2014年7月24日木曜日

ヒルクライムとダンシングでのギア比(50-34t, 12-30t)を考えてみる

3連休は天気に恵まれたとは言いにくい状況だったが、日曜日に弓立山を走行し、月曜日に中間平を走行した。弓立山は初挑戦となる山で、結構厳しい勾配になるということを聞いていたので、ここをクリアすれば自信に繋がるのかなと思っていた。中間平はこれまでに何回か登っていることもあって、普通に登るのではなく、アウター縛りで登ることにした。

バイクは、Cannondale synapse alloy 6 2012
ホイールは、Mavic cosmic carbone SLE 2014
装備を含めた総重量は10kgを超えるぐらいになると思う。

スプロケとチェーンリングはこんな感じになる。
12-30t (12 13 14 15 17 19 21 24 27 30)
34-50t (Q-rings)

ギア比については、ネットで検索してみて重要な要素だということは認識できていたわけだけど、ギア比を実感するほどの経験と力量が今までなかったので、それほど気にしていなかった。そういった状況で、今回のヒルクライムによって、どの程度のギア比であれば、どういった坂道をクリアできるのかということがなんとなく分かってくるようになったといえる。

スプロケ12-30tのギア比を見てみると、
アウター50tの場合は、4.17  3.85  3.57  3.33  2.94  2.63  2.38  2.08  1.85  1.67
インナー34tの場合は、2.83  2.62  2.43  2.27  2.00  1.79  1.62  1.42  1.26  1.13

中間平をアウターで登り切ったわけだけど、使っていたのは主に27tで、そのギア比は1.85。もしも、インナー34tであれば、19tに近いギア比となる。このときアウターで登れたのは、ここ最近のヒルクライムでそれなりに脚力が付いてきていることを実感できていることも理由だが、小川町の道の駅まで車で移動していたからであって、自宅からの自走だったらアウターは無謀だったのかもしれない。

今思うと、よくこんなギア比で登ったものだなと感じるし、やりすぎだったような気がしなくもない。幸いなことに、特に脚が攣ることもなく、自宅に帰ってから少し筋肉痛になった程度だった。

まー、中間平をアウターで登りきれたからと言っても、速度が出ていたわけではなく、中間平に初挑戦となる同行者の速度に追いつけなかったのが実情。この同行者は32tのスプロケでくるくる回して登っていく感じだった。対して、自分はひたすらダンシングとシッティングでゆっくり回していく走行で、後姿を追うのがやっと。アウターで登りきるという目標を達成できたので一応は満足できたわけだけど、やはりヒルクライムではインナーが重要になるという当たり前のことがよく理解できた。

中間平をアウターで登り切ったことで感じたことは、先日の土曜日に上った弓立山の方が楽に感じたということ。弓立山ではインナーで30tにしてくるくる回して登っていく感じで、途中ダンシングで登ることもあった。弓立山の登り坂自体を見ると、今まで登った峠よりもキツイと感じることはあったけれど、それは今までのトレーニングによって、克服できるような感じだったのに対して、アウター縛りの中間平は、中間平に初挑戦した当時の頃のきつさを思い出す感じだった。ギア比に拘るのはただの自己満足だったのかもしれない。

今回のアウター縛りと弓立山への挑戦によって、ヒルクライムに少しは自信がつけることができたと思う。ひょっとしたら、スプロケを25tぐらいにしても行けるんじゃないかと勘違いしてしまうぐらいに。それと、激坂でなくても、普段の坂道をアウターで登ることで良いトレーニングになると思えた。

でも、よくよく考えてみたら、脚力が付いてきた今の状態であっても、くるくる回していく登りの方が速度が出やすい気がする。ギア比が大きい状態で登れるようになったとはいっても、それはあくまでダンシングやゆっくりとしたシッティングでのペダリングになるので、速度が遅いのが問題。やはり、自分には12-30tが一番ふさわしいと言えるのかもしれない。

アウターとインナーのギア比を見てみると、12-30tだからこそ、中間平をアウターで登れたと言えるし、ギア比のバランスがそれなりに取れているような気がしてくる。

ダンシングスキルが向上したことによって、脚の筋肉の色々な部分を使えるようになったことも大きいと思えるし、ようやくスプロケ全体を使ったペダリングを意識できるようになってきたのかもしれない。それと、ダンシング時のギア比は1.6以上の方が今の自分にちょうど良さそうな感じがしたのも収穫といえる。今後のトレーニングで自分に合ったギア比がどのように変わっていくのか見ていこうかと思った。

 












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