2015年5月20日水曜日

5年前のフラッグシップを調べてみると。。。ハイエンドを買うべきか迷いが生じてくる



2台目のフレームとして、心の中でcannondale super six evo hi-mod 2015に決めていたつもりだった。nanoがフラッグシップとなるのだが、Di2対応のフレームで言えばevo hi-modもフラッグシップと言えるわけだし、フレーム重量700gというのは魅力を感じる部分。

スーパーシックスはいつから登場しているのだろうかと調べていくと、バッソやニバリがジロデイタリアやブエルタで優勝した時のバイクが目に留まることになった。2010年と言えばそれほど古いわけではないし、当時の自分はロードバイクに興味がなかったので、知る由もなかったのだが、今の知識から見比べていくことで、5年前のフラッグシップはどういうものになるのかを理解する上で役立つ情報になるかと。

当時のスーパーシックスのフレーム重量は900gで、フレーム価格は30万円以下だった模様。フラッグシップの完成車状態は80万円~となっていて、コンポは10速デュラエースでコスミックカーボンなどの高級パーツが盛り込まれている。トータル重量では7kgを下回ることも可能な状態で軽いバイクだったようだ。

http://www.bikeradar.com/news/article/tech-cannondale-2010-road-launch-21575/

5年後の現在、このバイクを80万円出して買う気になるかと言えば、そうはならないんだよね。コンポは10速になるし、フレーム重量は最軽量の部類ではなくなってしまっている。今の最軽量は700gを下回ることになっているので、5年でかなり進化をしてきたことになる。カーボンフレームの賞味期限については、こういった面で考えてしまうと決して長く持つとは思えなくなってしまった。フレームの賞味期限が長く持ったところで、性能の賞味期限は新モデルにすぐ取って変わられてしまうのだから。

もしも、今のフラッグシップを買ったとしても、重量やコンポ性能の賞味期限は5年以下となり、5年後にはミドルグレードで半額程度で購入できるものになってしまうような気がしてきた。まー、生もの的な扱いという意味では、今現在の瞬間的な高性能を味わうことは可能と言えるんだけど、それは長く続くものではないということを承知しておかなければならないということになるんだよな。当たり前と言えば当たり前なんだけど。

そういう考えでもって、一番重要なのは今現在の自分の身体が最高の状態ということであって、何らかの競技に臨む方向であれば、現時点での最高のバイクを所有する意味があると思えてきてしまった。

今の自分には前傾姿勢の課題があるので、最高のバイクを手に入れたとしても、最高の性能を引き出せるわけではない(自分の能力を最大限引き出すという意味であって、プロレベルといった性能という意味ではない)。今の自分に必要なのは、ハンドルを低く設定できるタイプのフレームであり、前傾姿勢で走行できる身体を作っていくこと。

今のシナプスではこの部分で妥協が必要となってしまうポジションになってしまっている。シナプス・アロイで全然問題はないし、ロードバイクを楽しんでいることは確かなのだが、前傾姿勢を維持できる身体を作っていくフレームが欲しくなってくると、シナプスとは異なるフレームが必要という結論になってくる。

よくよく考えてみると、自分が欲しいのは前傾姿勢を意識したガツガツした走りを楽しむフレームであって、ハイエンドである必要性はそれほど高いものではない。むしろ、そういったフレームをある程度乗りこなしてからハイエンドを考えていった方がいいのかもしれない。

こういった考えで頭の中を整理してみると、前傾姿勢のガツガツした走りに慣れるのは1年以上かかると思われるし、場合によってはそれ以上ハードなものを求めなくなる可能性もある。今のシナプス・アロイはまったりした走りを楽しむバイクとして、もう一つのバイクはガツガツした走りを楽しむバイクとして2台体制を組むのも悪くはないかなと。

今現在ハイエンドを買ったとしても、その真価を知ることになるのは今のペースで乗り続ける限り、1年以上先の話になるわけで、数年後には新モデルのハイエンドに性能が及ばないだけでなく、ミドルグレードの新モデルにも及ばなくなってしまう懸念は払しょくできそうもない。競技に今現在参戦しているわけではないから、今最高のバイクを持っていても仕方がないはなしになるだろうからね。

つい数日前まではエボハイモッドに心を奪われていたというのに、ここまで心変わりをしてしまうことになるとは思ってもいなかった。今のフラッグシップのフレーム重量が700g以下となっているわけだけど、5年後は600g以下になっていくのかもしれない。そして、コンポ自体も軽くて性能が上がってくるわけだから、全体的な性能は底上げされてくるわけで、だったら、数年後のミドルグレードで自分的には十分なのではないかという発想に行き着いてしまう。

まー、話がネガティブな感じになってしまったけれど、2台体制にしておきたいという気持ちは変わらないので、こういう中でガツガツ走ることができるフレームは何かということを考えてみると、CAAD10が最有力候補となる。CAAD10は価格が手ごろになるし、フレーム性能がカーボンに及ばないにしても、自分が求めているのはそこではなくて、前傾姿勢でガツガツ走る気にさせるバイクということになるからね。ハイエンドのフレームと比べてしまうと重量は軽くないのだが、許容範囲になるし、数年持てばいいという考えであれば、これで十分。数年後に廉価版となったハイエンドを検討すればいいわけだからね。

CAAD10であれば、乗せ換えコストも含めて30万円を超えることはないだろうから、そこは頭の中で納得できる価格。これがハイエンドになると、どうしても50万円超えを意識してしまうレベルで、そこまでコストをかけて満足できるのかというジレンマに陥るような気がする。高いバイクを買ったからと言って満足するよりも、自分の求めていた走りができるかどうかの方が満足度は高いような気がするからね。

それと、CAAD10は息の長いモデルになるんだよな。電動対応などのマイナーチェンジを繰り返しているけれど、この意味においてはアルミフレームの賞味期限は長いと考えていいのかもしれない。年間1万キロ以上乗るような人であれば、フレームがすぐにヘタってしまうのだろうが、自分の場合はどんなに走り込んでも年間3000キロ程度。2台体制になるわけだから、乗ったとしても年間2000キロ程度になるのだから、数年先まで性能がヘタるなんてことは考える必要はなさそう。

数年後、このブログを自分で読み返すことになった時に自分はどんな感想を持つことになるのだろう。



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