2014年7月1日火曜日

650c 26インチのホイールについて

今のロードバイクは700cと呼ばれるホイールサイズでほぼ統一されているのだが、マウンテンバイクを見てみると、26、27.5、29インチと色々なサイズを選べるようになっているので、ホイールサイズのことを少し考えてみようかと思う。

初めてのスポーツサイクルが26インチのマウンテンバイク(スリックタイヤのリジッドフォーク)だったこともあって、26インチについてはそれなりに乗っていたわけで、今思えば26インチのスリックタイヤってキビキビとよく走るホイールだったなという記憶が蘇る。ほぼ街乗りで使用していたこともあって、加速感は全く問題なし。どこまで最高速を出せるのか試したことがあるが、直進安定性の問題で60km/h手前が限界だった。テクニックやバイクコントロールが抜群な人であれば、もっと速度を出せたのだろうけど、当時の自分にはそれが限界。

ロードバイクに乗るようになってからは700cのホイールが普通の感覚になってきたし、これで峠や平地を走行することで、ホイールやバイク全体の性能がどのようなものであるべきかを考えるようになってきたわけだけど、マウンテンバイクのラインナップではホイールサイズが選べるようになっているわけだから、ロードバイクであってもホイールサイズを選べるようになるとしたら、どのような組み合わせを考えるべきかを妄想してみるとしよう。

今のロードバイクの乗り方で言うと、平均速度は30km/h以下であって、50km/hを超える場面は峠の下りであって全体の走行から見ると一瞬の出来事。速度が30km/hに達していない場合であっても、空気抵抗を感じることがあるので、走行姿勢をなるべく低くすることで自然と速度が増していく感覚があるので、ひょっとしたら、26インチのホイールのロードバイクでも全く問題のなさそうな印象がある。そして、登坂の場面では700cの加速感がほとんど感じられなくなるので、むしろ、26インチの小径ホイールの加速感が欲しくなりそうな感じがする。

自分の身長は174cmであって、700cのロードバイクに乗る分にサイズが合わないなんてことはないし、こういうものなんだろうなと思って走行しているわけだけど、26インチのホイールであれば、同じ素材で軽いホイールが作れるわけだし、車高全体が低くなることで空気抵抗も減っていくと思われるので、案外、自分の気に入った性能を手にすることができるのではないかと思っている。問題は市販品だと選択肢がかなり限定されてしまうということになるのだが、ミニベロやリカンベントほどの小径ホイールまでいかなくても、26インチで登坂や空気抵抗での恩恵がありそうだと素人ながらに思わせるくらいの魅力はある。直進安定性はデメリットになってしまうのだろうけど、そもそも平均速度30km/h前後で楽しむ分には26インチでも問題はなさそうだから、このデメリットを考慮しても、登り坂や空気抵抗のメリットの方が大きい気がしなくもない。

自分が考えている理想のバイクは何かということを頭に思い描くと、26インチのホイール、ディスクブレーキ、コンパクトなフレーム、といったところになるのだろうか。最初に乗ったリジッドフォークのマウンテンバイクはクロモリフレームだったわけだけど、サイズが小さいこともあってそれなりの軽さはあったわけなので、これをカーボン素材のもので組み合わせたら理想のバイクになるのかなと思った。

レースに出るわけでもないし、ロードバイクの制限を考慮しなくても良い立場の自分にとっては、マウンテンバイクのように色々とサイズを選べる状況があったらいいなと思う。軽量ホイールとディープリムホイールの両方を使ってみて感じたことは、乗り味に変化を求めるのであれば、700cに拘る必要はないのではないかということ。26インチのカーボン素材の軽量ホイールであれば、700cで同じ素材で作るよりも軽量に作れるわけだし、加速感はさらに鋭くなると思うんだよな。

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