2015年12月24日木曜日

パーツ交換によって、速度はあがるのか? Q-ringsのあの宣伝はなんだかね

「ホイールを交換したら速度が〇kmあがった」、「軽量バイクに変えたら速度が〇km上がった」というネットのインプレを見ると、本当にそうなのか疑問に感じるし、速度がそれほど変わらないのは自分だけの経験ということになるのだろうか。

ロードバイクのパーツをそれなりに交換してきたし、2台体制となった現在、どういう見解を持っているのかというと、「速度はそれほど変わらない」ということになる。

何故、このような見解になったかというと、100km前後のライドでの平均速度がそれほど変わっていないから。平均速度±1kmというのは、パーツの効果なのか、当日の風の影響なのか、体調が良かったからなのかが分からない誤差レベル。もしも、3~5kmも速度が上がったとしたら、平均速度もそのくらい変わるはずなのに、そんな記録は出てこないんだよな。

瞬間的なスプリント、停止からの加速、登坂でのダンシング、その場面では、パーツ交換による差を感じることはできるんだけど、総合的な平均速度の評価になると、こういった効果は埋没してしまうような結果しか出せていないのが現状。

2台目はハンドルを低くしているので、より空気の抵抗が下がっていることを実感しているけれど、全体の平均速度で顕著な差が出てくるほどに至っていない。ポジションに慣れてきたら変わってくるのかもしれないけれど、そういうのはパーツ交換による効果とは言えなくなる。

速度が上がったという認識はないけれど、パワーをセーブしながら走っている感覚はあるので、これがパーツ交換の効果ということなのかもしれない。例えるなら、速度は変わらないけれど、いつものライドより少し距離を延ばせるとか、同じ距離でも疲れにくいとか。実際どのくらいのパワーをセーブできているのかメーターを付けていないので分からないけれど、数ワット程度になるのではないかと思っている。

パワーをセーブできている感覚はあるけれど、それを平均速度の上昇につなげることができるかと言えば、そう簡単にできることではないと思うんだよね。

ちなみに、もっとも効果的なパーツ交換だと感じたのはスプロケ。楽なギアを選べることで、パワーをセーブしながら、効率的に登坂やロングライドをクリアできたから。ギア1枚軽くなったという表現で騙されることなく、本当にギア1枚軽くすると効率的なロングライドが可能になる。

軽量ホイールを買った後に、登り坂が楽になったと感じたことはあるけれど、スプロケ交換ほどではないし、どっちかというと、高価な軽量ホイールを買ったのだからと、自分に言い聞かせているところがあるような気もする。

平均速度を上げるという考えではなく、疲れを軽減させるパーツを選んだ方がいいのかもしれない。パワーを出せるのは、疲れがない状態になるのだし、疲れが見えてきた状況で出せるパワーは若干落ちてしまうからね。

この宣伝をみると嫌気がさしてくる。
http://cyclist.sanspo.com/207381
さすがに、Q-ringsを使っている自分としては、この宣伝はありえないと思っている。貧脚といいながら、平均6%勾配のヒルクライムを11-25tで登っているのは理解できないし、これでQ-ringsによるケイデンスを維持というのはどんな状況なんだよと突っ込みたくなる。

Q-ringsのインナーを使ってヒルクライムしているはずで、ここが一番疑惑を感じる。インナーだと真円に近い形になるので、Q-ringsの効果は乏しくなるんだよな。Q-ringsのインナーを装着している自分の意見としては、Q-ringsのインナーはどちらかというと不要。インナーは真円のままでもいい。

アウターならQ-ringsの最大歯数と最小歯数の比率で差を感じるんだけどね。でも、この宣伝のルートをアウターで登っているようには思えない。ほぼインナーだろう。

Q-ringsで1~2km速度が上がったというのは、単にペースを上げすぎただけなんじゃないの?ギアが足りてない状態だろうに。こんなのでQ-ringsが評価されるのはマイナスになってしまうのではないだろうかとつくづく思った。






