2015年12月24日木曜日

パーツ交換によって、速度はあがるのか? Q-ringsのあの宣伝はなんだかね

「ホイールを交換したら速度が〇kmあがった」、「軽量バイクに変えたら速度が〇km上がった」というネットのインプレを見ると、本当にそうなのか疑問に感じるし、速度がそれほど変わらないのは自分だけの経験ということになるのだろうか。

ロードバイクのパーツをそれなりに交換してきたし、2台体制となった現在、どういう見解を持っているのかというと、「速度はそれほど変わらない」ということになる。

何故、このような見解になったかというと、100km前後のライドでの平均速度がそれほど変わっていないから。平均速度±1kmというのは、パーツの効果なのか、当日の風の影響なのか、体調が良かったからなのかが分からない誤差レベル。もしも、3~5kmも速度が上がったとしたら、平均速度もそのくらい変わるはずなのに、そんな記録は出てこないんだよな。

瞬間的なスプリント、停止からの加速、登坂でのダンシング、その場面では、パーツ交換による差を感じることはできるんだけど、総合的な平均速度の評価になると、こういった効果は埋没してしまうような結果しか出せていないのが現状。

2台目はハンドルを低くしているので、より空気の抵抗が下がっていることを実感しているけれど、全体の平均速度で顕著な差が出てくるほどに至っていない。ポジションに慣れてきたら変わってくるのかもしれないけれど、そういうのはパーツ交換による効果とは言えなくなる。

速度が上がったという認識はないけれど、パワーをセーブしながら走っている感覚はあるので、これがパーツ交換の効果ということなのかもしれない。例えるなら、速度は変わらないけれど、いつものライドより少し距離を延ばせるとか、同じ距離でも疲れにくいとか。実際どのくらいのパワーをセーブできているのかメーターを付けていないので分からないけれど、数ワット程度になるのではないかと思っている。

パワーをセーブできている感覚はあるけれど、それを平均速度の上昇につなげることができるかと言えば、そう簡単にできることではないと思うんだよね。

ちなみに、もっとも効果的なパーツ交換だと感じたのはスプロケ。楽なギアを選べることで、パワーをセーブしながら、効率的に登坂やロングライドをクリアできたから。ギア1枚軽くなったという表現で騙されることなく、本当にギア1枚軽くすると効率的なロングライドが可能になる。

軽量ホイールを買った後に、登り坂が楽になったと感じたことはあるけれど、スプロケ交換ほどではないし、どっちかというと、高価な軽量ホイールを買ったのだからと、自分に言い聞かせているところがあるような気もする。

平均速度を上げるという考えではなく、疲れを軽減させるパーツを選んだ方がいいのかもしれない。パワーを出せるのは、疲れがない状態になるのだし、疲れが見えてきた状況で出せるパワーは若干落ちてしまうからね。

この宣伝をみると嫌気がさしてくる。
http://cyclist.sanspo.com/207381
さすがに、Q-ringsを使っている自分としては、この宣伝はありえないと思っている。貧脚といいながら、平均6%勾配のヒルクライムを11-25tで登っているのは理解できないし、これでQ-ringsによるケイデンスを維持というのはどんな状況なんだよと突っ込みたくなる。

Q-ringsのインナーを使ってヒルクライムしているはずで、ここが一番疑惑を感じる。インナーだと真円に近い形になるので、Q-ringsの効果は乏しくなるんだよな。Q-ringsのインナーを装着している自分の意見としては、Q-ringsのインナーはどちらかというと不要。インナーは真円のままでもいい。

アウターならQ-ringsの最大歯数と最小歯数の比率で差を感じるんだけどね。でも、この宣伝のルートをアウターで登っているようには思えない。ほぼインナーだろう。

Q-ringsで1~2km速度が上がったというのは、単にペースを上げすぎただけなんじゃないの?ギアが足りてない状態だろうに。こんなのでQ-ringsが評価されるのはマイナスになってしまうのではないだろうかとつくづく思った。






2015年12月23日水曜日

青春部活 川越工業高校



今日は朝から冷え込みが厳しかった。年齢のせいもあるけど、急激な気温の変化は体調を崩す原因になるんだよな、という言い訳の下、そのままダラダラと一日を過ごす。天気予報では夕方から雨になるということもあって、昼間でも気温が10℃程度。

そんな中で、この動画を見ることになった。昨日見たスターウォーズの感動とは別物なんだけど、この動画にも何か共感できるものがあった。三本ローラーや筋トレ、競輪の中野氏によるアドバイス、これらは自分に真似のできるレベルではないのだが、トップレベルの高校生がどのような過程で強くなっていくのかが理解できた気がする。

川越工業は地元の高校で、自転車部が強いということは以前から知っていた。片道20~30kmを通っていた人もいるらしいし、競輪選手になる人もいるぐらいで、凄い部活だと思っていたんだけど、実際の練習姿を見たことはなかったし、どういう高校生なのか気になっていたんだよね。

彼らは今日のような日も練習しているのだろう。「乗れば乗るほど強くなる」というのは、誰にも当てはまる平等な練習スタンスになるんだろうな、きっと。


2015年12月22日火曜日

CAADへの覚醒



今日はスターウォーズを見に行ってきた。平日の昼間の映画館であるにもかかわらず、それなりに人が入っていたから、土日だったらもっと混雑していたんだろうな。フォースの覚醒は3Dの映画館で見るべき。見てよかったよ。ファンなら納得のシナリオで、次のエピソードも楽しみにさせてくれるストーリー。

やっぱりさ、X-wingやスターデストロイヤーを含めて、普遍的なキャラクターの世界観を大切にすることで、ストーリーの奥深さを感じるね。どの時代でも、X-wingや俳優のカッコ良さは変わらない。

ロードバイク生活が今年の夏場で中断状態になっていて、ここ最近になって覚醒してきた自分と重ねて見てしまった。自分にとっては、キャノンデールCAADへの覚醒といったところで、CAADの普遍的な要素を勝手に見出してしまっている。アルミフレームへの覚醒と言ったところで、大げさに考えすぎなんだけど。


2015年12月21日月曜日

バイクを評価するインプレライダーについて


http://www.cyclowired.jp/news/node/186799

デローザから新しいバイクが登場するようだ。ピニンファリーナってクルマ好きなら誰もが知っている名前なんだけど、ついにというか、ようやくロードバイクにも登場するようになったということか。

見た目はドグマっぽい気がするんだけど、どっちも正真正銘のイタリアンだからね。それぞれの良さが出ているのだろう。ピナレロの英国のskyチームとjaguarの組み合わせに対して、デローザ+ピニンファリーナの方が純粋なイタリアンに近いのかな。

コルナゴフェラーリみたいに、こういったコラボが増えていくことになるのだろう。日本のメーカーだとどの会社がこういったコラボレーションに適していることになるのか気になる。日本だと4輪よりも2輪メーカーの方が合っているのかも。

まー、前置きはここまでで、ここのインプレは様々なライダーが登場して、それぞれの経歴に裏打ちされた印象を語るようになっている。日本トップレベルだった人から、アマチュアトップレベルのような様々な人達で構成されていて、ロードバイクに対する知識はかなり豊富な人達といって良いだろう。

気になったのは、「機材に対する部分」と「走りに対する部分」。機材の性能としてのインプレであればメカニックとして優秀な人の意見が参考になるのではないかと思うし、走りの性能のインプレであれば、限界を攻めていけるトップレベルの人の意見が参考になるのではないかと思うんだよね。

ここで、この記事を参考にする人はどのレベルになるのかということで比較する部分が異なってくるのかもしれないなと思った。自分の場合、トップレベルの意見を聞いたとしても、まー、そんな状態で走ることはほとんどないだろうから、参考になるようで、なっていないのかもしれない。一方で、メカニックとしての意見であれば、これは参考になるのではないかと思える。

クルマでもそうなんだけどさ、F1パイロットの走りを真似したくてもそんなことは不可能で、レーサーの意見に耳を傾けることができて、それが理解できるのはかなりの上級者になるはず。素人が話を聞いたところで、同じようなドライビングができるわけでもなし。

ところが、メカニックの話であれば、どういったテクノロジーで、この部分はこういった条件で機能するといった機械的な話を聞くことができるので、これはこれで納得ができるんだよね。クルマの楽しみ方の一つにメカニカルな部分を理解して、それを走りに生かすことがあるんだけど、同様にロードバイクにも同じことが言えるのではないかと思った。

ロードバイクはクルマほど複雑ではないので、感覚で捉えられる部分も多いと思うのだが、ピニンファリーナやフェラーリ、ジャガーがやっていることはクルマでやってきたことをそのまま応用しているはずなので、メカニカル的な部分に共通しているところはあるのではないかと思う。

そうすると、ロードバイクのインプレッションとしても、機材に深い知識と経験を持った人の意見が物凄く参考になるのではないかと。まー、トップレベルの人で自分でも相当なメンテナンスができる人が一番になるのかもしれないな。




2015年12月20日日曜日

ロードバイクに28Cタイヤを履かせると楽しく乗れるかも








※空気圧を低めにする人にはパナレーサーのパセラ28Cをロードバイクに履かせることはお勧めできません。理由は最後に書いておきます。

クロスバイクにロード用の23Cを履かせる人は多いと思うけど、ロードバイクにクロス用の28Cを履かせるのもアリだと思った。

昨日は金曜日の飲み会の影響で早起きすることができなかった。ショップに注文していたガーミンのセンサーを取りに行って、シナプスアロイにもようやくセンサーが付けられることになった。これで、シナプスのQ-rings、ライトニングアルパインのホイール、そして、パナレーサーの28Cタイヤに乗れることになる。

今日も起きるのが遅かったので、近場の鳩山町の周回路で以前の状態のシナプスの乗り味を思い出すことにした。まー、Q-ringsもライトニングアルパインも自分には合っているのだろうね。1年以上乗っていなかったのに、すぐに馴染んだから。

以前と違うのはタイヤで、28Cは初めて履くことになる。乗り始めはモッサリしている感覚だったんだけど、ある程度の速度で漕いで行くうちにそういった感覚はなくなった。ホイールが軽量なので、28Cタイヤによる重さは特に感じなかったな。

推奨空気圧が7.4barになっているのだけど、7.4bar入れるとどうなんだろう。23Cでも7barまで入れたくないので6.3barにしてみたら、これで結構平気な感じでフニャフニャしているわけでもなかった。太いタイヤになるので、ブレーキアーチを開放してもタイヤが挟まってしまう状態になるので、空気を抜かないとホイールの脱着が出来ない点は仕方のないところ(後日談になるが、ブレーキシューに少し引っかかる程度で、押し込めば空気を抜かなくてもホイールの脱着は可能。)

このタイヤは28Cの街乗り用のようなタイヤであって、そういった用途の完成車にも装着されているようなのだが、今回の初乗りによって、このタイヤの好感度はかなり上がることになった。スリックでもなく、シクロクロスのようなブロックでもないパターンなんだけど、これがちょうどいいのかもしれない。

一番良かったのはその乗り心地。これはさ、ロングライドの次の日に乗っても良いと思わせるほどで、これはシナプスの今後の用途にピッタリ合っていると思った。アルミフレームであっても、28Cを履かせれば乗り心地は相当なものになる。これは23C、25Cのタイヤでは実現することが不可能だと思える。チューブラーであっても厳しいんじゃないかな。

その乗り心地と引き換えに、速度の伸びはやや落ちるようで、ガーミンのログを見てみると、思っていたイメージよりも数値はやや低め。しかしながら、今日のような郊外でのサイクリングであれば、何の問題もなく、走りは楽しかったんだよな。

マッタリというわけでもなく、それなりのアップダウンを自分なりに攻めていく走り、周りは田舎道でクルマを特に気にする必要もないシチュエーション、多少のオフロードであれば気にする必要もない状況、こういったところで走るバイクは、遊びの要素を持たせた方が楽しめると思う。キャノンデールのスレートがこれに一番合っているんだろうけど、シナプスアロイに28Cに履かせるだけで高い性能を見せつけられた感じになった。

CAAD12がメインになるかと思っていたし、シナプスは用途が限定されると思っていたけれど、28Cタイヤとシナプスの特性によって、十分な棲み分けが出来るようになったということなのだろう。CAAD12とは別の要素で楽しさがあるのだから。

冬は早起きも厳しくなってくるし、遠出するほどの時間も限られてくる。身近な場所でサイクリングを楽しむのであれば、冬はシナプスでもいいのかもしれない。



2015年12月15日火曜日

サスペンションステム shockstop

一昨日のライドの脚の筋肉痛がようやくとれてきた。そのままでも自然にとれてくるのだろうけど、エアーサロンパスの爽快感は案外好きだったりする。

CAAD12に慣れ始めたばかりで、今のところ、このバイクがメインになっていくのだろうな。素のシナプスアロイの出番も減っていくことになるのだが、それはあくまで純粋なロードバイクとしての出番をCAAD12に譲るということであって、輪行やオフロード走行ではシナプスアロイを使うことになると考えている。

軽量ホイールのライトニングアルパイン、Q-rings、28Cのタイヤ、これが現状になるのだが、これに加えたいパーツがあることを最近知った。そのパーツはサスペンションステム。

シナプスアロイはシクロクロスではないし、ディスクブレーキを装備しているわけでもない。オフロードを走らせたいと思っているが、それはちょっとした未舗装路程度であって、マウンテンバイクが必要な路面を走らせたいわけではない。

