2014年11月24日月曜日

ロードバイクの価格帯からみた購入割合を考えると冷静さを取り戻せる

ロードバイクを購入する前に感じていた「自転車って10万円もするの?」という感覚が世間一般常識になるのだろう。自分もそうだったわけで、購入を検討している初心者の金額の目安が10万円という認識はあったし、実際のデータでもその傾向が反映されているようだ。

一般財団法人自転車産業振興協会の統計データ(http://www.jbpi.or.jp/)に興味深いものがあったのでその感想を書いてみようかと思う。この統計データは毎月の自転車販売状況をまとめているもので、国内での販売量が輸入・輸出を含めてわかるようになっている。

自分のロードバイクは2012年の夏に購入したもので、当時の価格は12.9万円で、他のエントリーモデルの価格帯は9~15万円程だったような気がする。ブランドによっては廉価版でも20万近くするエントリーモデルもあったけど、10万前後の取り揃えが多いことから、この価格帯で購入候補を絞り込む感じだった。当時と今の状況は多少異なるかもしれないが、販売の動向は同じような感じだったのだろうか。

エントリーモデルを購入する人が多いはずだと考えていたし、実際にロングライドではエントリーモデルも一定数見かける一方で、中級から上級モデルもよく見かける印象があったので、中級・上級モデルもエントリーモデル並みに売れているのかと思っていた。だが、このデータを見る限りそうではなかったようだ。

統計データ(平成26年9月)のロードバイクの購入割合をみると、
1.7%-----30,001~  50,000円
9.6%-----50,001~  80,000円
8.7%-----80,001~100,000円
35.7%--100,001~150,000円
17.4%--150,001~200,000円
15.7%--200,001~300,000円
11.3%--300,000~

10~15万円の価格帯が一番売れているようだ。30万円以上のモデルは1割程度になるので、50万円以上のモデルは数%程度ということになるのだろうか。統計データを見れば見るほど、自分がこれまでにロードバイクに投入した資金を考えるようになってしまい、ちょっと冷静さを欠いていたとしか思えなくなってくる。

自分は12.9万円のエントリーバイクを購入したわけだが、実際は5万円のホイール、20万円のホイールを追加購入していて、Q-ringsやスプロケ等のパーツを含めると、総額は40万円を超えている。こういった中でカーボンフレームが欲しいと考えるようになってきているので、カーボンフレームを追加した場合は、累計額が100万円を超える勢い。

ロードバイクに熱心になる気持ちは十分に分かるし、ハイエンドモデルのロードバイクが100万円になることも理解しているので、ロードバイクに嵌まっていくにつれて価格の感覚が麻痺していくのを自覚していたつもり。でも、自分自身に一線を引いていたはずだった(20万円のホイールで一線を越えてしまったこともあったが)。

普段のロングライドで機材の物足りなさを感じてくると、ネットや雑誌のインプレに感化されてきてしまうわけで、自然とハイエンドモデルが気になってくるようになる。しかし、30万円以上のモデルの購入割合が1割程度であることを考えれば、そこまでハマる必要はないのではないかと思えなくもない。

販売動向やお客様の特徴、意見をみていくと、業界全体の状況がなんとなく分かってきたような気がしなくもない。これらを見ていくと、お客様の年代別動向も納得できるし、販売店の意見もそうなんだろうなという感じになる。







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