2014年7月13日日曜日

Mavic cosmic carbone SLEで富士スバルラインに挑戦

昨日は富士スバルラインに初挑戦することになった。バイクはcannondale synapse alloy、ホイールはMavic cosmic carbone SLE。富士スバルラインはヒルクライム大会が行われている場所ということもあって、どんなものなのか興味があったし、自分の力でどのくらい行けるのかを試してみたかった。交通規制の期間だったので、車の交通量が非常に少なくて、大会ではないけれどサイクリングに集中できる良い環境では良かった。曇りだったので、富士山が見えないのは残念だったけれど、日射で熱くなることを考えれば、曇りで良かったのかもしれない。河口湖を午前6時過ぎに出発。

結果は、休憩を挟んで上りきることができたわけだけど、大会で目安とされているタイムには及ばなかった。20km以上の距離を延々と登っていくシチュエーションは自分にはキツイ。ドリンクの補充も欠かせないので、休憩なしで登りきるのは困難だと思った。1リットル以上のドリンクが必要になるだろうし、クエン酸と塩分チャージも必要になるので、自分のペースだと休憩を入れないと厳しい。天候はやや曇りだったのだが、雲の合間から覗く直射日光を浴び続けるとさらに厳しい状況に追い込まれる。

二本木峠、松郷峠、定峰峠などで登りに慣れてきたつもりだったんだけど、やっぱり富士山は別格になると思う。富士スバルラインは定峰峠を3~4回登る感覚に近いのかも。コース的には料金所から始まる序盤がきつい勾配になっていて、その後にダラダラと続く登りも精神的に応えてくる。コース脇には残りの距離を示す指標が100m刻みに打ち込まれているので、サイコンのメーターを確認する必要がないのが良いところだと思っていたけれど、疲れてくるとこれが逆にマイナスになってしまう。進んでいるつもりなのに、残りの距離がかなり残されているのは気持ちが折れそうになる。3合目あたりでcosmic carboneにしたのは失敗だったかもと思い始める。

気持ちをなんとか保っている中で、4合目を越えたあたりから、残りの距離をカウントダウンしていく気分に切り替えることができたんだけど、最後の登坂が結構きつくて、もうこれ以上追い込むことが危険なペースになってしまった。最後はくるくる回していく感じでゆっくり五合目に到着。まー、cosmic carbone SLEで登ることが目標だったので、これを達成できたのは素直に嬉しかった。これほどの長い上り坂になると、軽量ホイールとなるLightning alpineを使った方が疲れが軽減するのは間違いないと思ったけれど、とにかくcosmic carboneで登ってみたかった。自分の気に入ったバイクで行きたいところに行くのが目的であって、性能がどうのこうのではないんだよね。

問題だったのは、登りというよりも、下りの方。富士スバルラインの路面状況ははっきり言って悪い。登っているときは、下りは気持ちよく行けそうだなと思っていたんだけど、どういうわけか、富士スバルラインの路面は道路を横断するヒビが結構あって、これが速度に乗った状況で通過するとハンドル操作と車体バランスにものすごく気を使う状況だった。速度も簡単に40km/hを越えてしまう状況で、50km/h近くの速度で通過するとなれば、転倒の危険が頭をよぎる。synapse alloyのバイクの基本性能の限界を超えていたのかもしれない。テクニックのある人であればそんなことはないのかもしれないが。

いつものサイクリングコースであれば、40km/h超の速度が怖いと思ったことはなかったけれど、富士スバルラインは怖くなるな。エグザリットのおかげでブラケットポジションでゆったりした姿勢で安全にブレーキをかけることができたわけだけど、もしも、これで路面が濡れていたらと想像すると恐ろしい。富士スバルラインの料金所を抜けた後の下り坂もかなり路面がでこぼこしているところがあるので、40km/h以上の速度は自分にとって危険領域。あの一直線の下り坂で、自転車が通行する左側の路面は、ヒビだけでなく少しうねったデコボコがやっかいすぎる。大袈裟かもしれないが、無事に完走できて良かった。

帰宅してからヒルクライム大会のホームページを確認してみると、完走率が99%となっているようで、改めて大会の参加者が普通の参加者ではないんだな、と感じた。1年目の自分だったら、このコースの完走は厳しかったのではないかと思える。それなりに峠を走りこむだけでなく、折れない気持ちを持続させる根性も必要で、結構厳しいコースだと思うよ。下り坂は、エントリーモデルのブレーキ性能だと相当危険な感じだったし。ある程度走り慣れている人が大会にエントリーするんだろうな。

cosmic carbone SLEで問題なく登れることは間違いないんだけど、それはスプロケが12-30tだったから。27t、28tで登る自信はない。4~5km程度の距離であれば28tでも頑張ってみようと思えるんだけど、20kmの距離は脚が持たないな。脚を休ませるための30tがどうしても必要。脚を休ませるダンシングを覚え始めてきたけれど、この距離ではそう簡単にいかない。

それなりに脚を使ったわけだけど、翌日の脚の疲れは想像していたものよりも大したことはなく、まだ限界まで追い込めていなかったのかなと思う一方で、サプリと塩分チャージ、オレンジジュースの効果が出ているのかもしれないと感じた。最近のサイクリングで一番に気を使っているのはクエン酸と塩分の補給で、梅干しを毎日食すようにしているし、柑橘系のフルーツも積極的に取るようにしている。これが日頃の身体の軽さに表れていて、以前と比べて、疲れがたまりにくい感じにはなってきている。クエン酸と塩分はかなり重要なんだなということを改めて感じることになった。サイクリング中にオレンジジュースがやたらと美味しく感じるのは、身体がその成分を求めているからなのかもしれない。

それから、筋肉疲労対策のスプレーをサイクリングの途中で使ったのも効果があったのかも。両足の腿と脹脛を攣った反省を生かして、スプレーを携帯するようにしたのだが、これを使うとかなり冷やされるようで、攣りの予防につながっているのかもしれない。

 










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