2015年12月23日水曜日

青春部活 川越工業高校



今日は朝から冷え込みが厳しかった。年齢のせいもあるけど、急激な気温の変化は体調を崩す原因になるんだよな、という言い訳の下、そのままダラダラと一日を過ごす。天気予報では夕方から雨になるということもあって、昼間でも気温が10℃程度。

そんな中で、この動画を見ることになった。昨日見たスターウォーズの感動とは別物なんだけど、この動画にも何か共感できるものがあった。三本ローラーや筋トレ、競輪の中野氏によるアドバイス、これらは自分に真似のできるレベルではないのだが、トップレベルの高校生がどのような過程で強くなっていくのかが理解できた気がする。

川越工業は地元の高校で、自転車部が強いということは以前から知っていた。片道20~30kmを通っていた人もいるらしいし、競輪選手になる人もいるぐらいで、凄い部活だと思っていたんだけど、実際の練習姿を見たことはなかったし、どういう高校生なのか気になっていたんだよね。

彼らは今日のような日も練習しているのだろう。「乗れば乗るほど強くなる」というのは、誰にも当てはまる平等な練習スタンスになるんだろうな、きっと。


2015年12月22日火曜日

CAADへの覚醒



今日はスターウォーズを見に行ってきた。平日の昼間の映画館であるにもかかわらず、それなりに人が入っていたから、土日だったらもっと混雑していたんだろうな。フォースの覚醒は3Dの映画館で見るべき。見てよかったよ。ファンなら納得のシナリオで、次のエピソードも楽しみにさせてくれるストーリー。

やっぱりさ、X-wingやスターデストロイヤーを含めて、普遍的なキャラクターの世界観を大切にすることで、ストーリーの奥深さを感じるね。どの時代でも、X-wingや俳優のカッコ良さは変わらない。

ロードバイク生活が今年の夏場で中断状態になっていて、ここ最近になって覚醒してきた自分と重ねて見てしまった。自分にとっては、キャノンデールCAADへの覚醒といったところで、CAADの普遍的な要素を勝手に見出してしまっている。アルミフレームへの覚醒と言ったところで、大げさに考えすぎなんだけど。


2015年12月21日月曜日

バイクを評価するインプレライダーについて


http://www.cyclowired.jp/news/node/186799

デローザから新しいバイクが登場するようだ。ピニンファリーナってクルマ好きなら誰もが知っている名前なんだけど、ついにというか、ようやくロードバイクにも登場するようになったということか。

見た目はドグマっぽい気がするんだけど、どっちも正真正銘のイタリアンだからね。それぞれの良さが出ているのだろう。ピナレロの英国のskyチームとjaguarの組み合わせに対して、デローザ+ピニンファリーナの方が純粋なイタリアンに近いのかな。

コルナゴフェラーリみたいに、こういったコラボが増えていくことになるのだろう。日本のメーカーだとどの会社がこういったコラボレーションに適していることになるのか気になる。日本だと4輪よりも2輪メーカーの方が合っているのかも。

まー、前置きはここまでで、ここのインプレは様々なライダーが登場して、それぞれの経歴に裏打ちされた印象を語るようになっている。日本トップレベルだった人から、アマチュアトップレベルのような様々な人達で構成されていて、ロードバイクに対する知識はかなり豊富な人達といって良いだろう。

気になったのは、「機材に対する部分」と「走りに対する部分」。機材の性能としてのインプレであればメカニックとして優秀な人の意見が参考になるのではないかと思うし、走りの性能のインプレであれば、限界を攻めていけるトップレベルの人の意見が参考になるのではないかと思うんだよね。

ここで、この記事を参考にする人はどのレベルになるのかということで比較する部分が異なってくるのかもしれないなと思った。自分の場合、トップレベルの意見を聞いたとしても、まー、そんな状態で走ることはほとんどないだろうから、参考になるようで、なっていないのかもしれない。一方で、メカニックとしての意見であれば、これは参考になるのではないかと思える。

クルマでもそうなんだけどさ、F1パイロットの走りを真似したくてもそんなことは不可能で、レーサーの意見に耳を傾けることができて、それが理解できるのはかなりの上級者になるはず。素人が話を聞いたところで、同じようなドライビングができるわけでもなし。