今の装備でも問題はないと思うんだけど、サスペンションがあったらいいなと思っていた。キャノンデールのスレートが欲しいと思う理由もこの部分からくるものであって、サス付フォークでなければ不可能だと考えていただけに、このshockstopは物凄く期待のあふれるパーツになる。

リジッドフォーク時代のマウンテンバイクにはこういったサスペンションステムがあったようで、十分な効果も期待できるだろうし、スマートな形でロードバイクに装着できるのも魅力的だと思った。



2015年12月12日土曜日

サドルバッグの重量

CAAD12はやはり軽いんだなと思いつつ、部屋に置いてある1台目のシナプスアロイを持ち上げてみて思った感想は、シナプスアロイもそれなりに軽いということだった。

CAAD12にはアルテグラとコスミックカーボンで8kg弱、そして、シナプスアロイにはティアグラとライトニングアルパインで9kgをやや超える重量。この状態で比較してみると、シナプスアロイは十分健闘しているといって良いぐらい。まー、ライトニングアルパインの健闘が光るということになるのだが。

チューブ、携帯工具、非常食などが入っているサドルバッグ(ボトル一本分約500gぐらいか)をCAAD12に装着すると、何もつけていないシナプスアロイと同じぐらいの重量になることに気付いたので、サドルバッグの重さも馬鹿にならないんだなと改めて思った。サドルバッグが台無しにしていたようだ。

せっかくの軽量バイクであるCAAD12の乗り味を損ねないためには、サドルバッグを外した方がいいのかもしれない。あるいは小さ目のサドルバッグに必要最小限の物品を入れる程度に限定しないとダメなのかもね。




先週に続き中間平へ向かう

先週に続き中間平へ向かうことにした。課題となるペダリングを念頭に突き進む。

天気は先週と同じような晴れで、やや風を感じる程度だった。先週と同じルートを走行することで、少しは改善されると思っていたが、そう簡単にはいかないようだ。

ケイデンス重視の綺麗なペダリングをしたつもりだったんだけど、中間平の後半で力尽きることになってしまった。道中のアップダウンでの登り坂も、ケイデンスを維持したまま突っ込んで、その勢いで下ることを繰り返したのがダメだったのかもしれない。

中間平の後半で脚が攣ったんだけど、帰りはそれなりに踏めていたので、大きな筋肉の攣りではなかったのかもしれない。先週の脚の疲れとは違った部分なので、先週とは異なる走りができたということなのだろう。ハイケイデンスに対応した筋肉をつけていかねば、と思った。ガーミンの結果をみるまではね。

ガーミンの結果を先週と比べてみると、先週の方が平均ケイデンスが3高い状態。わずか3しか違わないので、ほとんど同じと言えるのかもしれない。意識としては、今日の方が細目にギアチェンジしてハイケイデンスで頑張ったつもりだったのに。先週は押し脚が強く出ていたイメージだったんだけど、あんまり変わらないということか。

ガーミンのログに違いが出てくるほどのデータとはならなかったけれど、違いを生むためには、心肺に頼ったケイデンス高めの走行、そして、脚力に頼った押し足の走行の両方が必要になるのだろうな。最近は毎週のように100km以上のライドを達成しているので、このペースで続けていけば、そのうち理想的なライドに近づくのかもしれない。







2015年12月9日水曜日

ムラのないペダリングを目指したい

ペダリングに付いてネットで調べてみると色々と出てくるので、どういうものなのか考えてみたい。まー、どれも間違っていないと思うし、その通りだと思う一方で、個人の経験に基づくものであるから、果たして自分がどう感じるのかというところがポイントになるのだろうと思った。

その中で気になったのが「准教授のペダリング講座」。岡山大学でペダリングの研究をしている先生がいるようで、様々なデータから傾向等を分析しているのが興味深かった。大学でこういう研究している人もいるんだね。

このブログの中の記事で、「高回転であるほどムラのないペダリング、低回転であるほどムラの出るペダリングといった傾向があるようだ」という考察に対して、自分自身思い当たることがあると思った。

ペダリングスキルを上げる手がかりがこれなんじゃないかと。

自分は素人レベルのスキルだと認識しているし、理想的なペダリングがどういうものなのか体験できてないと思っていただけに、どういう意識でやればいいのか分からなかったんだ。踏み足、引き足のタイミングは頭でわかっていても、それができていないことが問題だった。

そりゃ、2時から4時までが踏み足なんてことは、言われて理解できるし、その通りにやっているつもりなんだけど、実際はそんなことはなく、いつの間にかムラのあるペダリングになってしまっているのが実情。

しかしながら、ケイデンス100~110前後でムラのないペダリングが出来ている時がある。この時は踏み足の重さもほとんどないし、引き足もそれほど意識しているわけでもなく、綺麗に回せている感じはしている。薄く均等に、パワーの抜ける場所がない感じで、チェーンリングを回していく感覚を養っていけばいいということなんだろうな。

この感覚をケイデンスを下げても出せるようにしていくことが課題になるのだろう。そして、ダンシングや加速していきたい時のペダリングもこれに近づけていくことで、ムラのないスキルになっていくのだろうと思っている。


2015年12月6日日曜日

ペダリングが下手になったのかもしれない

今年の夏のブランクのせいもあるのだが、昨日の中間平で思ったことは自分のペダリングが下手になったのではないかということ。筋肉が落ちてきているのもあるが、それだけではないような気がしてきた。調子の良かったときは中間平の上りのギアは一つ上で登れていたわけだから。

昨日の中間平に向かう道中は、ケイデンスを意識して踏まないようにしていたし、登りに差し掛かってからは踏み過ぎないようにケイデンスを何とか高めにもっていったつもり。ハムストリングなどの筋肉が落ちてきているのは仕方がないけど、こんなものと言えばそうなのかもしれない。

思い返してみて、気になったのはQ-ringsを使っていたことで、これを使い続けたことでペダリングが良くなっていたのかもしれないということ。Q-ringsから真円リングに変えても違和感はなかったし、そのまま真円で乗り続けてきたのだが、踏み足と引き足の力の入れ方を忘れてしまったような気がする。

頭で分かっていても、踏み足と引き足を意識して矯正することは難しい。昨日の巡航では、力を入れない、クルクル回すような感覚を少し思い出すことができたんだけど、何かが足りない感じ。

ペダリングをネットで調べたところで、実際に理想通りの押し足と引き足が出来るかどうかよくわからない。片足ペダリングもどうなんだろうね。

押し足をした時の逆足の引き足が重要で、綺麗に回せてると感じることはあったんだけど、これを持続できればいいんだろうな。

悪くなったと思い当たることは一つで、峠の登りのために踏み足指向を強く出してしまっていたことが原因だと思った。サドルも低めになっていたし、踏むためのペダリングが強く出過ぎてしまっていた。その感覚が残されてしまっていたので、これを矯正させなければいけないな。

使わなくなったQ-ringsをシナプスに再び装着することにしたので、これからはCAAD12とシナプスを交互に使っていく方が良いような気がしてきた。真円リングの使用を続けていたわけだけど、Q-ringsを復活させることで、調子の良かった時の状態に近づくことができるかもしれない。

今シーズンの冬は乾燥肌に悩まされることもなさそうなので、適切な週末ライドをこなせば良いライドができると思っている。乾燥肌に悩まされた原因もはっきりしていて、冬場の水分補給不足だった。休憩でトイレに何回か行くぐらいに補給を繰り返さないとダメだね。サイクリング当日の朝の食事でも水分を良く取っておく必要があるし、日頃の水分補給も重要だろうな。

彩湖のエンデューロを見学



今日は彩湖のエンデューロを見に行ってきた。ママチャリでの自走だとそれなりの運動となり、ロードバイクよりキツイ感じがしなくもない。

今回で確か3回目の観戦となるのだが、改めて感じるのは、大勢のロードバイクの集団の迫力。スゲーなと思うよ、あの人数は。アクセスの良さと参加しやすいことが大勢の参加に繋がっているのだろう。

救急車が来てレースが中断していたようだが、これは迫力があることの裏返しであって、あのコースをあの人数で周回すれば、事故が起こる確率はゼロにはならないのだろう。初心者から上級者まで混在している状況だし。もてぎエンデューロには、遅い人は左側、速い人は右側というルールがあったけど、このエンデューロにもそういったルールがあったのだろうか。あの集団でコーナーをすり抜けるのは苦労しそうだし、自分には参加する勇気が出てこないな。

少しネガティブな話になってしまったが、このイベントの見所は試乗車だと思う。試乗できる場所は限られており、その場所で乗っても車体の軽さぐらいしか分からない状況なのだが、ポジションやサイズはこの試乗で確認できる良いチャンス。しかも、試乗車はエントリーモデルから高級車までが一通り揃っているので、実際に現物に触れて確認できるところが凄い。

2台目のバイクを買ったばかりなので、次を買うことはないのだけれど、機材としてバイクを眺めることは結構好きなので、試乗車を間近で確認し、持った時の重量感などを堪能できたような気がする。試乗せずに、多くのメーカーのバイクを見比べて楽しいと思うのは自分だけなのかもしれないが。

一番気になっているバイクがあったので、これをじっくり見ることになった。キャノンデールのスレートが良いと思ってるんだけど、実物を見るのはこれが初めてで、レフティフォークをガン見することになった。脚力があれば、オンロード、オフロードそれぞれをこの一台で色々と楽しめるんだろうな。

シナプスアロイに28Cタイヤを履かせたのも、いずれはオフロードに挑戦したいという思惑があってのこと。とりあえずは、走りやすい砂利道程度の簡単なオフロードから始めるようにすればいいのかな。徐々に慣れていったら、スレートが本当に欲しくなるのかもしれない。





2015年12月5日土曜日

CAAD12の感想



CAAD12を初乗りした感想は、自分のイメージ通りで全てが良かった、ということになる。

昨日はCAAD12の納車。ちょっとしたポジションを確認してもらい、本日初乗りすることになった。行き先は寄居の中間平で、自宅からちょうどいい感じの距離にあることに加えて、適度な登坂とアップダウンの存在が行き先に決めた理由。やはり新車での初走行は慣れたルートで走ってみたくなる。

天気は快晴で、日中の気温が15~19℃という絶好のコンディション。新車の初乗りとして良い日だった。

1台目はシナプスアロイであり、CAAD12が2台目となる。シナプスアロイに装着していた電動アルテグラ、コスミックカーボンをCAAD12に移植したので、CAAD12のフレームの評価が可能だと思っている。まー、シナプスアロイとの比較という限定されたものになるけど。

シナプスアロイと比較して、CAAD12のポジションはハンドル低め、サドル高めとなる。より前傾姿勢となったわけだけど、感覚としてはCAAD12のブラケットポジションがシナプスの下ハンやや上といったところ。このポジションで100km超のライドが走れるか不安があったけど、何の問題もなかった。ポジションを一番気にしていたのだが、一回のライドで慣れるとは思わなかったな。

初乗りで感じたことは、走りの軽さ。シナプスアロイと比べて持ち上げて軽くなったことは実感できていたけど、走りの質にも軽さの影響が良い方向に出ていた。やはり8kgを切る重量のバイクになるとヒラヒラ感が違うものなんだと思ったね。


<フレームの薄さ>
軽量のアルミフレームは薄すぎて気になるという人は多いと思う。自分もそう思っていたのだが、今回の走行で、そこまで気にするほどの弱さではなく、適切な強さがあるフレームだと思った。下り坂、ひび割れアスファルトを走行したけど特に問題はなかったし、フレームを普通に持って凹む感じもしない。フレームの薄さを指で強く押して確認したい人は、CAAD12だけでなく、カーボンフレームにも向かないだろうな。それができるのはアルミのエントリーモデルまでだと思うから。



<フォークの性能>
一番感動したのはフォークの性能で、これはシナプスアロイのフォークと比べたら劇的に良くなったと言える。下り坂、コーナーリング、悪路、どのシチュエーションでもコントロール性が高くなっていた。スーパーシックスエボハイモッド譲りのフォークは伊達ではなかった(ハイモッドのカーボンではないが、形状は同じ)。見た目は細くて真っ直ぐに近いフォークなのに、こういった性能が隠されているとはね。





<SIクランクの性能>
クランクはキャノンデールから新たに登場したSIクランクを装着しているのだが、このクランクも良かったと言える。シナプスアロイにはFSAのSL-Kカーボンクランクを装着しているのだが、重くなったと感じることもなく、違いはよく分からない。チェーンリングはFSAの50-34に変えている。SISLだったらチェーンリングの使い回しはできなかったな。本当はSL-Kを装着させたかったんだけど、BB30とBB30Aは規格が異なるようで移植できなかった。結果としてはどっちでも良かったということになるのだろう。





<乗り心地>
乗り心地はどうかというと、シナプスアロイと比べて良くなったかよく分からなかった。ただし、フレームが仕事をしていないということではなく、タイヤが地面と接地するのをうまく制御している感じ。やっぱり、乗り心地というのは25Cのタイヤというのが一番でかいと思った。シナプスアロイも同じタイヤとホイールだったからね。新たなサドルに変えたのに、気にならなかったのもタイヤのおかげなのかも。ホイールはマビックを推奨したい。おそらくキシリウムをCAAD12に履かせるのがベストなはず。マビックの転がり感とタイヤのしっとり感が気に入ってるけど、メーカー同士が開発でお互いのパーツを使ってるだろうから、良い組み合わせになるのではないかと勝手に思ってる。



