2014年12月27日土曜日

変速したくなるのはどのタイミングか?

今日のサイクリングは物見山までのライドで荒川サイクリングロード、比企サイクリングロードを経由しての往復。走行距離は67.49km、走行時間は2時間57分、平均速度は22.80km/hだった。行きは向かい風、帰りは追い風といった状況で、ひたすら平地巡航をしていく感じ。

今さらながら、3年目にして気付いたというか、変速したくなるタイミングというのは、「勾配に合わせて変速する」というのは当然のことだけど、「脚の疲れを分散させるために変速する」ということが重要だと思い知った。疲れが出てこない早めの変速が重要で、疲れ切った後の変速では意味がない。

シフトチェンジを繰り返して、軽く回すことで踏み脚を休ませ、踏み脚を使うことで回転運動を休ませる、これの繰り返しがサイクリングロードではものすごく有効。今日の向かい風もなかなかのものだったけれど、一昨日の葛西臨海公園からの帰りの距離60km弱の向かい風(走行時間約3時間)では特にこういったメリハリが効いたと思っている。シフトチェンジの目安はケイデンスで、言ってみればケイデンスのメリハリをつけることで脚の疲れを分散することができると言えるのかも。

ケイデンスを90にして走行するのが合理的と言われているし、自分もそのとおりだと理解しているわけだが、サイクリングロードでケイデンスを90にして走るのが快適かと言われたらそうではないのかも。というのは、一定のケイデンスを維持して5分も走っていられないのが理由で、サイクリングロードのように起伏がほとんどないルートであっても、脚の使い方、走行速度、風向きなどの条件は常に変化しているわけで、90を意識していても、自然とケイデンスが80に落ちて行ったり、115にまで上がっていくようになってきてしまうんだよね。

自分の場合は、ケイデンスを90に維持するためのシフトチェンジではなくて、80~115といった幅を持たせるためのシフトチェンジといったところだな。ケイデンスが上がってきたらシフトアップ、下がってきたらシフトダウン、この操作を繰り返すことになる。ケイデンスを見ながらシフトチェンジをすることになるのだが、その逆もあって、わざとシフトチェンジをすることで脚の疲れを分散させていくこともある。1分間隔でシフトチェンジを繰り返すこともあるし、状況によっては数分になることもある。

ちょっと負荷を上げたトレーニングとして、程よい速さで走行したいと思えば、自分の場合はケイデンスは100ぐらいがちょうどいい感じになる。気付かないうちに115まで上がってしまうので、そういったところをシフトチェンジで調整していく感じ。

ケイデンスを100にして心地が良いのは、シフトアップの際に落ちるケイデンスが90に治まるのが大きいかと思う。ケイデンスを90にしていたら、シフトアップ時にケイデンスは80になるだろうから、せっかくのペダリングが少し重くなってしまう感じがするんだよね。まー、シフトチェンジをしないのであればケイデンスは90でちょうどいいんだけど、メリハリのないペダリングは続く感じがしない。

なんでこんなことを考えるようになったかと言えば、電動アルテグラを導入する予定ってのが理由で、電動だったらこのタイミングで変速を繰り返すんだろうな~って感じで走行していたから。向かい風もそうだし、追い風の時もそうなんだけど、しばらく変速はしなくてもいい時もあるんだけど、一定の感覚で脚を回していると、どうしても疲れが出てくるし、疲れが出てきた時にはすぐに変速をしたくなるのだけれど、ワイヤーのティアグラだとシフトチェンジを面倒だと感じてしまう。

ちょっとの疲れだったら変速によってすぐに回復するのだけれど、少し重たい疲れになってしまうとその回復もかなり時間をとられる。シフトチェンジを事前にしておくことで、疲れを予防することもできそうな感じがしている。それと加速の際のシフトチェンジの重要性を意識しているのも理由になるのかな。

ロードバイクで加速をする際は、シフトアップが正しいと思うのだが、車やバイクで加速する場合は普通はシフトダウンなんだよな。トルクをかけるんじゃなくて、回転を上げていくことでスムーズな加速につながるわけだが、ロードバイクの場合は実際どうなんだろうかと考えてみたりする。ケイデンス80~90で流している時に加速していく場合、シフトダウンをしないにしても最初はケイデンスを上げていき、ケイデンスが110ぐらいになったらシフトアップ、一旦ケイデンスが落ちて、速度とケイデンスを上げていったら、さらにシフトアップというイメージ。やはり回転系を重視した方が良い感じがしてきた。

サイクリングロードでのメリハリの話を繰り返してしまうが、ロードバイクは加速運動の繰り返しが基本ということに繋がるのだと思う。例え平地巡航で一定の速度で走っている場合であっても、脚の疲れ、風や路面の僅かな勾配などで、減速する要因に見舞われることが繰り返され、それを補うために加速をして一定の速度を維持していくイメージ。当たり前と言えば当たり前なんだけど、電動アルテグラを検討するまでは、これほどシフトチェンジを意識していなかった。

自分が変速したくなるタイミングを考えてみれば見るほど、電動シフトがその手助けをしてくれるような気がしてきた。













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