2014年8月22日金曜日

白石峠に初挑戦。やっぱり白石峠はキツイ。

8/13に白石峠に初めて挑戦することになった。結果は走行距離108.7km、平均速度19.06km/h。それなりに準備をしてきたつもりであったが、やはりこの勾配と距離は体力を激しく消耗する。計測区間タイムは40分弱だったので、それなりの目安にはなったのだが、ここを30分で走りきる人達、あるいは22分で走りきるプロの凄さがよく理解できた気がする。

埼玉県民として、自走で行ける範囲に住んでいるロードバイク乗りとして、白石峠のような有名な場所は近いうちに攻略しなければならないと考えていたわけだが、土日の混雑の様子を見ると、とても休日に行く気にはなれなかった。最近の猛暑も行く気になれなかった理由の一つ。

たまたま8/13に休みをとることができて、天気も曇りだったこともあって、絶好の機会が到来したと考えて、早朝に出発して白石峠を目指すことになった。白石峠の入り口前の木の家の自販機で、コーラを補充し、そのまま峠の入り口に向かう。平日のお盆ということもあって、車の走行が全くなく、ロードバイクもほとんどいなかったので、交通に関しては走りやすい状況だった。

白石峠はネットのブログなどで言われているとおりで、序盤の勾配が本当にキツイ。中盤に入ってもキツイ勾配が出てくる状態で、周辺は霧に包まれるかのような環境になっていた。途中で、明らかに自分より速い人に追い抜かれたのだが、ああいった人達が30分切りをするようなライダーになるのだろうと思った。自分の場合は、序盤にスプロケ30tでひたすら進んで行く感じで、勾配のゆるくなる場所になっても、ギアを上げることがほとんどできなかった。

ペースを乱さないように、ひたすらペダリングを続けていく感じで、コーラを細目に飲んでいく状況だった。中盤辺りでコーラを半分以上飲んでいたような気がする。炭酸をヒルクライムのきつい状態で飲むのはちょっと失敗だったのかも。

霧に覆われていたので、山頂の方も雲に覆われているのかなと思っていたら、勝負平の橋の付近では路面が渇いていて、上空も晴れわたっている感じだった。勝負平からの残り2kmは勾配が緩やかになると言われているので、それを信じて上ってきたわけだけど、全く力が入らないし、ギアを上げても速度を上げていくことなんてできない状況。本当に、こんなところから加速していけるのか??って感じだった。勝負平から加速できる芸当を身に付けるのは、自分には無理そうな気がしたな。

そんな状態でなんとか白石峠に到着し、そのまま堂平山に向かうわけだが、もうこの時点で10km/hの速度を維持するのが難しいぐらい。日差しも強くなってきて、まだゴールは遠いなと思いながら進んで行くと、勾配が緩やかな区間に入ったところで、速度が15km/h近く出るようになる。このときほど、15km/hの速度がこんなに速いのかと感動したことはなかったと思う。今まで10km/hちょっとの速度で進んできたわけだし、勾配のキツイところになると5~6km/hにまで速度が落ちていたからね。

こんな感じで進んで行ったわけだが、ようやく天文台が見え始めて、ゴールに到達することができた。今回のサイクリングで堂平山に来たのは3回目になるわけだけど、過去の2回は定峰峠から上ってきたものであって、キツイ白石峠を避けていたんだよね。そういった背景があるので、今回の登頂によって、ようやく目指していた目標を達成したのかと深い感慨にふけることになった。

ちょっと感動したのは、山頂の景色で、周辺一帯が雲海の状態となっていたこと。1,000mにも満たない山頂でこのような景色を見ることができるとは思わなかったな。午前8時30分頃の状態だったから、こういった景色が見られたのかもしれない。

問題は帰り道だった。毛呂山による用事があったので、白石峠をそのまま下るのではなく、奥武蔵グリーンを通って下ることにしたわけだが、これが予想以上にハード。前回は鎌北湖から奥武蔵グリーンラインを登っていたので、白石峠から降りる場合は下り基調となるので、案外楽に進めるのではないかと簡単に考えていた。

早速、最初の難関が高篠峠。白石峠からは下るだけだと思っていただけに、この登りは精神的に応えた。それと、高篠峠に普通のチャリに乗っている高齢の方とすれ違った時は、自分はこんなに疲れているのに、何故、あの人は平気な顔をしてこの峠を走れるんだろう??って感じになったな。

なんとか苅場坂峠に到着して、そのまま下っていくことになったが、なかなか思ったように進んで行かない。下り基調なのに、速度が出しにくいし、ブレーキを握りっぱなしの下ハンドル状態は身体に応えてくる。前日の雨で路面に木の枝や石ころが転がっているのも、乗り心地を悪化させる要因となり、白石峠の登りよりも苦行となる帰り道となった。

もうね、奥武蔵グリーンラインは超人以外はお断りというイメージ。苅場坂付近でランニングをしていた人とすれ違ったけれど、あの人は間違いなく超人だろう。どこから走ってきているのか理解できなかった。鎌北湖に近づいてくると、ランニングをしている人達がチラホラ現れてくるようになる。この辺りをアップダウンをランニングするのは普通じゃない。登りでは、いつまでたってもランナーを引き離すことができないような状態だった。

途中でコーラを全て飲み切ってしまったことも、奥武蔵グリーンラインがよりハードになった要因だったのかもしれない。途中に自販機が全くないのは痛い。日陰ばかりだったので、なんとか鎌北湖に到着できたけれど、ドリンクの補給を軽視してしまったことは反省すべき点になった。

ロードバイク3年目で、週に一回のペースでそれなりの峠を走ってきたつもりだったけれど、やっぱり白石峠はキツイというのが率直な感想。走りきる自信はあるけれど、心の準備が自分には必要だな。毎回白石峠を走っているような人達は、こういった部分でメンタルが異なるのではないかと思う。そして、白石峠と奥武蔵グリーンラインのコンボは凶悪なルートに変貌することがよく分かった。

 
























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