2016年5月1日日曜日

10年前のハイエンドモデルの底力

http://www.cyclowired.jp/news/node/11753

今日は休憩所で、LOOK595乗りの人とロードバイク談義をすることになった。色々と参考になった話も多いのだが、最も衝撃を受けたのはLOOK595の素性の良さ。まー、駐車場で少し跨った程度での話にすぎないんだけど、10年前のハイエンドモデルの底力を実感することになった。

CAAD12にそれなりのコストを掛けているのに、10年前のハイエンドモデルを超えることは難しいということになるんだな。

595乗りの方は、マグネシウムのドグマから595に乗り継いだらしく、コンポは10速デュラエース。ホイールはBORAG3。当時のハイエンドパーツがそのまま装着されている状況。ちょっと漕いだだけで、自分のCAAD12とは別の良さがすぐに分かるぐらい。595もスゲーなと思ったんだけど、ドグマにも乗っていたということも凄い。

BoraG3はよく出来てる。使い込まれた感があるホイールなのに、ダメなところは全くない。時が経っても良い物は変わらないということか。あの軽さとディープリム、そして回転の良さ、10年経っても劣化することはないようだ。

595のフレームにはキズが付いていたけれど、ペイントの擦り傷程度で、カーボンそのものには全く問題のない状態。ハイエンドモデルは軽量でレース向きになっているので、神経を使うものだと思っていたのだけれど、使い込まれた状態のフレームを見る限り、経年劣化はほとんど分からないレベル。ハイエンドはそれなりに頑丈にできてるということがよく分かった。

CAAD12を買う前に、使い込まれたLOOK595を知っていたら、購入候補が違っていたのかもしれない。やはりハイエンドは出来が違うということになるのだろうか。それとも、ハイエンドレベルになると、進化の度合いがそれほど変わらないということになるのかも。

10速デュラエースを始めて触ることになったわけだけど、さすがにコンポだけは自分の電動アルテグラが勝っていたといえる。コンポの性能は2世代以上異なるので当然と言えば当然のことなのかもね。当時のデュラエースの性能を知ることで、今の10速ティアグラもそれなりによく出来ているんだなと実感した。

フレームとホイールは、今後もそれほど劇的に進化することはないのかもしれない。エアロや軽量化といった見た目やスペックでの変化はあるのだろうけれど、乗った時の印象でそこまで劇的に変化を感じることが出来るものなのだろうかと思った。

LOOK595乗りの方の話によると、ドグマはフレームに亀裂が入ってしまったとのことで、いずれ自分のCAAD12にもそういう事態が訪れることになるのだろうなと思った。ただ、その方はフルマラソンもやっているようで、ロードバイクでも相当な走り込みをしていると思えるので、年間走行距離が3000~4000キロ程度の自分の乗り方であれば、そこまで心配することもないのかなと思ったりする。

ハイエンドモデルが長く性能も維持できるということが分かった出来事になるし、CAAD12が10年前のハイエンドモデルにかなり近づく性能を持たせることも分かったので良い勉強になったかと思う。

それにしても、いや、マジでハイエンドモデルを買っておけば良かったのかも、と考えてしまう自分がいた。あるいは、LOOK765を選んでおいた方が良かったのかも、とかね。







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