2015年4月29日水曜日

サドルの高さとクリートの位置

今日は白石峠を走行してみたのだが、それなりに走ったつもりだったのに40分を切れない。これが今の実力ということなのかも。去年の夏に白石峠を上った時は、今日ほど序盤の坂で苦しめられた感じはなかったし、トルクのかかる登り方ができていたような気がしていたのに、今回はそういった走りが出来なかった。

今月は草津、椚平、定峰峠×2、白石峠といった峠をそれなりに走り続けたわけだけど、なんかペダルが軽いと言うか、強く踏めない感覚が続いている。原因は何なのかということを思い返してみると、今年の始めに電動アルテグラに変えてから、サドルの高さとクリートの位置も変えたことに突き当たる。

去年はサドルは低め、クリートは爪先寄りという設定で、今年はサドルを上げて、クリートは踵寄りという設定に変えてみたのだが、峠の登りで中々パワーを引き出せないでいる。今年の設定はロードバイクを購入した当初のショップの店員さんの推奨値に近い設定に戻したつもりだった。去年は両足の爪先が地面に付くサドルの高さだったわけだけど、意外とこれで峠の登りは悪いわけではなく、サドルの前目に座ったり、後ろ目に座ったりを繰り返していくことで、脚の色々な筋肉を使っていたような気がする。

今年はサドルを普通の高さにしてみたのだが、これだと座っている位置がほとんど同じで、脚の筋肉も同じ筋肉ばかりを使っているかのような印象。クリートを踵寄りにしたのも影響があるような印象があって、自分の場合は踵寄りの設定だとペダリングのパターンが単調になってしまう感じになる。爪先寄りだとペダリングのパターンが幾つか出てくる感じがしている。サドルも少し下げた方がペダリングのパターンが増える感じもするね。

サドルの高さで言えば10mm前後の違いであり、クリートは5mm前後の違いになるのだが、これだけで身体が受ける感覚は随分違ってきているような感じがするので、次のサイクリングでは去年のような位置に少し戻してみようかと思った。あくまで自分の身体が受ける感覚の違いであって、ペダリング姿はほとんど変わらないのかもしれないのだが、自分の中では去年のポジションの方がやりやすいというのが一つの結論。

今年のポジションでも脚が痛くなることはないし、何も問題はないような気がするのだけれど、今月の走り込み量を考えてみると、これほど走っているにもかかわらず登りのトルクが太くなる感じがしないので、これ以上、このポジションに拘る必要はないのかもしれない。

まー、サドルが高い方が見た目がカッコいいし、なるべく足を長く見せたいという欲求に駆られてしまうことは仕方がない部分だという認識は持っている。でも、ロードバイクで重要なのは納得の出来るペダリング(速い遅いは関係なく)が出来ているかどうかだと思うので、この部分は少し諦めを付けることが出来そうだ。

サドルは低め、クリートは爪先寄りというのが自分のポジションということになるのだろう。

ハンドルを下げることは今後もないかと思う。乗れている時期は下ハンドルでも平気になってくるのだけれど、乗れなくなった時期はこの高さのハンドルでなければ辛くなってしまうからね。週末ライダーの自分ですら、年間を通じてポジションが変わってくることと、サドルとクリートの位置の違いを体感で分かってくるぐらいなので、トップレベルの選手はどうやって自分の身体と調整しているのか気になった。



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