<シッティングの走り>
可もなく不可もなく、よく分からない。ただ、今回の走りでポジションが絶妙に自分に合っていたので、不満があろうはずもなく、こういうものかといったところだった。ちょっと気になったのが、加速していきたいときの反応性。これはCAAD12ならではと思った。バイクに慣れてくるとこういった部分が身体で分かってくるようになるのかもしれない。サイズとポジションが合っていることが大前提なので、適正なサイズを選ぶことが重要だろうな。自分の場合、やや小さ目のフレームサイズだと思ったが、そんなことはなく、ほぼ適正と言えるサイズだったから。



<スプリント、ダンシング>
スプリントもダンシングもシナプスアロイでは感じられないもので、公式動画でこういった場面を強調していたことがよく分かる感じの性能。自分のような素人にも体感できる性能ということなんだろうな。これを続けるには体力が必要だし、息切れしやすいのも確か。でも、ロードバイクってこういった場面が楽しくなってくるわけだから、誰もがこういった乗り方で楽しめるのではないかと思った。公式動画のような速度を出せていないけど、フレームを左右に揺さぶりながらリズミカルに進む感覚はあったから、ゆくゆくは上手くなるように覚えていきたい。それにしても、公式動画のシートポストの高さは凄すぎる。とても真似できる高さではない。

CAAD12のフレームは横から見ると細く見えるのだが、正面や上から見ると幅のあるフレームになっているんだよね。軽量であることも重要だけど、横に扁平している感じなんだよ。これがスプリントやダンシングの良さに繋がっていると思われる。BB30Aの影響もあるんだろうな。RS8の105との比較で言うと、自分はCAAD12の方が好み。





<シートポスト高さ>
自分のCAAD12はサイズ50で、写真のとおりの高さとなっている。シナプスアロイは51なのだが、CAAD12の50とサイズがほぼ同じ印象。自分の手足は平均よりやや下だし、胴長なのでトップチューブが短いかなと思ったけど、そうでもなかったので、これが適正サイズということになるのだろう。





<ホリゾンタルなフレーム>
ホリゾンタルはCAAD12の特徴だと思う。厳密にはホリゾンタルではないようだが、他のバイクと比べると、その姿は異質に見えてくるほどだから。フォークも直線的だし、スローピングの要素がかなり少ない見た目というのが全体的な特徴。カラーリングもよく考えられていて、黒の配色によって、横から見ると細いフレームであることを演出している。レッドも同じ配色だったと思う。問題はシートポストを出せる高さになるが、自分としては、シートポストのキャノンデールのロゴが出せればそれでいいと割り切っている。写真のサドル高さだけど、トップチューブが股間に当たっているわけではないので、乗り降りもシナプスアロイとほとんど同じ。走りが変わってくると少しずつ上げていくことになるのかもしれないけど、1cm程度上げたところで見た目が変わるわけでもないしね。。。





<ワイヤーの内装化>
CAAD10の最終盤でも内装化されていて、CAAD12もその流れを受けた感じでよりスマートになったのかもしれない。ワイヤーの内装により洗車が少し楽になった。整備を自分でする場合は外装の方が良いと思うので、これは好みの問題も含まれるのだろうな。





<電動アルテグラ化>
CAAD12のフレームは完全に電動対応していて、これも内装により見た目がスッキリすることになった。自分はバッテリーを外装しているのだが、これも普通に装着できるようになっている。ただし、外装バッテリーはシートチューブにボトルケージを装着できなくなってしまうのが問題。ボトルを2本装着させるためには、アダプターを付けることになりそうだ。まー、内装バッテリーにすればいいだけなんだけどね。好みになるが、外装バッテリーにも良いところがあって、スイッチをオフに簡単にできるところなんだよな。クルマに押し込むような積み方をする自分には外装バッテリーが合っていると思っている。ショップさんには感謝。






<どんな人にCAAD12がおススメになるのか?>
1台目をCAAD12にした人は羨ましいと思った。この性能が標準になるのだから。

初心者、アルミ好き、モノ好き、、、色々な人にもお勧めできると思う。絶対的性能を求める人はスーパーシックスエボハイモッドを選んだ方がいいだろうし、CAAD12はそういった人をターゲットにしているわけではないだろう。

ハイエンドユーザーから見れば、CAAD12が視界に入ることはないと思うけれど、ミドルグレードのバイクを求めるユーザーからみれば、十分な視界に入るのがCAAD12。エントリーモデルのアルミフレームユーザーも十分視野に入れてもいいと思っている。そして、ミドルグレードのカーボンを選択肢に入れているユーザーにも、このアルミフレームは視野に入るのではないかと。

アンカーRS8との比較しかできないが、このグレードのカーボンであれば、CAAD12は遜色がないどころか、特徴的な乗り味(スプリントやダンシング)を楽しむことができると思っている。この乗り味は、大げさに言うと、試乗で感じたドグマF8とスーパーシックスエボハイモッドと比較できるぐらいにね。

懐事情が許されるのであれば、ハイエンドに行った方が後悔はしない。自分はそこまで辿り着くことができなかったけれど、仮にハイエンドを選んだとしても、CAAD12の性能は気になるところだったと思う。何にしても、CAAD12の軽快な反応性は試乗で分かる思うから。フォークの性能は峠の下りで評価すべきで、店頭での試乗だとその性能は分かりづらいと思う。

自分としては初心者がカーボンバイクを選ぶのも良い選択だし、エントリーアルミを選ぶのも良い選択だと思っている。ただ、完成車を含めた性能、その後のアップグレード、そしてコストパフォーマンスを考えると、CAAD12は選択肢として最後まで残るはず。BBを問題にするかどうかになる。

BB30AはBB30と異なる規格になっていて、BB30よりも性能は強化されているらしいが、BB30の問題を気にする人には無理に勧めることはできない。シナプスアロイも音鳴りがあって一回交換してるから。自分の経験で言うと、音鳴りは雨の日のライドと関係しているように思える。雨の日はグリスに水が浸入する勢いだし、BBに限らずロードバイク全体へのダメージが大きいんだよね。自分の場合、雨の日のグレーチングで転倒したことがあって以来、雨の日は乗らなくなったから、BB30問題は気になるものではなくなったし、音鳴りもしなくなったから。

雨の日に乗らないのであれば、拭き掃除程度で十分だし、BBの音鳴りからも解放されると思う。

実を言うと、自分はアルミ信者。シナプスアロイのフレームにもCAADと書かれているので、一応はCAADユーザーだったということになる。ホイールをコスミックカーボンにしたのも、リムがアルミだからであって、アルミのロードバイクで十分満足している状態だった。ここで、CAAD12が登場したことで、この路線はしばらく続くことになりそうだ。カーボンが良いのは分かっているんだけど、週末を楽しむ分にはCAADで十分条件を満たしてしまっている。CAADは、コストを含めて十分な魅力があると思ってる。

人気のカラーは何になるのだろうか。ネオンスプリングは写真写りがいい感じになっているが、アシッドレッドも良さそう気がした。チームカラー、プレミアムグレイも落ち着きのある感じだろうし、フレームセットのカラーも良いと思う。来年のモデルはカラーやグラフィックが変わっていくことになるのだろうから、これから色々なバージョンが増えていくんだろうな。ディスクブレーキモデルも同時に発表されているわけだし、色々出てきているよね。







2015年11月29日日曜日

アルミフレーム(25c) vs カーボンフレーム(23c) 乗り心地はどちらが良いか

昨日は借り物のカーボンフレームで平地を128km走行してみた。給水に失敗して残り10kmで両足が攣る事態となってしまったことは反省している。喉が渇かない季節だが、1リットル以上は飲んでおかないとダメだろうな。

同じバイクに23Cと25Cを装着して比べてみたら、25Cの方が乗り心地が良いと感じる人が多いと思う。それならば、カーボンフレームに23C、アルミフレームに25Cを付けてみたらどうなのか気になった。

アルミフレームは乗り心地が悪い、カーボンフレームは乗り心地が良い、ということが一般的な評価だし、自分もそのとおりだと思っているのだが、昨日のライドで感じたのは、一番重要なのはタイヤということだった。

借り物のバイクということを差し引いても、乗り心地は自分のバイクの方が良かったと言える。サイクリングロードといえども、平地をひたすら走り続けると地味に効いてくる。ほぼシッティングが続くわけだからね。

比較対象の条件は以下のとおり

借り物のカーボンフレーム
・アンカーRS8でほぼ標準状態
・タイヤは23Cブリヂストン
・空気圧は6.8
・ホイールはシマノRS21

自分が乗っているアルミフレーム
・キャノンデールのシナプスアロイ
・タイヤは25Cマビックイクシオンプロ
・空気圧は6.5
・ホイールはコスミックカーボン

ただし、この条件での比較はマビックのホイールとタイヤということを念頭に置く必要があって、当然のことながら、アンカーRS8にマビックを組み合わせた方が一番いいのは確かなはずで、アンカーRS8の方が良いフレームということに異論はない。操作の機敏さ、コーナリングの安定感、路面の悪い区間の振動吸収の良さ、どれもシナプスアロイの上だと思うから。

しかしながら、乗り心地の良さは頭で感じるものではなくて、身体で感じるものということがミソ。場面場面のシチュエーションではRS8の方がいいと思うんだけど、走行後の身体の疲れはこれとは違うものになっている。

やっぱりさ、どう考えても、地面に接地するタイヤの働きが最重要だよな。クッションとしての働きはタイヤ>>ホイール=フレーム位になるのではないかとも思う。

マビックのタイヤを宣伝するわけではないけれど、ホイールもタイヤもマビックで満足しているのはその乗り心地。転がり感もやはり良いと思ってる。もともと23Cのイクシオンプロも乗り心地は良かった。高級タイヤはそれなりに良いということなんだろうな。

タイヤの調整としては、硬く感じる空気圧よりやや低め、イメージとしては少しタイヤがつぶれてくれるくらいといったところ。ある一定の空気圧を超えるとポンポン跳ねるポイントより、やや落とした空気圧にするようにしている。イクシオンプロだと空気圧が高めでもポンポン跳ねる感じは薄れてくるので、ゴムの特性も重要な要素なのかもしれない。

タイヤはクリンチャーでの話になるが、これがチューブラーやチューブレスだったら違う見解になるのかもしれない。





2015年11月18日水曜日

LOOK 765 2016 があったことに気付く

2台目の購入を決めた後なので、今さら変更することはないのだが、それでも気になる一台となったのがLOOK 765。2016年モデルの完成車で販売されるようで、ひょっとしたらこっちを選んだ方が良かったのかもしれないと思った。

動画ではコスミックカーボンを履いていて、エンデュランスカーボンということで坂道を登っていくものになっている。コスミックカーボンを所有しているので、このホイールに合うフレームを選びたいと思っていたので、この動画のとおりであれば、これも正解だったのだろうと思う。メーカーの紹介で使われるフレームとホイールの組み合わせは相性がいいはずだし、同じフランスメーカーだからね。

価格はCAAD12と比べると2倍近くになってしまうので、まー、自分はその部分で特に後悔はしていないけど、LOOK 765を見かけるようになったらいいなと思うことになるだろうな。



2015年11月15日日曜日

ミドルグレードのアルミフレームを考えてみる

アルミフレームといったら以下のイメージが連想される。

・エントリーモデルで採用
・価格が安い
・乗り心地が悪い
・重量がある
・金属疲労による寿命
・プロチームで使われていない

ロードバイク歴3年となる自分もその通りだと思っているし、メーカーの人も含めて、こういったイメージが定着していると思う。そして、アルミフレームと対照的な立場になるのがカーボンフレームであり、アルミと逆のイメージが連想されることになる。

・エントリーモデルで採用 → フラッグシップで採用
・価格が安い         → 価格が高い
・乗り心地が悪い      → 乗り心地が良い
・重量がある         → 重量が軽い
・金属疲労による寿命   → 金属疲労がない
・プロチームで使われていない → プロチームで使われている

トップモデルにおいては、カーボンフレームが有利な立場であることは今後も続くと予想されるし、アルミフレームが再び取って代わることもないだろう。

自分はこれらのことを理解して、2台目もアルミフレームを買うことになった。それは何故かというと、自分の用途を満たすレベルの性能で十分だと思っているから。3年続けてみて、ハイエンドのカーボンフレームでなくても、自分の求める性能はミドルグレードで問題はないという認識だったから。

フラッグシップに憧れる時期はあったけど、手に入れたいと思うまでには至らなかった。

ミドルグレードの価格帯には、カーボンフレームとアルミフレームがそれぞれラインナップされている状況となっているものの、ここでもカーボンはやや高めの設定で、アルミの方が低価格になっている傾向がある。ここで本題となるのだが、ミドルグレードとして、アルミとカーボンのどちらを選ぶべきかということで迷う人が多いのではないかと。

数年前のイメージそのままが刷り込まれている場合はカーボンを買っておけば間違いはなかった。

ところが、今のミドルグレードの価格帯では、カーボンとアルミが混沌としている状況で、どちらも性能の甲乙を付け難い。Cannondale Trek Specialized などのメーカーから高性能なアルミフレームが出されているので、アルミフレームの製造過程で何らかの進化があったのだろう。そして、カーボンフレームの低価格化もそれなりに進んできており、ミドルグレードでのカーボンとアルミの争いは熱いものになっている。

