2014年7月6日日曜日

Cosmic carbone SLEでダンシング

物見山、越生ゴルフ周辺、八高線沿い、松郷峠を走行した結果、走行距離は93.7km、平均速度は22.9km/hとなった。自分なりのまとめとして、Cosmic carbone SLEは平地巡航だけでなく、ダンシングでのかかりが凄く良いので、ちょっとしたアップダウンのコースであれば、素晴らしい性能を発揮してくれることがわかった。今まで平地巡航での性能をそれなりに実感していたわけだけど、ダンシングをほとんどしていなかったこともあって、登り坂は苦手という意識があったのだが、ダンシングさえ覚えればそんなことはない。

まー、長い上り坂は何をしてもキツイことに変わりはないと思うけれど、1kmもない登坂であれば、SLEの性能がかなり生きることになる。ダンシングが苦手だったわけだけど、今日の走行でその苦手意識がかなり克服できたのもSLEのおかげなのかも。lightning alpineと比べると、SLEはダンシングでホイールがよれることはまずない。それだけしっかり進む。lightning alpineでダンシングしたときはフロントホイールがブレーキシューに擦れることがあったのに、SLEはそれがない。

ブレーキシューとリムが擦れるというのは、自分が剛脚というわけではなくて、ブレーキレバーの遊びが少ない方が好みなので、ブレーキシューとリムの隙間はかなり狭い方にセッティングしていることが理由。身長174cm、体重66kg、バイク重量約10kg、この重量だとよじれるということになるのかな。lightning alpineだと、これでブレーキシューにこすれてしまうんだよね。このことを知ったのはSLEを購入した後の話で、SLEからlightning alpineに履き替えた時のダンシングで知ることになった。走行時にホイールがよじれるなんて、素人の自分には不可能なことだと思っていたんだけど、ブレーキシューの隙間のセッティング次第ではプロでなくてもホイールの剛性を把握できるのかもしれない。ただし、lightning alpineのシッティングでのペダリングは楽なので、柔らかさが悪いとは思っていない。SLEも同じくらいの隙間でブレーキシューをセッティングしているのに、SLEだとブレーキシューとこすれることなんて一度もないのが驚き。

今日は物見山の周回コースでダンシングの練習でもしようかと考えて、一人で朝6時過ぎに出発したのだが、物見山の周回コースになるはずの道路で工事が行われているため、練習場所を変更することになった。ただし、ダンシング出来る場所であればどこでもよかったので、行き先をどこにするかというよりも、周辺のコースで坂道がありそうな場所に向かうことになった。

鳩山から向かう場所と言ったら、越生か都幾川になるので、車の通行が少なそうな道を探しながら、坂道を求めて走ることになったわけだけど、ロード乗りが対向車線を走っているのを見かけるので、この道をこのまま行っても良さそうかなという感じで進んで行くことになった。

初めてのルートを自分で開拓していくことになったのだが、越生ゴルフ周辺と八高線沿いのルートは、ロードバイクで非常に走りやすいし、民家のありそうな道路であれば、行き止まりになることもなく、知っている道路にぶつかってくれる感じで、今回のルートは良いコースになると思った。基本的にはアップダウンの繰り返しになるようなコースで、上り坂もそれほど長いわけではない。ただし、傾斜はそれなりで一気に登るためにはシッティングだとダルくなるような距離の坂道。最後あるいは最初に勢いをつけるために、ダンシングで攻めていくようなアップダウンの繰り返し。物見山の周回コースでやろうと思っていたんだけど、今回のルートの方が思うような練習になったかと思う。

ロードバイクではダンシングをあまりやらない、というか、ほとんどやっていなかったので、苦手意識を今回は克服したかった。ダンシングをしなかった理由としては、シッティングで無理せずに登るようにした方が脚の負担が少ないと考えていたことにある。長い上り坂でシッティングで疲れてきた状態でダンシングに移行したとしても、脚が持ちそうもなかったので、やっぱりダンシングは自分向きではないと思っていたんだよね。定峰峠、二本木峠、その他今まで行ってきた長い上り坂では、ずっとシッティングで登っていたわけで、このこともあって、12-30tのスプロケは自分にとって必須のアイテム。30tが無ければ登ることはできないのが今の自分だったんだよね。

今回はとにかくダンシングを意識しての走行を心掛けることにした。平地走行でもダンシングをやってみて、自分のダンシングのタイミングと持続時間を覚えることを意識。意外と平地のダンシングはある意味、良い練習になった。風の抵抗が大きくなってしまうわけだけど、脚を休ませるようなダンシングが分かってくると、案外、登坂でもダンシングで行けるのではないかというシチュエーションが出てくるようになる。ペダルに体重を乗せたダンシングは意外と楽ができるので、ダンシング後のシッティングへの移行もスムーズにできるようになってきた。

ダンシングで身体を起こすタイミング、2速あげるタイミング、シッティング時に1足落とすタイミング、これらを意識して練習していくとなんとなくコツが掴めてくる。2速上げ、1速落としは重要で、これは今年の初めのショップのイベントで元オリンピック代表の田代講師に教わったもの。当時はそうなんですねとしか思っていなかったんだけど、これが本当に役立った。

自然と白石峠に向かう道に出てきたので、白石峠を目指すかどうか悩んだ結果、今までのダンシングでオーバーペースで来ていることもあって、松郷峠を目指すことにした。ここで、一人の年配の方と一緒に松郷峠に向かうことになった。年配の方は、身体が細く、日焼けもしているようでかなり走りこんでいると一瞬で見て取れた。バイクはアンカーRL8、ホイールはアルミのデュラ24。バイクと乗る人が速そうに見えるんだよな。

松郷峠を登りながら、どこから来たんですか?とか会話をしながら走行したのだが、これまで松郷峠を登った時のペースよりもかなり速い。なんとか食らいつく感じで松郷峠を登りきったわけだけど、途中のダンシングがなかったら千切られていた。ダンシングを多用することによって、身体の疲れをコントロールできていたのかもしれない。速そうな人に付いていけたのは今日の収穫。シッティングだけだと一部の筋肉のみを酷使してしまうようだが、ダンシングによって、全体の筋肉を使っていたことが速いペースで登れた理由なのかも。松郷峠の入口辺りで走行距離が40km以上になっていたので、普段だと少し疲れが出てしまうはずだったんだけどね。汗対策も効果を発揮した理由かもしれない。熱中症対策用のタブレットを食しながら走行することで、変なダルさはなかったな。朝の気温が比較的涼しかったのも調子が良かった要因なのかも。

それにしても、SLEのようなディープリムは平地走行でのシッティングというイメージが強いわけだったけれど、ダンシングでのリズム、ペダルのかかり方、剛性の強さ、これほど良かったなんて、今まで気付かなかったよ。ダンシングをする意識がなかったから仕方がなかったけれど、SLEはシッティングでくるくる回すだけのホイールというわけではないんだろうな。今回のライドで、コスミックカーボンで峠を登れると言われている本当の意味がようやく分かった気がした。

 















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