2014年9月25日木曜日

埼玉のラルプ・デュエズに挑戦するも結果は失敗

Jスポーツの自転車情報番組『自転車のススメ』を視聴していたので、この番組に出てくる「埼玉のラルプデュエズ」は以前から気になっていた。近いうちに挑戦しようかと思っていたのだが、週末に風邪をこじらせてしまい、安静状態で土日を過ごすしかなかったので、挑戦を見送るしかなかった。しかし、祝日の火曜日にある程度回復してきたので、とりあえずロードバイクに乗ってみることにして、そこから挑戦を考えようかと。

ときがわの宿の交差点に着くまでは順調で、風邪で寝込んでいてそれなりに体力が低下していたかと思っていたのに、それなりに身体は動くようだった。これだけ身体が動くのであれば、埼玉のラルプデュエズに挑戦してみてもいいのかなと考えて、挑戦してみたのだが、結果はリタイア。2回目のコンクリートの場所で脚が止まってしまった。

番組の情報だけでなく、ネットのブログから想定されるイメージとしては、毛呂山の桂木観音ぐらいになるのだろうかと思っていて、なんとか登れるのではないかと簡単に考えていたけれど、そんなに甘いものではなかった。ここの坂では、桂木観音の最後の激坂が2回も出てくる感じで、アスファルト区間での勾配も普通じゃない。

埼玉のラルプ・デュエズはその名のとおりで、今まで自分が登ってきた中でも一番険しい登坂になると思った。距離は1.3kmと短いのだが、最初から急坂となっていて、2回目のコンクリートの区間を過ぎるまで勾配がきつくなっていくところがこの坂の特徴。1回目のコンクリートを登ったことで、2回目のコンクリートも同じように登れるかと思ったら大間違いで、自分の場合はここで脚を使ってしまっていたようだった。

心拍計はつけていなかったけれど、脚を地面に付いたときの状況としては、脚が動かないということだけでなく、吐きそうなほど気分が悪くなったぐらいで、心拍数は相当高くなっていたかと思う。2回目のコンクリートからダンシングをしていれば、心拍数を抑えながら登ることができたのかもしれない。気分が悪くなったのは、奥武蔵グリーンラインに登った時以来。奥武蔵の時は身体をアップさせる時間がなかったことが原因だったんだけど、今回のは自分の実力の限界といったところになるな。

ロードバイク1年目で、初めて定峰峠を登った後に、白石峠に向かう傾斜で脚を付いてしまって歩いたことがあるのだが、今回の状況はその時と同じ感じになる。

脚と心拍の状態を戻すために、少し休憩をとってコンクリートを登ってみると、50mぐらいでアスファルトに切り替わっていて、少し勾配が緩やかになっていた。あと少しの距離でリタイアしてしまったことが悔やまれる。もう少しだったし、脚をもう少し温存しておけば。。。という感じ。

埼玉のラルプデュエズの先も道は続いていて、そのまま進むとくぬぎむら体験センターに行けるようになっている。休憩で少し回復したとはいえ、体力を消耗しきった後での走行は身体に応えるようで、体験センターまでのアップダウンはかなりハードだった。

番組では栗村監督が研修センターで疲れたような顔を見せているようだけど、これって、おそらくラルプデュエズを登って、そのまま研修センターまで走ってきたのではないかと思った。あの激坂で気分が悪くなったのが治らなかったのではないだろうか。休憩してからセンターまでのアップダウンも簡単ではないし、顔色が悪いまま撮影していたのではないかと。

埼玉のラルプデュエズほどの激坂は他にないのだろうが、この坂を攻略するためには機材に頼るしかないと感じた。スプロケ12-30tを使用していて登れなかったわけだから、本気でスプロケ32tを考えるようになったな。脚力が付いてきているという実感があるだけに、12-30tでどの坂も登れると思っていただけに、この坂でリタイアした結果をこのまま無条件に受け入れることはできない。次こそは完走を目指したい。坂の特徴を把握できたことで、次につながるかと思う。

あの坂を登れる人達は、限られた人達になるのではないかと思ったし、ここを普通に登れる人達は普通の人達ではないと強く思った。









2014年9月15日月曜日

国道16号上江橋から吉見総合運動公園の区間は良いトレーニング区間

昨日は荒川サイクリングロードで吉見総合運動公園の事務所までの往復。走行距離は48.4km、平均速度は26.3km/hだった。16号の上江橋から吉見総合運動公園は約20kmの区間となっていて、停止しなければならない場所は県道を横断する3箇所のみ。彩湖などの下流とは異なり、行き交う人達が少ないので走りに集中できる。というか、景色の変化が少ないので、サイコンのメーターを見ながらローラーを回している感覚に近いと思うので、飽きやすいコースと言えばそうなる。