ミドルグレードのカーボンフレームを見てみると、フラッグシップ譲りの性能を念頭にして、カーボンのグレードを抑えたものが多いと思う。それに対して、アルミフレームの場合は、フラッグシップとは別の過程を得て性能を引き上げている。数年前にはなかったアルミフレームが次々と登場することで、どちらが確実に優れているという棲み分けが難しくなってきたのかも。

手頃な価格で、手頃な性能を手に入れる、ということを条件にすれば、ミドルグレードのアルミは十分な素質を持っていると思うね。




2015年11月11日水曜日

2台目としてCAAD12を購入することに

久しぶりのブログの更新になる。今年の夏は暑すぎてロードバイクに乗らなかったことがブログを書かなくなった要因。一回調子が悪くなると、なかなか体調が戻らないのは年齢のせいなのかも。ゲームを深夜遅くまでやりすぎていたことも原因だったな。。。スマホの戦車ゲームに嵌まりすぎた夏だった。

今年は宇都宮のジャパンカップ、そして、さいたまクリテリウムを見に行ったし、それなりにイベントを見に行っている。涼しくなってきたところでロードバイクに乗るようになったのだが、ブランク期間が長いこともあって、体力が落ちたことを実感する。ただ、乗り方そのものは久しぶりだったにもかかわらず、それなりに快適に乗れている。

過去のブログを読み返してみると、2台目を選ぶまでに色々と調べつくしたような気がしなくもない。調べ過ぎだったし、頭の中で整理がしきれない感じだった。そんな中で、ショップにCAAD12の試乗車があり、ロングライド後に試乗できる機会に恵まれることになった。

購入の決め手となったのは試乗。それもただの試乗ではなく、走りきった後での試乗が決め手となったのだと思う。105完成車のCAAD12は、今の自分のバイクの性能を超えていた。自分のバイクはシナプス・アロイで電動アルテグラにコスミックカーボンを履かせている。重さ以外はそれほど負けていないと思っていたのだが、CAAD12へ乗り換えた瞬間に感じた違いは、この差はもうダメだと思った。

CAAD12のようなホリゾンタルに近いフレームは、一つ下のサイズがちょうどいいのかもしれない。スローピングフレームのサイズと同サイズを選ぶとシートポストが残念なことになることを予期すべきで、自分のような胴長短足であれば注意が必要。

別の見方をすると、ホリゾンタルはCAAD12の魅力と言えるのかもしれない。同サイズのCAAD10や素エボのフレームがCAAD12の横に並ぶと、これらのフレームのスローピング具合が分かるぐらいにホリゾンタルに見えるからね。写真で見るとそこまで違う印象はないのに、実物を比較すると僅かな違いなんだけど、その違いは見て分かるぐらいだった。

この時点でCAAD12に決まりだったのだが、どのCAAD12にするかで少し迷うことになる。自分の場合、フレームセットを買うことを前提としていたのだが、ハンドルやサドルを加えると、105完成車とほとんど同じ価格になることに気付く。

CAAD12で注意が必要なのはクランクとシートポスト径で、どちらもキャノンデール規格のものに統一させたいと考えていた。フレームセットでSISL2クランク、シートポストはFSAから出ているらしいので、それに揃えればいいと思っていたのだが、そうすると価格がかなり跳ね上がってくることになる。

一方で、105完成車CAAD12のSIクランクは、今使用しているFSAカーボンクランクと比べて悪い印象はない。今の自分から見れば、必要十分な性能なわけで、これに電動アルテグラを乗せ換えればそれで十分だと思える感じだった。

最高のパーツを載せるべきか迷ったのだが、105完成車のバランスの良さを考えると、自分にはこれで納得のいく性能であり、フレームセットで購入する必要性は低いのかもしれない。

それと公式動画の印象が焼き付いているんだよね。こういう走りをしたいっていう気持ちが投影された動画になっているんだよ。これを見てしまうとアルミの世界に引き込まれてしまうんだよな。






2015年7月14日火曜日

海外の記事を見て2016モデルを考える

梅雨が明け始めて、急に暑くなってきたせいか、週末サイクリングをするには身体の慣れが必要なようで、ボンヤリしたサイクリングばかりになってしまっている。夏の暑さに打ち勝つのは難しいな。今年も無理しない走りを心掛けなければ。仕事で熱中症気味になってしまったのもあるし。

2台目のバイク選びで色々と調べまくった後遺症も残っていて、ここ最近はロードバイクへの興味というか関心が普通以下になってきたような気がしなくもない。思えば、それだけバイク選びの執念は異常だったということになるのかな。CAAD12にロックオンしているので、他のバイクの興味がなくなったことも要因になるのだろうか。

そんな中で調べて興味の出てきた記事がこれ。
http://www.bikerumor.com/2015/07/09/2016-cannondale-supersix-evo-caad12-road-bike-lineup-actual-weights/

海外の記事になるが、2016モデルの各ラインナップの重量を実際に測っているので非常に参考になるかと。CAAD12 black incは6.8kgを下回っているところが凄すぎる。装着予定の電動アルテグラ、SiSL2クランク、Cosmic carbone SLE を付けても7kgを少し上回る程度で済むのかもしれないと思った。

さすがに、Super six evo hi-modの方が軽さは上になるが、CAAD12 Black incはこれに迫る勢いだね。後は価格の発表を待つのみ。フレームセットでBlack incは購入できるのだろうか。もうさ、CAAD12のBlack inc しか目に入らなくなってきたのかも。

レフティのSlateは次の機会になるのかもしれない。これはこれで、欲しいバイクなんだよね。

2015年6月30日火曜日

2台目の本命はCAAD12



cannondaleから新たな動画がアップされていて、CAAD12の登場を知ることになった。本国サイト、海外では既に紹介されているようで、その内容を確認してみると、これが2台目の本命になりそう。今まで、色々と調べまくっていたけれど、これで気持ちの整理をつけられる。

軽量化での評価を考えると、
2016 supersix evo hi-mod > 2015 supersix evo hi-mod > 2016 CAAD12 > 2015 CAAD10

価格での評価を考えてみると、これが逆の順序になって、
2016 supersix evo hi-mod < 2015 supersix evo hi-mod < 2016 CAAD12 < 2015 CAAD10

価格の発表はこれからになるけれど、2015 supersix evo hi-modよりもCAAD12の方が低価格になると思われるので、気持ちはCAAD12に一気に傾くことになった。CAAD10も価格で言えば、魅力的になるのだが、CAAD12はCAAD10よりもさらに軽量化されているとのことなので、この部分から見ても、CAAD12に気持ちが向かってしまう。

CAAD12はsupersixのアルミ板と言ってもいいのかもしれない。これまでのアルミモデルの重量とは一線を画しているし、ディスクブレーキモデルが充実しているところからみても、今後のアルミモデルのスタンダードになるのではないかと。

購入できるのはいつのことになるのだろうか。

それにしても、2台目の購入を本気で考えてくるようになったタイミングで、こういったモデルチェンジの節目に遭遇することになるとは。新しいCAADが登場することになっても、これほどまでに進化するとは想定できていなかったし、今後乗り続けることを考えると、こういった新車を選びたくなるね。

2015年6月15日月曜日

ロードバイクの色々なブログを見て感じたこと

自分自身がロードバイクをテーマにしたブログを書いているので、ちょっとした批評が絡むと自分にも跳ね返ってくるブーメランのようになることは理解している。まー、自分を含めての話になるのだけど、色々とブログを見てきた中で感じたことを整理してみたい。

大きく分けて、ブログは次の3つに分けられると考えている。
1 個人の趣味ブログ
2 個人の宣伝ブログ
3 メーカー、ショップのブログ

参考にすべきは個人の趣味ブログとメーカー、ショップのブログになるのかも。個人の宣伝ブログは、テーマが宣伝に繋がるキーワードで埋められているので、読んでいくうちにそれとなく分かってくるのではないかと思う。話題性のある内容で閲覧者を増やしていくことを意識しているのだろう。

自分の場合、購入したパーツの感想だったり、購入を意識した商品のイメージをダラダラと書き綴っていて、客観的な見方をするように心掛けているつもりなんだけど、結果は独断的な意見となってしまっている。想像していた使い方が出来なかった場合や、ネット等で言われているような体験を感じることができなかった時に結構きつく書いてしまっている。

ただの日記で始めたわけだし、後から当時の自分は何を考えていたのかなということを読み返すことで、こういったブログを活用していて、最初は、自分のブログを読む人はまずいないだろうな、なんて思っていたんだけど、話題性のあるキーワードがタイトルに入っていると、閲覧数が増加することに気付くようになった。

そして、話題性のあるテーマを調べていくうちに、個人ブログの中には宣伝も兼ね始めているのがあるということに気付くようになってくると、宣伝ブログの管理人の心理が少し読み取れてくるような気がしてきて、それが嫌になってしまった形になる。誰もが注目するようなブログを目指しているわけではないし、自分のロードバイクの知識は限界があるわけだから、そんな内容を書き続けることは不可能なんだよね。物好きな自転車屋の人が趣味的に話題性のあるテーマをブログに書く方がよほどしっかりした内容になるのではないかと。自分の場合は、どこどこに行って、どうだった、こうだったというのがメインなわけだし。

個人の宣伝ブログの中で、話題性のある新商品をテーマとして取り上げているにもかかわらず、ネガティブな意見をブログに書かれているのを見てしまうと、コイツは何なんだ??って感じになる。だったら、最初からブログで取り上げなくていいのではないかと考えてしまうのだが。

あーでもない、こーでもないといった話をするのならまだしも、まだ手に入れていない状況で、ネットでもたらされた情報を元に「マ〇ック商法」なんていうことを言っているのは、素直に読むことは出来ないな。だったら、ブログにそういうタイトルを載せて閲覧数を増やそうとする管理人の心の方がどうなんだって感じになる。



 

2015年6月13日土曜日

cannondale 期待のモデルとリムブレーキバイクとの棲み分けを考えてみる




2台目の候補として、キャノンデールCAAD10が最有力となってきていることもあって、2016年モデルの動向を見た上で判断しようと考えている。欲しいのはフレームセットのCAAD10 2015モデルのブラックなのだが、2016モデルで気に入ったものが出てくる場合は、どちらかを選ぶことになるのだろうなと。

スーパーシックスエボハイモッドは、別の理由で諦めることになったわけだけど、これは価格が高いということだけではなくて、2016モデルがyoutubeで登場したことによるもの。キャノンデールのアイコンともいえるレフティが新たにロードバイクとして登場するようだ。

2台目すら決定していないというのに、3台目というか、最終目標として欲しくなるロードバイクが動画によって目の前に提示された感じになるね。もともと油圧式ディスクブレーキを最終目標にしてきたわけだし、オフロードを含めたオールラウンドなバイクが欲しいと考えていた中で、レフティのロードバイクが登場することになるとは考えてもいなかった。

今のシナプス・アロイは元のコンポに戻して、気軽に乗れる仕様にすることにして輪行等に活用することを考えているし、2台目はロードバイクとしてある程度の性能を持たせたいと考えていた。まー、シナプス・アロイにコスミックカーボンと電動アルテグラを搭載している時点で、気軽に扱えるバイクじゃなくなってしまったことを少し後悔しており、このことをキッカケとして、気を使うバイクと、気を使わなくていいバイクの両方が必要だろうと考えるようになった。

スーパーシックスエボハイモッドを選べば、フラッグシップのバイクを手に入れることになるので、ロードバイク選びの旅は一応完結することになると思っていたのだが、ディスクブレーキ化だけでなく、フロントサスペンション化も可能となるレフティの登場を見てしまうと、まだまだロードバイク選びの旅は完結することはないだろうということになってしまう。

ディスクブレーキモデルを諦めていたわけではないし、時期が来たら購入を検討することになると思っているわけで、過渡期となる今の状況においては、リムブレーキのバイクとの共用が必要になるだろうと考えている。やっぱりね、完璧な状態で乗りたいと思えば思うほど、油圧式ディスクブレーキのメンテナンスが自分のような素人には難しいだろうし、調整ができたとしても、完璧とは言えない状態になってしまうのが目に見えている。

そうすると、車載や輪行で運ぶ場合はなるべくリムブレーキモデルであった方がトラブルが少ないだろうし、油圧式ディスクブレーキを所有していたとしても、気軽に扱えるかどうかが心配になる。メンテナンスが必要となってショップに預けることになったとしても、リムブレーキモデルのバイクが手元に残ることでストレスはなくなるだろうから、こういった点でリムブレーキモデルとの共用は可能なのではないかと考えている。

2台目の購入の先には3台体制が視野に入ってきているので、これを整理してみると次のとおりになるのかな。それにしても、レフティの動画を見れば見るほど、物凄く欲しくなってくる。

シナプス・アロイ → 気軽に乗れるバイク(輪行等でキズが付いても気にならない)
2台目のCAAD → 必要十分な性能のバイク(輪行等でキズが付くと心理的ダメージ)
3台目のレフティ → オンロードに捉われないバイク(メンテナンス等にストレス)









2015年6月9日火曜日

増車するためには2台掛けられるバイクスタンドが必要なことに気付く





2台目のロードバイクを何にするか検討していくうちに、増車に伴う新たな置き場を確保しなければならないことに気付く。置き場所は自分の部屋になるので、なるべく効率的な置き方はないものかと探してみると、上下に2台掛けられるスタンドが目についた。

