くなっていくのだろうと考えたい。

自分がサイクリングをするときに気にしているデータは走行距離と平均速度の2つ。まー、時間は平均速度に組み込まれることになるとして、平均速度は重要な指標だと思っている。何故かというと、走行距離は時間を気にしなければ延ばすことができるし、時間についても速度を抑えておけば体力をなんとか維持して稼ぐこともできるのだが、平均速度を1km/hでも上げようとするのは簡単ではなく、非常に苦しいトレーニングが必要だということを物凄く実感しているから。

逆に言うと、こういったレースのリザルトを見れば、自分の立ち位置がどのようなところにあるのかが分かる。平均速度24km/hを出したことがあるのは、サイクリングロードを中心にして走行した平地のロングライドであって、ちょっとしたアップダウンがあるとすぐに平均速度は簡単に落ちる実力。だから、自分が参加したとしても、完走はほぼ不可能な感じだろう。

市民レースの最下位完走者の平均速度は、一般市民によるロードバイクの平均速度の指標になりえるのではないかと思う。100km走って平均速度が24km/hというのは、それなりに鍛えていないと出てこない数値になるだろうし、何よりも、わざわざ沖縄まで行ってレースに参加しようとするような意識の高い市民レーサーの平均速度なわけだから、遅い数値なわけがない。週末ライダーの自分には平均速度24km/hの壁に直面しているのだから、こういった市民レーサー達は自分以上のトレーニングをしているのだろうと想像できる。自分の場合、自宅から定峰や弓立山を走ると平均速度は20km/h前後。おきなわのコースも同様な山岳があるようなので、やはり自分には厳しすぎるとしか思えない。山岳を含めたコースで平均速度24km/hっていうのはなんなんだ?凄いとしか言えない。

信号のないレースになるので、平均速度24km/hというのは、走行中のサイクルコンピューターで表示される速度は30km/h前後になるのだろう。そして、登り坂だと20km/h以下になることもあるのかもしれないな。まー、普通に考えてみて、30km/hの速度を1時間以上維持できるような人達は限られていると考えるのが妥当。それと、平均速度が30km/hを超える人達は一般人と呼んでいいのか迷うね。チャンピオンクラスまでは行かないにしても、一般市民とはレベルが明らかに異なるわけで、一緒にサイクリングをしようものならペースが合わなくなる状況になるかと思える。

チャンピオンクラスと市民210kmのトップクラスは次元が異なるレベルになるし、その先のツール・ド・フランスに出場するような選手たちはもっと次元が異なることになるのだろう。もうこのレベルは一般市民には参考にならないと思う。一緒にサイクリングをするというよりも、観戦する方になった方がいいのかも。やっぱり平均速度24km/hの壁はでかいと思うし、リザルトから考えてみても、そうだろうなという感じになる。





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