イタリアの老舗ブランドが、ジロデイタリアで活躍するというのは見ていて応援したくなる。2016年、ジロデイタリアの終盤で総合首位となっているビアンキ。ステフェン・クルイスウィクがこのまま総合優勝に向かうのだろう。バルベルデ、ニバリ、他の優勝候補を抑えて、総合首位にいるステフェン・クルイスウィクは凄いと思った。
ビアンキの活躍で自分の記憶にあるのはマルコ・パンターニで、自分はそれなりにオッサンなんだなと改めて思ってしまう。若い人にはリアルタイムの活躍は知られていないけれど、自分にはリアルタイムだったんだよね。
自分の中では、ビアンキはそれぐらい過去の活躍から遠ざかっていて、古豪のブランドになっていると思っていたのだが、今回の活躍でビアンキの新たな歴史に刻まれることになるのだろう。
ビアンキのフラッグシップとなるオルトレXR2は欲しいと思えるバイクで、ブランドイメージに加えて、今回の活躍で泊が付くことになりそう。この動画によると、その重量は7kgとなっていて、これでジロの山岳コースを走り回っているのかという感じ。
チームカラーに黄色が入っているのは、マルコパンターニの時のチームカラーを思い出させるんだよな。チェレステと黄色は何か良い相性があるのかもしれない。
それにしても、勢いのあるスペシャライズドを抑えて、ビアンキが首位にいるとは思わなかった。やはり、活躍することによってそのバイクが評価されていくようになるんだろうな。ピナレロのドグマもそうだし、スペシャライズドのターマックも、グランツールや世界戦で結果を残しているわけで、ビアンキもこのまま優位を保てば、その中に入ることになる。
最近のロードバイク人気によって、ビアンキ乗りが増えているのを実感しているのだが、どちらかというと初心者に受け入れられているのもの、上級者には少ないように見えたのがビアンキだったのが、今回の活躍で変化することになるのかもしれない。
と思っていたのが、昨日まで。
stage19で落車により、総合首位からビアンキが陥落。まじか、という展開だし、物凄い残念な気持ちとなってしまった。応援している自分なんかよりも、選手本人とチームの方がショックが大きいだろうな。ジロは最後まで勝者が分からない、過酷なサバイバルレースということを改めて実感する。
それにしても、終盤のコースに雪壁が出てくるとは。
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