峠を完走できるようになってきてから、それなりに脚力が付いてきたと思っていたので、今回のサイクリングロードではそれなりのタイムが出せるのではないかと考えていたのだけれど、現実は甘くはなかった。往路では向かい風となり27~29km/hの速度がやっとの状況だった。タイムも42分ぐらいだったので、1年前の自分と比べてそれほど速くはなっていないという感じ。

復路では追い風になるので、結構良いタイムが期待できるかと思ったのだが、37分だったので普通という感じになるな。後半の区間で追い風がなくなってしまったこともあって、速度30km/hを維持するのが精一杯の状況だったわけで、ここで自分の課題が見つかったような気がする。おそらく今の自分に欠けているのはスタミナ。20kmの距離を延々と走り続けるスタミナが足りていない。30分後に身体がダレてくる感じで、脚を回し続けることができない。ダンシングでぐいぐい踏める感触は残っているのに、シッティングで息切れしてしまうんだよな。

色々な場所をこれまで走行してきたわけだけど、16号の上江橋から吉見総合運動公園の区間は重要な指標となることを改めて実感できたような気がする。20kmもの平坦な区間を延々と走り続けられる場所はそうそうないし、サイクリングに集中できる場所であることを踏まえると、この区間でのトレーニングは馬鹿にできないと思った。2時間弱のサイクリングだったにもかかわらず、結構身体に応えたし、本気で走ろうと思えば思うほど、この区間で力を出し切ることの難しさを痛感する。

100kmのロングライドを走行しているし、長距離であっても完走できる自信は持っているけれど、それは7~9割の力で進んでいるようにしているからであって、100%の力で長距離に挑むとしたら、最初の50kmでかなり消耗していることだろう。やはりロングライドでは平均速度20~22km/hがちょうどいいということになるのだろう。吉見総合運動公園までのタイムトライアルでスタミナをつけていけば、ロングライドの平均速度をもう少し上げることができるのかもしれない。


2014年9月4日木曜日

弓立山と桂木観音の急坂に挑戦

昨日のライドは走行距離82.06km、平均速度は19.76km/hとなった。弓立山と桂木観音を行き先に決めた理由はそこに急坂があるから。往復100kmで行ける範囲で急坂のある場所を探してみると、この2か所になるかと思える。

今回の目的は弓立山の急坂。この坂はgoogleのストリートビューを見て気になっていたところで、道がつながっているのであれば、その様子を見てみたいという好奇心から出てきたものとなる。桂木観音は先月走行しているので、今回が初めてとなるわけではないけれど、弓立山の急坂と比較するために弓立山の後に走行することにした。





この急坂が出てくるコーナーは結構勾配のある場所になるので、このコンクリートの斜面をロードバイクで登る人はまずいないのではないかと思う。普通に弓立山を目指す場合は、このコーナーの手前から上っていくことになるだろうし、このコーナーを通過するにしても見落とすような位置関係になるだろうから、あまり知られていない急坂になるかと。走行中に気付いたとしても、民家につながる私道のように見えなくもないので、わざわざロードバイクで走行しようとは考えないだろうな。

この急坂が行き止まりだったり砂利道になるのであれば、そこで引き返せばいいと簡単に考えていた。脚が止まるような勾配だったら押して歩こうかと思っていたくらいだったし。一応、念のため、Cosmic carbone SLEではなく、Lightning alpineにホイールを履き替えて、なるべく完走できるように準備はしたつもり。弓立山に向かう道中も力を温存していく感じで向かうことにした。

結果は動画のとおりで、この急坂はちゃんと頂上までの道に繋がっていて、なんとか完走することができた。ここの急坂はインナー34t、スプロケ30tのダンシングで進んだわけだけど、このギア比でダンシングするのが精一杯。ダンシングと言うよりも、階段を駆け上がっていくイメージだったな。路面が濡れていたら間違いなくタイヤは滑っていたかと思う。シッティングだったら進むことはできなかっただろうし、道が狭いので蛇行することもできない。すれ違いも厳しい道幅なので、対向で来る人がいたらそこで脚は止まっていたと思う。まー、平日の早朝にこの場所ですれ違いが起きることはなかったので、無事に挑戦できたのかも。

ここの急坂を登ってしまうと、山頂までのルートの勾配が普通の勾配に思えてくるぐらいの感覚になったんだけど、身体は正直なもので、スピードを上げることはできなかった。やっぱり弓立山は普通に勾配のある場所だよなと改めて実感する。

