2014年7月9日水曜日

ツール・ド・フランス 2014 を見て思うことは、ハイエンドの機材がそれほど気にならないということ

ツール・ド・フランスの記事を見ていくと、選手が使用している機材が気になってくるわけだけど、レースとしてYoutubeの動画を見ると、機材なんてどうでもよくて、選手個々の走りに注目してしまうのはどうしてなのだろうか。プロの使用する機材が一般人であっても手の届く価格になることが、ロードバイクのハイエンドの魅力の一つになるわけだが。

ロードバイクを始めてから2年が経過して、3年目に突入することになったのだが、それなりに機材に対する知識は深くなったと自負している。そして、自分の憧れの機材はどういうものなのかというものを大体見えてきているし、ショップや走行中に高価な機材を見てしまうと、かなり気になるわけで、その性能やデザインを見て、あーだこーだと脳内で色々と妄想を膨らませる自分がいる。

でも、レースの動画を見ると、機材なんてどれも同じように見えてしまうので、フレームに書かれているメーカーのロゴですら、どうでもよくなってきてしまうんだよな。ホイールがディープリムであってもなくても、選手同士の競り合いの中で、ローハイトとディープリムが入り混じっている状況だと、どっちの機材の方がいいかなんて、レースにはあまり関係のなさそうな部分のような気がしてくる。

レースを走る選手は、そのステージに合いそうなホイールを選んでいるわけで、そのステージに総合的に適したもので走っているはず。一時の競り合いの場面だけを見て、ディープリムの方が有利だと判断することもできないだろうし、下りで最高速度が出るような場所でローハイトリムの選手が一緒に走行しているのを見ると、ローハイトであっても十分についていけているんだなと感心してしまう。まー、機材よりも、選手の頑張りの様子の方が重要だということは素人ながらにも感じる。

レースで使用されている機材はそれぞれのメーカーで最高のものを使っていると思うので、機材同士を比較したところでそれほど差がないのかなと思う。去年と異なる機材に変更したチームが普通にレースを戦っているのを見ると、ハイエンドモデル同士の比較は誤差の範囲内になるのかもしれない。

ハイエンドのバイクが欲しいと当初は考えていたんだけど、レースを見てしまうと、注目されるのはウェアの方かと思えてくるので、雰囲気を味わうのであれば、ウェアを選んだ方がいいのではないかと思えるようになってきた。レースでなくても、週末のサイクリングですれ違うロード乗りのどの部分が目に飛び込んでくるかと言えば、ヘルメット、サングラスを含むウェアになるんだよな。フレームなんて、よくよく見ないとすぐには分からないし、ホイールにしても、回転中であれば判別は難しいし。停止した状態であれば、ディープリムは見た目ですぐに分かりやすいということもあって、ウェアと同じくらい目に飛び込んでくるものかと思う。

仮に、ツール・ド・フランスのようなレースに105やティアグラで参加するようなチームが出てきたとしても、大した注目にはならないんじゃないかと思えてくる。実際にはそんなことはあり得ないと思うんだけど、レース中継を見ている限り、選手のウェアぐらいしか判別できないからね。そして、ウェアはスポンサーのロゴやカラーが何色も使われているものよりも、シンプルな方が目立ちやすいと思った。イエロージャージ、グリーンジャージはシンプルだから、こういったチームジャージの中だと逆に目立つのではないかと思える。

やっぱり、趣味でサイクリングをしている自分には、服装で雰囲気を味わうだけで、十分満足できそうな気がしてきたな。ハイエンドバイクでそういった雰囲気を味わったとしても、費用対効果で言えば、ウェアの方がマシ。気分によってウェアを変えることで、週末のサイクリングを楽しむのが自分に合っているのかもしれない。バイクもエントリーモデルのsynapse alloyで満足しちゃってるのも理由になるな。バイクよりもウェアに拘るのも楽しみ方の一つになるのではないかと思う。






写真はツールドフランス公式ホームページから引用


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