このスタンドには表面に2台、裏面にもラックを増設すればバイクを掛けることができるようになっている。床と天井で突っ張り棒となるタイプのスタンドもあるようだが、こっちの方が移動が簡単になるので、おそらくこのスタンドを買うことになると思う。行きつけのショップでフレームを展示しているスタンドがこのタイプだったので、実物を確認してみると、使い勝手が良さそうな感じで耐久性も問題はなさそうな感じ。

2台目を買う前に、先にこういったスタンドを買っておいた方が良いんだろうな。

それにしても、これほどロードバイクに嵌まってしまうとはね。2台目のロードバイクが欲しくなっただけでなく、今のシナプス・アロイには28cの太いタイヤを履かせて、オフロード的な走りをしてみたくなってきたのも、2台目の購入に向けて意志がハッキリしてきたところ。ディスクブレーキモデルでなくても、輪行や未舗装路を楽しもうと思えば、シナプス・アロイは最適なバイクになるだろうから。

肝心な2台目を何にするか、それもほとんど絞られてきているので、あとは2016年モデルの発表を見てから判断することになる。CAAD10か、スーパーシックスエボハイモッドDi2か、それとも新たなモデルになるのか、近いうちに決断することになりそうだ。




2015年5月30日土曜日

秩父牧場のポピー畑はnoobお断りだった

今日は秩父高原牧場のポピーを見に行くことになった。昨年の秩父高原牧場では、ポピーの見頃が終わった時期だったし、何より自宅まで残り20キロの場所で脚を攣ってリタイアとなってしまった苦い思い出があるので、そのリベンジを果たしたいという気持ちがあった。

今回の二本木峠は橋場の交差点からの登りで初挑戦ということになる。去年は落合橋の少し先の林道でフィッシングセンターのあるところを走行していた。どっちも勾配がそれなりにあるので、きついコースだと思うが、橋場からのルートは日陰が少ないので、これが身体への負担となったような気がする。

結果は、リタイア寸前のボロボロ状態。往路で脚が回らないというか、強く踏み込む感覚もなかったので、なんとか完走できたというところ。復路もポタリングに近い状態で漕ぐのがやっとで、ちょっとでも力を入れることになると脚が攣るかもしれないというような感じ。11-32tのスプロケでなければリタイアしていただろう。

橋場からの二本木峠ルートも相当キツイのだけれど、ポピー畑を見るのもかなりハードで、気持ちを折るのに十分な勾配になる。せっかく牧場まで登ってきたのに、一旦下りて見に行かなければならないし、戻るために再び登るという悪魔の設定。二本木峠のダメージコントロールが不可能な状況でのポピー畑は下手くそお断りということになるのだろうな。

体調が良くなかったのが理由になるけれど、体調が良かったとしてもキツイ勾配区間にやられていただろうと思う。体調が良くない原因として、iPhoneのゲーム「World of tanks blitz」の夜更かしが効いているのかも。今日の自分はロードバイクでNoob状態(Noobというのは下手くそな初心者的な意味)。夜更かしと、水曜日の飲み疲れが残っていたことで、日差しが余計にきつかったのだと思う。ゲームを控えることにしなければ。

写真で見ると景色が良いのがよく分かるので、再度挑戦してみたいと考えてしまうのだが、これから日差しがきつくなっていく季節になるので、しばらくは見合わせることになるだろうな。体調管理も重要になるし。平坦やちょっとしたアップダウンならなんとか誤魔化せるのかもしれないけど、二本木峠は厳しすぎると思った。

















2015年5月23日土曜日

CAAD10が2台目として最有力候補となってきた

 




2台目のコストとパフォーマンスを検討してみるとしよう。今のバイクに装着している電動アルテグラ、Cosmic carbone SLEを乗せ換えることを前提として考えてみた。

(案1)合計50.4万円
想定重量7kg前後
Super six evo hi-mod di2 フレームセット(シートポスト付)・・・38万円
SiSL2クランク・・・8.5万円
FSAエナジーコンパクトハンドル・・・1.1万円
FSA SL-Kステム・・・1.1万円
アリアンテR5サドル・・・1.7万円

(案2)合計28.7万円
想定重量7kg前半
CAAD10フレームセット・・・15万円
SiSL2クランク・・・8.5万円
FSAエナジーコンパクトハンドル・・・1.1万円
FSA SL-Kステム・・・1.1万円
FSA SL-Kカーボンシートポスト・・・1.3万円
アリアンテR5サドル・・・1.7万円

やっぱりエボハイモッドは高すぎる。フレームの価格差がそのまま表れる感じで、この差はどうしようもない。この合計額に工賃+消費税となるわけだから、エボハイモッドはため息まじりの状態。フレームをCAAD10に変えると30万円台で収まるわけで、ここは冷静に考えれば考えるほど、心の中でCAAD10を推す気持ちが支配していくる感じ。

SiSL2のクランクは既定路線となっており、自分の中では必須のパーツだと考えている。483gのクランクは今のところ最軽量となっているし、試乗車でSiSLを体験したことを踏まえると、SiSL2は期待度の高い譲れないパーツになってしまった。今使っているFSA SL-Kよりもさらに軽量になるわけで、このクランクを装着するのであればキャノンデールのフレームに、ということになるからね。そして、メーカーが販売しているフレームセットは、エボハイモッドとCAAD10の2種類となるので、このどちらかを選択することになる。ポタリング、本気走り、どちらにしても最軽量クランクは性能を発揮してくれるだろうから。

エボハイモッドの方が安定感や乗り心地が優れているのは理解しているが、レースに出ることもない自分にそこまでの性能が必要だろうかと思うようになった。イベントに出るとしても「もてぎエンデューロ」のような誰もが参加できるようなレベルのものになるだろうし、1秒、1メートル先を争うようなこととは縁がないと思うから。そうするとCAAD10はバランスの取れたフレームに見えてくるから不思議なものだね。

まずエボハイモッドの敷居が高く感じるのは価格だけの話ではなく、週末ライドでの取り扱いになるんだよね。それと、せっかくの最軽量フレームなのだから、パーツも最軽量を装着させたくなる気持ちが出てきてしまうので、電動アルテグラとコスミックSLEよりももっと良いパーツを装着させたくなる気持ちが出てきてしまいそうで怖い。電動アルテグラもSLEもコストパフォーマンスのバランスを見た上でのパーツとして選んだわけだし、底なし沼に嵌まってしまうのは避けたい。

CAAD10はアルミになるし、ハイエンドとはいかないにしても、他にもっといいフレームがあるはずなんだけど、コストと重量を考慮すると最後まで外せないフレームとなっていた。ミドルグレードもしくはそれより上のフレームセットは価格としては検討可能な部分なのだけど、問題なのは15万円のCAAD10のフレームセットと重量があまり変わらないところ。

軽さに拘っているわけではなかったのだけど、高い金額を支払って15万円のフレームと同じ重量というのはちょっと考えてしまう。カーボンの方が乗り心地が良いだろうし、破損さえしなければアルミよりも長く乗れるということは十分理解しているし、その点がアルミの敵わないところだと思うのだけど、2台目のバイクをそんなに長く乗るかと言えば、そんなこと考えていないから、これは自分には違うだろうなと。数年後には間違いなく、今より良いフレームが登場しているだろうし、今のハイエンドが低価格モデルになるわけだから、だったらそういう時に乗り換えればいいではないかと思うんだ。

数年後にはCAAD11、CAAD12が似たような価格で登場してくるだろうから、それに乗り換えることで、フレームのリフレッシュ交換することも可能。今のハイエンドを長く乗るよりも、低価格フレームを交換していくことで乗り続ける方が楽しい気がしてきた。エボハイモッドの価格を考えると、CAAD10の2倍近く長く乗らないと元はとれないような気がするのとは対照的。

CAAD10 2015モデルは電動に対応しているし、SiSL2の装着も問題がないわけで、一応、自分が調べた中での2台目の条件としては最有力候補となっている。思い返せば、1台目のバイクとしてCAAD10を勧められていたし、当時それを選んでおけば良かったと思うと同時に、今のシナプス・アロイも十分気に入っているので、それはそれで悪くはないかと思えるようになった。

CAAD10 2012を選んでいたとしたら、ホイールもコンポも今とは異なる選択をしていただろうけど、1台目がCAAD10だったら2台目はハイエンドしか選択肢がなくなりそう。逆に気楽に使える安いエントリーモデルを欲しくなったりするのだろうか。自分の中では、気軽に乗れるバイクとガツガツ乗れるバイクの2台体制が理想なので、アルミとカーボンの2台体制でなくてもいいかと思っている。CAAD10以上のカーボンを求めるとしたら、エボハイモッドクラスになってしまうわけだし、そこのところは納得してCAAD10を選ぶことになるだろうから。それと2015CAAD10はマットブラックなので、これも気になるというか、ここも惹かれる理由。まー、何も考えなくていいカラーリングということで、特徴がないんだけど、飽きることもないだろうなと思える。

2016モデルの発表を見てから、2015モデルを選ぶべきかを考えることになりそうだ。それにしても、CAAD10は色々なカスタムがあって面白そうだね。

2015年5月20日水曜日

5年前のフラッグシップを調べてみると。。。ハイエンドを買うべきか迷いが生じてくる



2台目のフレームとして、心の中でcannondale super six evo hi-mod 2015に決めていたつもりだった。nanoがフラッグシップとなるのだが、Di2対応のフレームで言えばevo hi-modもフラッグシップと言えるわけだし、フレーム重量700gというのは魅力を感じる部分。

スーパーシックスはいつから登場しているのだろうかと調べていくと、バッソやニバリがジロデイタリアやブエルタで優勝した時のバイクが目に留まることになった。2010年と言えばそれほど古いわけではないし、当時の自分はロードバイクに興味がなかったので、知る由もなかったのだが、今の知識から見比べていくことで、5年前のフラッグシップはどういうものになるのかを理解する上で役立つ情報になるかと。

当時のスーパーシックスのフレーム重量は900gで、フレーム価格は30万円以下だった模様。フラッグシップの完成車状態は80万円~となっていて、コンポは10速デュラエースでコスミックカーボンなどの高級パーツが盛り込まれている。トータル重量では7kgを下回ることも可能な状態で軽いバイクだったようだ。

http://www.bikeradar.com/news/article/tech-cannondale-2010-road-launch-21575/

5年後の現在、このバイクを80万円出して買う気になるかと言えば、そうはならないんだよね。コンポは10速になるし、フレーム重量は最軽量の部類ではなくなってしまっている。今の最軽量は700gを下回ることになっているので、5年でかなり進化をしてきたことになる。カーボンフレームの賞味期限については、こういった面で考えてしまうと決して長く持つとは思えなくなってしまった。フレームの賞味期限が長く持ったところで、性能の賞味期限は新モデルにすぐ取って変わられてしまうのだから。

もしも、今のフラッグシップを買ったとしても、重量やコンポ性能の賞味期限は5年以下となり、5年後にはミドルグレードで半額程度で購入できるものになってしまうような気がしてきた。まー、生もの的な扱いという意味では、今現在の瞬間的な高性能を味わうことは可能と言えるんだけど、それは長く続くものではないということを承知しておかなければならないということになるんだよな。当たり前と言えば当たり前なんだけど。

そういう考えでもって、一番重要なのは今現在の自分の身体が最高の状態ということであって、何らかの競技に臨む方向であれば、現時点での最高のバイクを所有する意味があると思えてきてしまった。

今の自分には前傾姿勢の課題があるので、最高のバイクを手に入れたとしても、最高の性能を引き出せるわけではない(自分の能力を最大限引き出すという意味であって、プロレベルといった性能という意味ではない)。今の自分に必要なのは、ハンドルを低く設定できるタイプのフレームであり、前傾姿勢で走行できる身体を作っていくこと。

今のシナプスではこの部分で妥協が必要となってしまうポジションになってしまっている。シナプス・アロイで全然問題はないし、ロードバイクを楽しんでいることは確かなのだが、前傾姿勢を維持できる身体を作っていくフレームが欲しくなってくると、シナプスとは異なるフレームが必要という結論になってくる。

よくよく考えてみると、自分が欲しいのは前傾姿勢を意識したガツガツした走りを楽しむフレームであって、ハイエンドである必要性はそれほど高いものではない。むしろ、そういったフレームをある程度乗りこなしてからハイエンドを考えていった方がいいのかもしれない。

こういった考えで頭の中を整理してみると、前傾姿勢のガツガツした走りに慣れるのは1年以上かかると思われるし、場合によってはそれ以上ハードなものを求めなくなる可能性もある。今のシナプス・アロイはまったりした走りを楽しむバイクとして、もう一つのバイクはガツガツした走りを楽しむバイクとして2台体制を組むのも悪くはないかなと。

今現在ハイエンドを買ったとしても、その真価を知ることになるのは今のペースで乗り続ける限り、1年以上先の話になるわけで、数年後には新モデルのハイエンドに性能が及ばないだけでなく、ミドルグレードの新モデルにも及ばなくなってしまう懸念は払しょくできそうもない。競技に今現在参戦しているわけではないから、今最高のバイクを持っていても仕方がないはなしになるだろうからね。

つい数日前まではエボハイモッドに心を奪われていたというのに、ここまで心変わりをしてしまうことになるとは思ってもいなかった。今のフラッグシップのフレーム重量が700g以下となっているわけだけど、5年後は600g以下になっていくのかもしれない。そして、コンポ自体も軽くて性能が上がってくるわけだから、全体的な性能は底上げされてくるわけで、だったら、数年後のミドルグレードで自分的には十分なのではないかという発想に行き着いてしまう。

