2014年7月17日木曜日

ハイエンドバイクの魅力を考えてみる

ロードバイクは消耗品であり、エントリーモデルとハイエンドの違いは見た目ですぐに判断しにくいこともあって、これまでの自分から見ればハイエンドモデルの魅力はなんなのだろうかと感じることはあった。

晴れの日にサイクリングロードのような走りやすい道路を走行したとしても、汚れが付着するし、チェーンなどの駆動系は摩耗するわけだし、どんなに注意して取り扱ったとしても、フレームに小キズが付いてしまうのは仕方のないところ。転倒をしてしまうと、小キズで済めばまだマシな方で、場合によっては修理が必要になってしまうケースも想定されるのがロードバイクになるんだよな。

高価な部品を使っていると、それだけ小キズが増えていくことに抵抗が出てくるし、修理が高くつくことになると、なかなか気持ちを落ち着かせることは簡単ではないと思う。気を使いすぎてしまうのがハイエンドのデメリットということになるのだろう。

しかしながら、これまでの自分のエントリーモデルのバイクを使ってみて感じたことは、小キズが多少つく程度で、決定的に破損してしまうような事態に陥ることはなかった。ハイエンドであっても、案外、それなりに使い回しができそうなところがあるのではないかと思えるようになってくると、このデメリットの考え方が変わってくるようになる。

ハイエンドの魅力はなんなのかを考えてみると、自分にとってはモチベーションが一番になるのではないかと思う。レースやイベントに出ているわけでもないし、誰かと競っているわけでもないのが今の自分の乗り方。こんな乗り方であっても、ときがわ町、寄居町、小川町、秩父周辺を巡ることがロードバイクの楽しみになっているわけで、お気に入りのサイクリングルートをハイエンドで回るようになると別の楽しみ方ができるのではないかと思っている。

モチベーションの他にハイエンドに求められるのは性能であって、今の自分のバイクにはない性能が求められる。自分に必要な性能は何かというと軽量化になるのかな。7kg以下の重量のバイクで峠を走行すると進み方が変わってくるのではないかと思っている。今のバイクは9kg以上になるので、軽量化したバイクで走行してみたいという気持ちは強い。

ハイエンドバイクの格好良さについては特に気にならない。遠目で見れば、ロードバイクってみんな同じように見えるから、どれを選んでも格好悪いなんてことはなさそうなんだよね。それと、今の自分のエントリーモデルのバイクにディープリムを履かせてみると、これはこれで格好良くなっているので、これに満足してしまっている。

ハイエンドの価格を考えると、手を出さない方が賢明だということが頭の中で整理されてくるわけだけど、決して手の届かない金額じゃないところが多くのサイクリストを悩ませるところになるのだろう。

今日の帰り道にショップに寄って、2台目の相談をしてみたのだが、店員さんと話をしていく中で、どんな性能を求めているのか、その性能を求めているシチュエーションはどういうところにあるのか、という点が重要になってくることに気付いた。

自分の求めている性能というのは、平地や峠を走りきるというイメージで、平地であればサイクリングロード、勾配のあるところであれば、富士山、草津白根山、定峰峠などの場所を今のバイクで十分走行できているし、それなりに達成感が得られているんだよな。今のサイクリングであれば、現状のバイクで十分なので、これを考えるとハイエンドは自分に必要なのかどうかが分からなくなってくる。

誰かに自慢したいわけでもないし、レースで結果を出したいというわけでもない。性能の良いバイクに乗ってみたいという気持ちがあるだけ。コストを考えると、なかなか決断しづらくなってしまう。ただし、コストについてショップの店員さんに聞いたところ、7kg以下のバイクであれば、アルテグラ装備のスーパーシックスエボでなんとかなるのではないかとのことで、100万円ほどのコストをかけなくてもできるとのことらしい。

自分の求めている性能は30~40万円で達成できるような話を聞くと、ハイエンドの魅力は、こういった考えの先にあるのかもしれないとつくづく感じる。何か勢いがなければハイエンドに到達することは難しそうだ。



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