ところが、メカニックの話であれば、どういったテクノロジーで、この部分はこういった条件で機能するといった機械的な話を聞くことができるので、これはこれで納得ができるんだよね。クルマの楽しみ方の一つにメカニカルな部分を理解して、それを走りに生かすことがあるんだけど、同様にロードバイクにも同じことが言えるのではないかと思った。

ロードバイクはクルマほど複雑ではないので、感覚で捉えられる部分も多いと思うのだが、ピニンファリーナやフェラーリ、ジャガーがやっていることはクルマでやってきたことをそのまま応用しているはずなので、メカニカル的な部分に共通しているところはあるのではないかと思う。

そうすると、ロードバイクのインプレッションとしても、機材に深い知識と経験を持った人の意見が物凄く参考になるのではないかと。まー、トップレベルの人で自分でも相当なメンテナンスができる人が一番になるのかもしれないな。




2015年12月20日日曜日

ロードバイクに28Cタイヤを履かせると楽しく乗れるかも








※空気圧を低めにする人にはパナレーサーのパセラ28Cをロードバイクに履かせることはお勧めできません。理由は最後に書いておきます。

クロスバイクにロード用の23Cを履かせる人は多いと思うけど、ロードバイクにクロス用の28Cを履かせるのもアリだと思った。

昨日は金曜日の飲み会の影響で早起きすることができなかった。ショップに注文していたガーミンのセンサーを取りに行って、シナプスアロイにもようやくセンサーが付けられることになった。これで、シナプスのQ-rings、ライトニングアルパインのホイール、そして、パナレーサーの28Cタイヤに乗れることになる。

今日も起きるのが遅かったので、近場の鳩山町の周回路で以前の状態のシナプスの乗り味を思い出すことにした。まー、Q-ringsもライトニングアルパインも自分には合っているのだろうね。1年以上乗っていなかったのに、すぐに馴染んだから。

以前と違うのはタイヤで、28Cは初めて履くことになる。乗り始めはモッサリしている感覚だったんだけど、ある程度の速度で漕いで行くうちにそういった感覚はなくなった。ホイールが軽量なので、28Cタイヤによる重さは特に感じなかったな。

推奨空気圧が7.4barになっているのだけど、7.4bar入れるとどうなんだろう。23Cでも7barまで入れたくないので6.3barにしてみたら、これで結構平気な感じでフニャフニャしているわけでもなかった。太いタイヤになるので、ブレーキアーチを開放してもタイヤが挟まってしまう状態になるので、空気を抜かないとホイールの脱着が出来ない点は仕方のないところ(後日談になるが、ブレーキシューに少し引っかかる程度で、押し込めば空気を抜かなくてもホイールの脱着は可能。)

このタイヤは28Cの街乗り用のようなタイヤであって、そういった用途の完成車にも装着されているようなのだが、今回の初乗りによって、このタイヤの好感度はかなり上がることになった。スリックでもなく、シクロクロスのようなブロックでもないパターンなんだけど、これがちょうどいいのかもしれない。

一番良かったのはその乗り心地。これはさ、ロングライドの次の日に乗っても良いと思わせるほどで、これはシナプスの今後の用途にピッタリ合っていると思った。アルミフレームであっても、28Cを履かせれば乗り心地は相当なものになる。これは23C、25Cのタイヤでは実現することが不可能だと思える。チューブラーであっても厳しいんじゃないかな。

その乗り心地と引き換えに、速度の伸びはやや落ちるようで、ガーミンのログを見てみると、思っていたイメージよりも数値はやや低め。しかしながら、今日のような郊外でのサイクリングであれば、何の問題もなく、走りは楽しかったんだよな。

マッタリというわけでもなく、それなりのアップダウンを自分なりに攻めていく走り、周りは田舎道でクルマを特に気にする必要もないシチュエーション、多少のオフロードであれば気にする必要もない状況、こういったところで走るバイクは、遊びの要素を持たせた方が楽しめると思う。キャノンデールのスレートがこれに一番合っているんだろうけど、シナプスアロイに28Cに履かせるだけで高い性能を見せつけられた感じになった。