まー、話がネガティブな感じになってしまったけれど、2台体制にしておきたいという気持ちは変わらないので、こういう中でガツガツ走ることができるフレームは何かということを考えてみると、CAAD10が最有力候補となる。CAAD10は価格が手ごろになるし、フレーム性能がカーボンに及ばないにしても、自分が求めているのはそこではなくて、前傾姿勢でガツガツ走る気にさせるバイクということになるからね。ハイエンドのフレームと比べてしまうと重量は軽くないのだが、許容範囲になるし、数年持てばいいという考えであれば、これで十分。数年後に廉価版となったハイエンドを検討すればいいわけだからね。

CAAD10であれば、乗せ換えコストも含めて30万円を超えることはないだろうから、そこは頭の中で納得できる価格。これがハイエンドになると、どうしても50万円超えを意識してしまうレベルで、そこまでコストをかけて満足できるのかというジレンマに陥るような気がする。高いバイクを買ったからと言って満足するよりも、自分の求めていた走りができるかどうかの方が満足度は高いような気がするからね。

それと、CAAD10は息の長いモデルになるんだよな。電動対応などのマイナーチェンジを繰り返しているけれど、この意味においてはアルミフレームの賞味期限は長いと考えていいのかもしれない。年間1万キロ以上乗るような人であれば、フレームがすぐにヘタってしまうのだろうが、自分の場合はどんなに走り込んでも年間3000キロ程度。2台体制になるわけだから、乗ったとしても年間2000キロ程度になるのだから、数年先まで性能がヘタるなんてことは考える必要はなさそう。

数年後、このブログを自分で読み返すことになった時に自分はどんな感想を持つことになるのだろう。



2015年5月19日火曜日

Garmin 510Jによるギア切替数を考えてみる

最近のガーミン510JのアップデートによりDi2のギア表示が可能となったのだが、それと合わせてギア切替数も表示されることに気付いた。履歴の概要に加わることになった項目になるわけだけど、2回のライドを比べてみようかと思う。

(1)秩父山岳ライド(距離:71.6km、総上昇量:1295.0m)
フロントギア切替数:5回 リアギア切替数:132回
~勾配のある林道では耐える走りが続くイメージ~

(2)彩湖までの平坦ライド(距離:42.5km、総上昇量:319m)
フロントギア切替数:3回 リアギア切替数:121回
~平坦区間をできるだけ飛ばしていくイメージ~

距離も勾配も異なる条件での感想になってしまうが、意外と平坦区間の方がギア切替数が多くなる傾向があるのではないかと思えてくる。

秩父山岳ライドで林道区間では、リアのギアはほとんど固定状態となってしまったし、林道に辿り着くまでの緩い勾配区間もギアをあまり変えていなかった気がする。まー、これは同行者に合わせた走行ということも影響しているけれど、単独で走行したとしてもギアの切り替えは似たような感じになるかと。

彩湖までの平坦ライドでは、視界の良い場所では飛ばしていく走行を心掛けて、心肺が上がりすぎたらギアを変えて回転を落とし、脚に負担が掛かりすぎているなと思ったら、ケイデンスを上げていく感じで、頻繁にギアチェンジをしていたかと思う。特に帰りは向かい風ということもあって、ペースを考えながら無理のない負荷をかけていくイメージ。

もしも、秩父山岳ライドで攻める走りをしていたとしたら、おそらくリアギア切替数は200回近くにいっていたはず。トレーニングと考えながら、34t-25tで登り続けたわけだけど、28t、32tをそれぞれ使い分けて、脚の筋肉を使う走りとケイデンスを上げる走りを交互に繰り返すようにすれば、もう少しタイムを縮めることができただろうと思う。まー、実際に攻める走りをしたらボトル1本が途中でなくなってしまい、ジリ貧になってしまう確率の方が高いので妄想になってしまうだろうけどね。

ガーミンは走行中にギア比を表示させることも可能となっていて、その表示を見ながら、ケイデンス、心拍数、勾配の数値を参照して、どこまで踏み込むことができるのか、どこまで心拍数とケイデンスを上げることができるのかを考えることができるようになったのは大きいと思う。

やっぱりね、今の使用ギアがリアルタイムで表示されるのは、自分自身の余力を知る上で重要な情報だと思うし、この歯数であればこのくらいの勾配やケイデンスは維持できるんだろうなと把握できるのは有益だと思うね。

シマノのサイコンも装着していて、同時にギア表示をしているのだけど、このサイコンでは何枚目のギアに入っていることしか分からなかったから、この違いは大きいと感じる。11-32tを使用しているわけだけど、トップ側の11、12、ロー側の32、28ぐらいしか走行中に思いつかなくなってきてしまうので、中段の何枚目の歯数がいくつになるのかなんて、走行中に思い出せないからね。

今後のライドのデータを比較していくことで、ギア切替数による走りへの影響が見えていくことがあるのかもしれないと感じた出来事だった。まー、こういうのはDi2でなければカウントできないだろうし、自分に合うスプロケ探しやどの歯数を使っていることが多いのかを知りたいのであれば、ガーミンを使ってみるのも一つの方法になるのかも。

自分としては、峠であっても平地であっても、表示を見ていく限りギアが余るだとか足りないなんてことはないので、11-32tで今後も問題はないということなんだろうな。というか、11-32tで万遍なく使えるイメージだし、アウターであってもインナーであっても中段部分を上手く使えるセッティングと言えるのかもしれない。こういったギアの使い方はフレームをスーパーシックスエボハイモッドに変えたら変わることになるのか気になった。




2015年5月16日土曜日

super six evo hi-modを調べると、2台目もキャノンデールになりそうな予感





昨日の飲み会の高級焼肉は、久しぶりに腹一杯に食事をした感じ。なんだったんだろう、あの美味しさは。カルビ、ハラミ、フィレ肉、何を注文しても、どれも旨かった。

旨い焼肉を食べながらも、2台目のロードバイクをどうしようかと色々と考えてしまっていた。普通の美味しさではなく、突き抜けた美味しさというのは満足感が非常に高くなるのを実感したし、それはロードバイクでも同じことになるのだろうなと。

Wilier、Fuji、その他にも色々と調べてきたのだが、自分が求めている突き抜けた性能を選択することになると、恐ろしいまでのコストを考えなければならない現実に突き当たってしまう。それと、今のバイクに装着している電動アルテグラ、コスミックカーボンを乗せ換えることを前提にすると、フレーム重量はなるべく軽い方がいいのではないかと思えるようになってきた。

ロードバイクの重量については、全く意識をしていないわけではないけれど、それほど気にするものではないと考えていた。Wilierのチェントウノは1kgを超えているし、その他のハイエンドモデルであっても1kg前後になっているので、このくらいが普通になるのかなと。ヒルクライムを意識したハイエンドモデルは一気に軽くなって700g前後という恐ろしく軽くなる一方で、価格も異常に高い状態になってしまう。

UCIのルールには6.8kg制限があるので、どんなに軽量化をしてもこの重量規定を守らなければならないということであれば、フレーム重量がどんなに軽くなってもあまり意味がないのかもしれない。ただし、それはデュラエースやカーボンホイールを装着しての話になるのではないだろうか。アルテグラだと6.8kgを下回ることはなさそうだけど、軽量フレームにアルテグラであれば7kg前後に落ち着くようになるのではないかと。

自分としては電動アルテグラとコスミックカーボンを載せるつもりなので、おそらく、フレーム1kgのものを選択すると、トータル重量が7kg後半になるのではないかと考えている。まー、普通のバイクとしては軽量な方になるのだけれど、30~40万円かけて6.8kgに程遠い重量のバイクになってしまうのは、ちょっと後悔する部分が出てきてしまいそうで、それが悩みの種。

エアロに拘っていたところはあったし、1台目がキャノンデールだったこともあって、2台目は別のメーカーばかり調べていたのが、スーパーシックスエボハイモッドの存在を見落とすことになってしまっていたようだ。スーパーシックスのシルエットは典型的なロードバイクになるし、見た目としてはどこでも見かけるものになるので、その部分もあって候補にならなかったということもある。

試乗したことのあるドグマF8やチェントウノairの方が見た目が分かりやすいカッコ良さになるし、エアロが効きそうな形状になっていて、試乗した感触では確かにエアロ効果はあるかもしれないと思えたほどだった(その効果は僅かなものだろうけど)。こういう部分でスーパーシックスは対照的なバイクと言えるわけで、代表的な軽量モデルという一面でしか見ていなかったのかも。

やっぱりね、フレーム重量700gというのは、アルテグラを載せるつもりの自分としては非常に魅力的。フレーム価格はそれなりになってしまうが、他のメーカーと比較すればするほど、その性能とのバランスを考えると割安感が出てくるようになるから不思議なものだね。

ドグマF8を試乗した後に、続けてスーパーシックスの電動アルテグラを試乗したことを思い出してみると、スーパーシックスはアルテグラ(ホイール含めて)装備だったのに、ドグマF8(スーパーレコード、フルクラムレーシングゼロ)と遜色がないくらいの走りの軽さだったことが印象的だったんだよな。細かい部分ではさすがにドグマF8が上になるのだろうけど、体感的な走りの性能や楽しさはほとんど同格になりそうな感じだったのは、それだけスーパーシックスの性能と軽さが効いているということになるのだろう。

2015のフレームセットにはDi2専用モデルがあるので、自分が買うとしたらこれになるのだろうな。マットブラックで、ダウンチューブの上側にグリーンのロゴが入るようだが、 まー、これが無難な感じで、長く付き合っていくフレームとして良い物になるのかもしれない。

ジロデイタリアでステージ優勝したバイクというのも何か物欲を掻き立てられる。レースバイク本体そのもののパーツとなるわけではないけれど、ホイールもマビックになるし、イメージ的には同等だと思える。それにしても、レースバイクの組み合わせになると確実に6.8kgを下回っているだろうから、どこかで重量調整を図っているんだろうな。カーボンホイールであれば、アルテグラでも7kgを下回りそうな気がしている。自分は7kg以下を目指すわけではないけれど、7kgに近ければそれでいいと思っている。

2015年5月14日木曜日

エアロロードフレーム「FUJI TRANSONIC SL」が急浮上

2台目の購入を真剣に検討することになったので、色々とネットや雑誌で探しているのだが、ここにきて「これは。。。」と思わせるバイクを発見することになった。FUJIのバイクについてほとんど知識がなかったのだが、調べていくうちにこのバイクの魅力に引き込まれる。
http://www.fujibikes.jp/transonic/

2台目として欲しい性能は「エアロ」。まー、週末ライダーの自分に実際にエアロが必要なのかどうかは置いておくとして、高速巡航や下り区間、瞬間的に踏みたくなるタイミングで欲しいと思うのがエアロであって、プロでなくても空気の壁をすり抜けていく性能は気になるところ。

しかしながら、エアロ性能を謳うフレームはそのほとんどがハイエンドクラスであって、フレームセットで40万円前後もしくはそれ以上となってしまう。正直、そこまでの金額を出してまで、自分が求めているものがあるのだろうかと冷静になる一方で、やっぱりエアロはいいよなと頭の中で意見が二分される状況で、どちらにしても背中を押すぐらいの強力な物欲になるまでには時間がかかってしまうだろうなと思っていた。

フレームセットで20万円台となると、ウィリエールGTRが候補となっていて、それ以外に何かないものかと探していたら、Fujiのバイクに辿り着くことになった。これがファイナルアンサーになるのかもしれないと思えるほどの性能とコストパフォーマンス。実物は見たことがないけれど、プロチームで使われているバイクであり、動画での造形を見てもエアロ効果は期待できそう。

ブレーキの整備のしやすさだけでなく、28Cのタイヤまで対応しているエアロフレームということであれば、自分の考えとマッチするし、長く付き合っていけそうなバイクになるだろうな。プロチームが使っているバイクというのも物欲というか、普段の走行でも意識が変わってきそうな感じがする。電動アルテグラ、コスミックカーボンSLEの真価を発揮させるフレームというのはこういったフレームになるのだろう。

ウィリエールチェントウノSRかairが欲しいことに変わりはないんだけど、週末ライダーの自分にはハイエンドの購入のハードルが心理的に高すぎる。だからといって、ミドルグレードで満足できるかと言ったら、価格で満足することになるだけで、もしかしたら再度物欲に目覚めてしまう気もする。こういう板挟み状態から抜け出すことは永遠にないだろうと思っていたところに、現実的な価格のハイエンドの存在は強力なインパクトとなる。写真を見る限り、見た目もグラフィックも気に入っているし、その性能にも間違いはないということであれば、これで決まりということになる。





2015年5月9日土曜日

総合的に検討してみて、ウィリエール チェントウノSR が欲しくなってきた

今はバイクが1台体制なのでこれが全てという状況。連休中に後ろから追突された時はホイールにフレが出てしまい、急いでショップで直してもらうことができたのだが、もしも直すことが出来なかったらエンデューロの参加は厳しかったかもしれない。

1台体制に不満があるわけではなかったのだが、スペアのない状況というのは心もとない気がしてきた。それと、今の一台はエントリーモデルと言っても高価なパーツを装着させているため、取り扱いに気を使ってしまうので、気軽に輪行やバッグ詰めがしにくい。

いずれは2台目ということで、ディスクブレーキモデルを視野に入れていたわけだけど、これには大きな課題があるようだ。ディスクブレーキで欲しいのは油圧+電動シフトであり、これは今後も変わることはない。機械式のディスクブレーキを先日のエンデューロで試乗したのだが、機械式のブレーキの効きは期待されるほどのものではなく、やっぱり油圧式というのが正解になるのだろうと思った。