この後に桂木観音を目指したわけだけど、やっぱり桂木観音の急坂はハード。桂木観音は何回行ってもキツイし楽になることはないと思った。最後の登坂に到達する前にもコンクリートの坂道が何回か出てくるし、九折の勾配でも脚への負担が半端ない。

弓立山の急坂の方が桂木観音の最後の坂よりも勾配があるのだけれど、こういう急坂は出てくるシチュエーションによってハードさが異なるのではないかと思った。弓立山の方が距離が長いのでそれなりに負荷も高いわけだけれど、桂木観音では後半全体が10%以上の勾配(一部休憩できる区間があるが)で登らされ続けるので、登頂をする上では桂木観音の方がキツイと感じる。

日曜日に登ったときがわのシュウカイドウ群生地の登り坂も、その道中で脚を使わされるので、最後に出てくるボスキャラのようにかなり手強い。最初に弓立山を登ったから、桂木観音の方がキツく感じたのかもしれないけれど、これを検証するモチベーションはすぐに出てこないな。桂木観音を登った後に弓立山の急坂にチャレンジする気力が湧くとは思えないからね。こういう挑戦は今回だけになるのかもしれない。

こういった急坂を登るのはロードバイクのトレーニングで必要なのかどうか分からないけれど、登りのトレーニングでは桂木観音が最適な場所だと思ったな。最後の急坂を除けば、周回コースになるようだし、あの九折で鍛えていけば大抵の登り坂も大丈夫になるのではないだろうか。桂木観音ルートの問題は距離が短い点だけ。奥武蔵グリーンラインの山奥のような場所ではないのでアクセスは良好だし、車の交通もほとんどない状態なので、ここはお気に入りのルートになりそうだ。




2014年9月1日月曜日

ときがわの椚平のシュウカイドウに向かう坂道は激坂

昨日はときがわ町を巡るサイクリングで、走行距離は121.3km、平均速度は21.1kmだった。日曜のサイクリングになるので、翌日に疲れを残さない程度で走行するつもりだったのだが、想定をしていなかった激坂の登場で結構ハードなサイクリングとなった。ポタリングのはずがハードなトレーニングになっていたような気がする。

白石峠や笠山峠を完走したことで、ときがわ町内のあらゆる場所を走行してもそれほどきつくはないだろうと自信を持っていただけに、今回のサイクリングでその考えが甘かったということを思い知らされた。ときがわはどこに行ってもキツイ勾配が待ち受けているということか。

今回目指した場所はシュウカイドウ群生地の椚平。同行者からカメラバッグを持ってのポタリングだということを事前に聞いていたので、そのイメージとのギャップが激しすぎたかと思う。シュウカイドウ群生地に繋がる坂道は想像を超えていたというか、こんな坂道があったのかといった感じ。観光地に記されているぐらいだからといった軽い気持ちで向かっていっただけに、突然現れる目の前の勾配を見てしまうと、メンタルに響いてしまう。

シュウカイドウを見てから、くぬぎむら体験研修館をその後に登ったわけだけど、ここの坂道が緩やかに感じるぐらいに錯覚してしまうほどだった。「ときがわめぐり」というのぼりが駐車場に建てられていたけれど、これは車で巡るのがちょうどいいってことになるのだろう。自転車で「ときがわめぐり」を実行するのは、ゲーム感覚で言うと、very hard mode。easyモードをすぐに選択する自分には結構厳しい坂道になるな。

椚平のシュウカイドウに向かう坂道は、毛呂山の桂木寺クラスの坂道と言ってもいいのではないかと思う。考えてみれば、くぬぎむら体験研修館も凄い場所にあるんだよな。昔は分校だったようだけど、あんなところに毎日通う人達はどれほどの体力が備わることになるのだろうか。

その後は舘川ダムを目指して、序盤の白石峠から分岐となる林道に進むことになったが、この分岐ポイントは見落としやすいと思う。民家の入り口につながる細い私道かと思っていたところが分岐になっているとはね。この分岐から始まる登坂は椚平のようなハードなものではなく、人通りもほとんどない道路なので快適に進むことができたので、白石峠がトラウマになっている人にはこの分岐で別ルートを進むのもアリなのではないかと思う。

シュウカイドウを見に行くのであれば、椚平よりも舘川ダムを下ったところにある二十二夜塔の方が落ち着いて鑑賞できるのかもしれない。群生地を見に行くのが目的であれば、椚平は初級者お断りといった感じになるな。繰り返すけど、あのレッドカーペットの坂道は本当にきつかった。