油圧式の課題というのは、気持ちよい操作感を得るための調整がリムブレーキと比べて格段にハードルが高くなること。技術のあるショップであっても調整に時間がかかることもあるらしい。メンテナンス全般はショップにお願いしているので、自分としてはそれほど調整が課題になるとは思っていなかったのだが、自分でチェックできるレベルの調整ではないことが気になった。

追突や転倒なんてことは避けたいことなんだけど、ロードバイクを続ける限り、その可能性はゼロではなくなる。リムブレーキであれば多少の歪みがあっても、その場でなんとか自分で調整できそうな気がするけれど、ディスクブレーキだと厳しくなりそうな感じがする。UCIがディスクブレーキを認可することで、ディスクブレーキモデルの普及が加速化していくことになると思うが、しばらく様子を見ていくことになるのかな。

こういった背景がある中で、欲しくなったバイクはウィリエールのチェントウノSR。理由は色々あるけれど、まずは試乗会で感じた時の印象が良かったことと、エアロ効果を感じさせるデザインが所有欲を満たすことが大きな理由。それと合わせて追加されるのが、連休のエンデューロでもっと高速に慣れておきたいということが挙げられる。

ディスクブレーキが普及するのは時間の問題だろうけれど、TTバイクやエアロ効果を謳う高速系のロードバイクにはディスクブレーキは不要な感じがしてきた。TTバイクまでもディスクブレーキが普及するのだろうか。オールラウンド系のロードバイクにはディスクブレーキが必要だと思うけれど、エアロ系はどうなるのだろうかと考えると、しばらくはリムブレーキのモデルが続くのではないかと思える。

そう考えてみると、チェントウノSRはエアロ系になるわけで、オールラウンドというよりも、どちらかと言えば平坦系。平坦な場所やちょっとしたアップダウン程度であれば、ディスクブレーキは不要とも言える。ディスクブレーキが欲しいと思う場面は長い下り坂に限定されることになるので、油圧式ディスクブレーキと比べてしまうと効きは悪くなってしまうけれど、まー、ホイールは今のエグザリットを使うことになるから、大きな問題はないんだよな。

フレームセットを買うことで、今のバイクがスペアバイクとなり、それぞれ使い分けができそうな気がしている。もともとそういうつもりでパーツのアップグレードをしてきたわけで、問題はどのフレームを選べばいいのかということだった。そういう状況でディスクブレーキ普及の波が押し寄せてきて、検討していくことが中断されていたんだけど、ここにきて少し方向性が見えてきた気がする。今のバイクを元のエントリーモデルとして気軽に使いたい気持ちも影響しているのかな。

ウィリエールのホームページを調べてみると、チェントウノSRの2016モデルが掲載されていて、どこが変わったのかを見てみると、シートポストがISPではなくなっている点が注目すべきところで、自分としては歓迎できる変更になる。試乗会ではチェントウノairも同時に試乗していて、シートポストが調整できるairの方がいいかなと思っていたのだから、これでairを選ぶことは無くなったのかも。

カラーリングはウェブで色々と選択できるようになっているけれど、これは日本で購入する時に可能であれば選択してみたくなるね。先日のエンデューロで思ったことは、カラーリングは重要だなってこと。色々とネットやショップでバイクのカタログを見てきた自分からすれば、どのバイクもどこかで見たことのあるものだったので、カスタムできるカラーリングの方が既視感がなくなるような気がする。ユナイテッドヘルスケアのカラーリングは好みだし、カスタム出来るのであれば、そういったものを選ぶことになるのだろうか。










2015年5月7日木曜日

もてぎエンデューロGW 2015に参加した感想


5月5日に開催された「もてぎエンデューロGW2015」に参加することになった。ロードバイク歴3年でこういったイベントへの参加は今回で2回目となる。初めて参加したイベントは富士エコサイクリングでロングライド系だったのに対し、今回はレースの雰囲気が漂うイベント。結論として最初に言っておきたいのは、このイベントへの参加は最高におススメできるということ。

ツインリンクもてぎ自体が本物のサーキットになるわけで、高速域での集団走行がカギになることは理解していたが、そういった経験は全く無し。公式ホームページやネットでの情報を参照してみると、様々な人達が走行を楽しむことを目的としていて、レース指向の人だけでなく、一般の人も楽しく参加できるようになっているので、様子を見ながらの走行を心掛けるようにした。

4人チームによる4時間エンデューロにエントリーだったので、ピットでの交代を続けながら、休憩中は観戦を楽しむ余裕があると思っていたら、これが予想外にのんびりしている暇がないというか、緊張感に包まれた4時間となった。ピットでの休憩、走行者がピットに入ってくる時間の予想、交代時の待機はレースの雰囲気を十分に楽しめるというか、これがエンデューロのチーム戦の醍醐味になるのかもしれない。

前日までの想定では1周するのに10~13分程度かかるのではないかと考えていたし、当日のレース前の試走でも1周10分は必要だろうと思っていた。試走で驚いたのは流すつもりの走行だったのに周りのペースに付いていけない感じがしたこと。誰でも気軽に参加できるイベントだと思っていたのに、猛者が揃っている大会になるのかと思ってしまうぐらいに不安がよぎる。

試走は準備運動程度だと思っていたので、本番でもこのペースだったらヤバいかなと思っていたら、第一走者が想定よりも早い時間でピットイン。話を聞くと試走よりもペースが上がっていて速さが普通じゃないとのことだった。当初想定していた1周10分以上というのが、1周10分かからないどころか、8~9分レベルという想定外のハイペース。

一人3周で交代でもいいのではないかと当初は考えていたのだけれど、このハイペースで3周も持つかどうか不安なところもあったので、一人2周で交代することになった。結果的には、一人2周交代はエンデューロを楽しむ上では十分で、これで休憩時間も含めて良い展開になったかと思う。一人2周だと自分は走行中のドリンク補給は無くても大丈夫だったし、限界ギリギリで安全を犠牲にすることもないだろう。経験者はともかく、初めて経験するエンデューロということであれば、このくらいがちょうどいいのかも。

自分は第四走者で、最初の順番が回ってくる頃には集団が少しずつ散らばってくる状況だった。最初の1周は全体の様子を見る感じで、どの辺りがポイントになるのかを把握するように努めるようにした。まー、自分の戦略としては以下のとおりで、これは無理のないペースで周回を重ねるようにするのと、次の交代時もペースを落とさないようにすることだった。

<戦略>
・良いペースメーカーとなる先行者を探して、その人を観察
・登りの直線は7~8割の走力でペースを維持
・最初の下りコーナーから続く高速区間は走行レーンを意識
・下りの高速区間は5割程度の走力
・平坦の九折は7~8割の走力でペースを維持

戦略的には(登り:ペース維持)→(下り:休憩)→(平坦:ペース維持)といったところで、これでどこまでコースを攻めることができるのかとなったのだが、さすがサーキットというべきで、これほど完璧なアスファルトはないだろうと思えるぐらいに、整備も清掃も管理されていたので、路面への不安はほとんど感じなかった。何回かコースを廻れば回るほど、リズムが掴めるようになってくるので、あとは自分と周りの走行者との展開でどういったペースにするかといったところ。頭の中では7~8割の走力だったんだけど、結果的にはほぼ全力だったのかもしれない。脚は残っていたけれど、ガーミンの結果を見てみると、心拍数がかなりやばかったようだ。

自分が考えた戦略以外に重要だったのは、前走者との間合いで、自分のペースと同等な人とは走行レーンも速度も重なってくるようになるので、自然と後ろに付くようになってしまうこと。前走者が全力を出し切っている場合だと追い抜くことが可能だったんだけど、上級者クラスが前走者になると、後ろに付くだけで精一杯となり、気付いたらそのままピットインが近づいてくる状況だった。あとで上級者のタイムを見てみると、自分との差に納得するもので、このペースで4時間あるいは7時間も走り続けるのは普通じゃないと思った。

まー、言葉の説明はこのくらいで、動画を見てもらうことの方がこのイベントの良さを伝えることができるかと思う。シリアスな人だけでなく、誰もがサーキット走行を楽しんでいることが重要で、ピット作業を含めてもこのイベントは最高峰だと思った。初級者から上級者までの誰もが一緒に楽しめるイベントというのはこのエンデューロならでは。


2015年5月2日土曜日

もてぎエンデューロ2015に向けて準備していたが、追い込みが足りなかったかも

イベントに参加することはほとんどないのだが、今回初めてエンデューロに参加することになっている。先月まで通常よりも走り込んだのはエンデューロに向けてのトレーニングだったのだが、ここにきて課題が浮き彫りになってしまった。

連休の初日の今日は彩湖までの往復ライドで、行きはゆったり走行、帰りはなるべく追い込み走行といった形でやってみると、追い込み走行がキツイというか、平地ってこんなにハードだっけ??という感じ。ここにきて、走り込みの質が充実していなかったことに気付かされた。

吉見までの往復サイクリングは全くやってなかったし、峠に向かうにしても体力を温存した走りに徹していたので、追い込み走行を忘れてしまっている感じ。サドルやクリートの位置がどうのこうのって問題よりも、追い込み走行の不足の方がエンデューロへの影響が大きそうだ。追い込みと言っても吐くほどのものではなく、息が荒くなってくる状態で走行を続けていく程度なのだが、最近はマッタリしすぎだったのかも。

白石峠で40分切れなかったのも、日頃の追い込み走行が不足が原因のような感じがしてきた。去年はそれなりに追い込んでいたということだろうな。

まー、今日は走りのチェックというか、彩湖で加速と巡航を繰り返す感じで、ペースメーカーになりそうな先行者に付かず離れずのイメージで走ってみたのだが、一応はそれなりの走りはできそうな予感はしている。でも、あともう1~2本の加速をしたいというイメージとそれに付いていけない脚力もなんとなく分かったのが少し悔しい。

それにしても、帰りに追い抜かれた人にはもう少し食らいつくことができたらと思った。身体や脚の筋肉の付き方、日焼け具合を見る限り、相当なレベルの人なはずで、元から比較するような人ではないことは確かだけど、もう少し付いていけそうなイメージがあったんだよな。

それと、最近は白石峠に何回か行っているわけだけど、そこで見かけたビアンキのオルトレに乗っている人にすれ違ったのも衝撃を受けた。この人には白石峠の序盤で勢いよく抜かれたのが印象に残っていて、その時は速い人がいるんだなとしか思っていなかったんだけど、今日もこの人はサイクリングロードから峠に向かうのだろうかと想像してしまう。

榎本牧場に寄ってアイスを食べながら、こんな状態でエンデューロに初めて挑戦することになるのかと考えてしまった。






2015年4月29日水曜日

サドルの高さとクリートの位置

今日は白石峠を走行してみたのだが、それなりに走ったつもりだったのに40分を切れない。これが今の実力ということなのかも。去年の夏に白石峠を上った時は、今日ほど序盤の坂で苦しめられた感じはなかったし、トルクのかかる登り方ができていたような気がしていたのに、今回はそういった走りが出来なかった。

今月は草津、椚平、定峰峠×2、白石峠といった峠をそれなりに走り続けたわけだけど、なんかペダルが軽いと言うか、強く踏めない感覚が続いている。原因は何なのかということを思い返してみると、今年の始めに電動アルテグラに変えてから、サドルの高さとクリートの位置も変えたことに突き当たる。

去年はサドルは低め、クリートは爪先寄りという設定で、今年はサドルを上げて、クリートは踵寄りという設定に変えてみたのだが、峠の登りで中々パワーを引き出せないでいる。今年の設定はロードバイクを購入した当初のショップの店員さんの推奨値に近い設定に戻したつもりだった。去年は両足の爪先が地面に付くサドルの高さだったわけだけど、意外とこれで峠の登りは悪いわけではなく、サドルの前目に座ったり、後ろ目に座ったりを繰り返していくことで、脚の色々な筋肉を使っていたような気がする。

今年はサドルを普通の高さにしてみたのだが、これだと座っている位置がほとんど同じで、脚の筋肉も同じ筋肉ばかりを使っているかのような印象。クリートを踵寄りにしたのも影響があるような印象があって、自分の場合は踵寄りの設定だとペダリングのパターンが単調になってしまう感じになる。爪先寄りだとペダリングのパターンが幾つか出てくる感じがしている。サドルも少し下げた方がペダリングのパターンが増える感じもするね。

サドルの高さで言えば10mm前後の違いであり、クリートは5mm前後の違いになるのだが、これだけで身体が受ける感覚は随分違ってきているような感じがするので、次のサイクリングでは去年のような位置に少し戻してみようかと思った。あくまで自分の身体が受ける感覚の違いであって、ペダリング姿はほとんど変わらないのかもしれないのだが、自分の中では去年のポジションの方がやりやすいというのが一つの結論。

今年のポジションでも脚が痛くなることはないし、何も問題はないような気がするのだけれど、今月の走り込み量を考えてみると、これほど走っているにもかかわらず登りのトルクが太くなる感じがしないので、これ以上、このポジションに拘る必要はないのかもしれない。

まー、サドルが高い方が見た目がカッコいいし、なるべく足を長く見せたいという欲求に駆られてしまうことは仕方がない部分だという認識は持っている。でも、ロードバイクで重要なのは納得の出来るペダリング(速い遅いは関係なく)が出来ているかどうかだと思うので、この部分は少し諦めを付けることが出来そうだ。

サドルは低め、クリートは爪先寄りというのが自分のポジションということになるのだろう。

ハンドルを下げることは今後もないかと思う。乗れている時期は下ハンドルでも平気になってくるのだけれど、乗れなくなった時期はこの高さのハンドルでなければ辛くなってしまうからね。週末ライダーの自分ですら、年間を通じてポジションが変わってくることと、サドルとクリートの位置の違いを体感で分かってくるぐらいなので、トップレベルの選手はどうやって自分の身体と調整しているのか気になった。



2015年4月27日月曜日

草津ダウンヒル 2015



一昨日の土曜日、草津白根山を昨年に続いてサイクリングしてきた。火山の警戒態勢となっているので、コースが解放されるのが午前8時となっており、白根山の施設は閉鎖されていた。雪は去年よりも減っていたような気がするのだが、他と比べようがない絶景であることに変わりはなかった。

良好な天気で、登りは冬用の装備は必要がないくらい。下りも冬用の手袋とウィンドブレーカーでちょうどいい感じ。登りでは景色の良い場所で写真を撮ったり、ゆったりと周りを見ながら走行して楽しんだのだが、やはり20km弱の登りは長すぎる。去年よりも少しは楽に登れたと思うのだが、同行者のペースに追い付くことは出来なかった。長距離の登りを克服するのは簡単ではなさそう。

スキー場の駐車場からスタートしたのだが、アップもできていない状態で重いギアを踏んでしまったのも失敗だったような気がする。最初から一番軽いギアで回していけば少しは違ったのかも。長距離の登りは今後の課題ということか。

登っている時は、去年と比べて風が少し強いと感じたが、それほど問題にならない風速だった。問題は下りでの風の強さと向き。コスミックカーボンを使った下りは自己責任みたいな印象で、谷間の横風でのディープリムは特にやばい。30~40km/hオーバーでの横風はサイクリング楽しむ余裕はなくなる。まー、ブレーキで速度を落とせばいいわけだけど、こういった下り基調が延々と続く場所ではエグザリットでなければ手の握力が大変なことになっていたかと思う。去年はエグザリットではなかったし、ティアグラシフトだったのでかなり大変だったんだけど、電動アルテグラとエグザリットの恩恵はあったと思った。

良い走行ができたわけではなかったけれど、下りの動画撮影についてはリベンジができたかと思う。去年はアクションカメラのバッテリーが振動でずれてしまうことで、下りの撮影ができなかったのだけど、今回はきちんと全部の撮影ができたので、これだけでも十分満足できたかな。

下りは常にブレーキを握っている状態で、路面の状態を見ながらの走行だったので景色を見る余裕はあまりなかったので、撮影した動画を見る方が景色を楽しめるような気がする。ブレーキを離すと簡単に40km/hオーバーとなってしまうような状況だし、下ハンドルで首が疲れてくることもあって、登りよりも苦労する感じだった。こういうところでディスクブレーキになると余裕のある走りができるのだろう。

今のバイクは平地専用みたいなものにして、本気でディスクブレーキモデルが欲しくなった。ヒルクライムをすれば、それだけの勾配を同じように下ることになるのだから、ヒルクライム用のディスクブレーキモデルのバイクがあれば使い分けができるのかも。

再生速度を2倍速にすると、下りで体感した緊張感が出てくる感じになる。このルートを50~60km/hオーバーで下るのは自分には不可能なのだが、動画の編集で雰囲気を楽しむ方法で十分満足している。








2015年4月19日日曜日

UCIがロードバイクのディスクブレーキを容認することでの自分への恩恵は何か?

http://www.uci.ch/pressreleases/the-uci-and-wfsgi-study-the-introduction-disc-brakes-professional-road-cycling/

記事によるとUCIは、ディスクブレーキをロードレースで使用することを認めるとのこと。最初は試験的に行うようだが、最終的には全面的に開放されるようになるのではないかと思われる。

UCIがロードバイクのディスクブレーキ化を容認することでの自分への恩恵は何かを考えてみた。まー、自分はレースに出るわけでもないし、趣味程度の週末ライダーになるので、元から関係のない話になるので今のところ恩恵はないのだが、2台目のロードバイクを検討する場合、話が変わってきて、その頃には恩恵を受けるようになるのではないかと思っている。

自分が受ける恩恵というのは、レースレベルのモデルの廉価版が広く普及することで、統一的な規格として耐久性と安全性の高いパーツを選択できるようになることだと思っている。自分の希望としては105クラスで電動シフト+油圧式ディスクモデルが登場すること。価格は30万円台で、完成車重量は8.0~9.0kg台。フレームはアルミでも構わないというか、自分はカーボンを選ぶことはないのかも。程よい完成車がない場合には、手頃なエントリーモデルを購入してから電動シフト化+油圧式を検討するかもしれない。

昨日の白石峠の下りで感じたことは、もっと楽なブレーキが欲しいということだった。今のブレーキ(電動アルテグラ+エグザリット)もリムブレーキとしては最高クラスの効きだと思っているんだけど、ディスクブレーキだったらブラケットポジションでも楽々と景色を見る余裕があって下っていけるんだろうなと思った。延々と下りが続く状況で自分の握力が失われていく感覚は不安になるし、握力が失われていくということはハンドリングにも大きな負担となる。

ティアグラからエグザリット、そして電動アルテグラに変えてきたので、ブレーキングパワーが増していくにつれて、下りでの安心感が増してきたのを実感しているし、これがディスクブレーキになると一気に解決するのではないかという期待がある。やっぱりね、下りはストッピングパワーが重要で、これが安心できるものであればあるほど、その走行の安定感と安全への寄与は大きいかと思う。

下りの克服だけでなく、ディスクブレーキによる万能な走行性能というか、色々なタイヤを履かすことができそうなのも魅力的に見えるんだよね。実際にシクロクロスをすることはないにしても、ディスクブレーキモデルは、ワイドなタイヤだけでなく、セミブロックのタイヤも履かすことができそうな気がするし、タイヤを変えることで、ロードバイク的に走らせることもできるし、シクロクロス的にも使えるようになるのであれば、自分のような一般人には非常に使い勝手の良いバイクになるかと思う。

趣味レベルのロングライドであればレースレベルの軽さは必要がないと思っている。むしろ、軽さよりも耐久性の方が重要になってくると思えるので、エントリーモデルのアルミフレームで十分なのかも。未舗装の区間を走行するとなれば、耐久性の高いフレームの方が安心できるような気もする点から見ても、エントリーモデルでいいと思っている。

UCIの発表によって、リムブレーキの既存のロードバイクは過去のモデルになるのかもしれない。まー、自分としてはディスクブレーキを試乗したことで、UCIのルールに関係なく欲しかったわけだけど、素人の自分から見ても性能の良さがすぐに分かるくらいだったので、トッププロが使うことになるとレースの展開が大きく変わってくるのではないだろうか。

下り区間や高速区間でのブレーキコントロールはリムブレーキと一線を画すようになるのだろうから、そういったところで勝負の分かれ目になってしまうのかも。コースレイアウトなどによってはリムブレーキでも対応可能だろうけれど、UCIで最初にディスクブレーキモデルが優勝することになるとそれで一気に弾みが付きそうな予感。

課題があるとすれば、油圧式ディスクブレーキの整備になるのだろうけど、幸いなことに、自分の行きつけのショップはマウンテンバイクに強いところになるので、この部分はそれほど問題にならないと考えている。マウンテンバイクにも強いショップの方が経験値の差が出てきてしまうのかもしれない。

ディスクブレーキモデルが本格的に普及する数年後に、今のバイクで白石峠級の下りを行くことになったら、周りのバイクに付いていくことができるのだろうかということを想像してみると、やはり、その頃にはディスクブレーキモデルが必要かなと考えるのか、それとも、すぐにディスクブレーキモデルを買ってしまっているのか、その時の自分はどういう選択をするのか気になった。

自分としては、CAAD10 Disc あるいはSynapse alloy Discを選びそうな感じになりそうだ。今のバイクも行き先によって併用していくことになると思っている。一応、ディープリムのホイールだし、平地である限り十分満足できるバイクに仕上がっているわけだし、見た目も気に入っているからね。

2015年4月18日土曜日

定峰峠で追い抜かれた集団と追い抜いた集団

今日は定峰峠から堂平山へ行くルートでサイクリング。先週の椚平は結構疲れが出てくるハードモードだったのだが、今回は程よいサイクリングとなった。この時期はサイクリングをするのに一番いい季節なわけだし、気分よく走行する方が重要だろうと改めて思う。やっぱりね、苦しいサイクリングは楽しいものではないし、こういう季節に苦しむのは良くないのではないかと思った。

同行者が久しぶりのサイクリングだったこともあって、ペースを維持した上でそれなりに登れるところと言ったら定峰峠が一番のルートになるのではないかと考えていたし、やはり定峰峠は走っていてちょうどいいルートだと改めて感じる。

そんな中で、2つのグループに簡単に追い抜かれてしまったのだが、この人達には本気で走っていても追いつけなかったと思う。追い抜かれた瞬間に感じたのが、重力の違いというか、物理の法則が違っているんじゃないのかというぐらいの差。

抜かれた人達のウェアにはエキップアサダと書かれていて、その時は速い集団だったんだなと思っていたんだけど、後で調べてみると、ヒルクライム初級者向けのイベントだったようで、格の違いを見せてもらったような気がする。まー、ちょっとレベルが高すぎるのではないかというのが正直なところで、もしも自分がこのイベントに参加したとしたら、集団から千切れていくことになるのではないかと。

その逆のグループもあって、定峰峠に入る前の序盤の坂で追い抜かれたのだが、バス停の手前辺りで追いぬくことになった。これは引率者のペース配分が問題だったのではないかと思う。引率者の身体つきと格好はロードバイク歴が豊富な感じだったのだが、付いてくる人たちはカジュアルなサイクルウェアで定峰を目指している状況。傍から見てオーバーペースのような感じだったし、カジュアルウェアで定峰峠を登ると疲れが溜まりやすいだろうな。登りやすい勾配と言っても、定峰峠を目指すにはそれなりの準備が必要なのかも。

ガーミンのカロリー計算がどうなっているのか分からないけれど、いくらなんでもこれは計算が間違っているのではないかと思う。どんな計算方法なのかが気になった。





2015年4月15日水曜日

GT Grade Carbon が気になる



bikeradarで紹介されていたバイクが気になる。動画で見てみると、こういう使い方をしてみたいと想像していたバイクそのもので、ディスクブレーキだけでなく、特徴的な形状のハンドルも気になった。

ロードバイクのレース仕様を極めていくのは麻薬のようなもので、シリアスでストイックすぎることで本来の楽しさとは逆の効果をもたらす弊害が出てくるように感じてくると、ロードバイクを始めた当初の自分を失っていくような錯覚に陥ることがあった。高価なパーツで満足することは無くなるし、高価であることで気楽さが失われていってしまうことに違和感を持ち続けることになる。

自転車本来の気軽さと楽しさ、それに加えてロードバイクとしての性能を併せ持つバイクというのは、こういったバイクになるのだろうな。ディスクブレーキが基本的なパーツとなって、ハンドルやフレームの性能や形状はこれからも進化していくことになると思えるし、こういったバイクが主流になっていくのかもしれないと感じた。

ロードバイクというか、自転車を気楽に一台で楽しみたいという人であれば、こういうバイクはおススメ。自分が欲しいバイクがこれそのものになるのだから。


2015年4月12日日曜日

ときがわ町椚平の桜を見に行く

雨の日々が最近続いていて今週もダメかと思っていたら、今日は久しぶりの好天気。といっても午後から曇りになるので、午前中のサイクリングにしようと考えた場所はときがわ町の椚平。越生の梅林から椚平に抜ける道路は交通量も少なく、それなりにハードな登坂があるので良いトレーニング場所だと思っている。

椚平の研修センターには何回か登ったことがあるので、今回は別ルートで挑戦してみることにした。コンクリート舗装の坂道が何回か出てくるルートになるのだが、11速11-32tのスプロケがあれば問題ないだろうと考えていた。

結果は一番勾配のキツイ場所で脚をつくことに。タイヤはマビックイクシオンプロ25Cを装着しているのだけど、この場所では32tのダンシングでタイヤが滑っていくかのような感覚もあったし、最後に無理をすると転倒するぐらいのリスクがあったので、悔しいという気持ちは湧かなかったな。

ヨロヨロの状態で花見をすることになったが、桜並木や所々に咲いている桜を見ると来て良かったなと思う。満開時にこれなかったけれど、桜の花びらが散っている状況のサイクリングも最高なのではないかと。

帰りは天候の変化により向かい風となってしまい、椚平で消耗した身体に堪える状態となってしまった。ロードバイクに先週は乗れなかったことも影響しているようで、身体が少し重く感じたけれど、今回のライドで少しは調子を取り戻すことができるのかもしれない。

帰路では、これから峠を目指すロードバイク乗りとすれ違いになったのだが、ここ最近のロードバイク人気を実感するくらいに人数が多かった気がする。単独で来ている人やグループで来ている人達であふれている感じだったし、自転車も様々でロードバイクやクロスバイクで多種多様。ただし、椚平に来る人たちは限られていて、多くの人は白石、定峰、松郷に向かっているようだった。自分としては、椚平の方が車が少なくて走りやすいのにって思うのだけど。