CAAD12がメインになるかと思っていたし、シナプスは用途が限定されると思っていたけれど、28Cタイヤとシナプスの特性によって、十分な棲み分けが出来るようになったということなのだろう。CAAD12とは別の要素で楽しさがあるのだから。

冬は早起きも厳しくなってくるし、遠出するほどの時間も限られてくる。身近な場所でサイクリングを楽しむのであれば、冬はシナプスでもいいのかもしれない。



2015年12月15日火曜日

サスペンションステム shockstop

一昨日のライドの脚の筋肉痛がようやくとれてきた。そのままでも自然にとれてくるのだろうけど、エアーサロンパスの爽快感は案外好きだったりする。

CAAD12に慣れ始めたばかりで、今のところ、このバイクがメインになっていくのだろうな。素のシナプスアロイの出番も減っていくことになるのだが、それはあくまで純粋なロードバイクとしての出番をCAAD12に譲るということであって、輪行やオフロード走行ではシナプスアロイを使うことになると考えている。

軽量ホイールのライトニングアルパイン、Q-rings、28Cのタイヤ、これが現状になるのだが、これに加えたいパーツがあることを最近知った。そのパーツはサスペンションステム。

シナプスアロイはシクロクロスではないし、ディスクブレーキを装備しているわけでもない。オフロードを走らせたいと思っているが、それはちょっとした未舗装路程度であって、マウンテンバイクが必要な路面を走らせたいわけではない。

今の装備でも問題はないと思うんだけど、サスペンションがあったらいいなと思っていた。キャノンデールのスレートが欲しいと思う理由もこの部分からくるものであって、サス付フォークでなければ不可能だと考えていただけに、このshockstopは物凄く期待のあふれるパーツになる。

リジッドフォーク時代のマウンテンバイクにはこういったサスペンションステムがあったようで、十分な効果も期待できるだろうし、スマートな形でロードバイクに装着できるのも魅力的だと思った。



2015年12月12日土曜日

サドルバッグの重量

CAAD12はやはり軽いんだなと思いつつ、部屋に置いてある1台目のシナプスアロイを持ち上げてみて思った感想は、シナプスアロイもそれなりに軽いということだった。

CAAD12にはアルテグラとコスミックカーボンで8kg弱、そして、シナプスアロイにはティアグラとライトニングアルパインで9kgをやや超える重量。この状態で比較してみると、シナプスアロイは十分健闘しているといって良いぐらい。まー、ライトニングアルパインの健闘が光るということになるのだが。

チューブ、携帯工具、非常食などが入っているサドルバッグ(ボトル一本分約500gぐらいか)をCAAD12に装着すると、何もつけていないシナプスアロイと同じぐらいの重量になることに気付いたので、サドルバッグの重さも馬鹿にならないんだなと改めて思った。サドルバッグが台無しにしていたようだ。

せっかくの軽量バイクであるCAAD12の乗り味を損ねないためには、サドルバッグを外した方がいいのかもしれない。あるいは小さ目のサドルバッグに必要最小限の物品を入れる程度に限定しないとダメなのかもね。




先週に続き中間平へ向かう

先週に続き中間平へ向かうことにした。課題となるペダリングを念頭に突き進む。

天気は先週と同じような晴れで、やや風を感じる程度だった。先週と同じルートを走行することで、少しは改善されると思っていたが、そう簡単にはいかないようだ。

ケイデンス重視の綺麗なペダリングをしたつもりだったんだけど、中間平の後半で力尽きることになってしまった。道中のアップダウンでの登り坂も、ケイデンスを維持したまま突っ込んで、その勢いで下ることを繰り返したのがダメだったのかもしれない。

中間平の後半で脚が攣ったんだけど、帰りはそれなりに踏めていたので、大きな筋肉の攣りではなかったのかもしれない。先週の脚の疲れとは違った部分なので、先週とは異なる走りができたということなのだろう。ハイケイデンスに対応した筋肉をつけていかねば、と思った。ガーミンの結果をみるまではね。

ガーミンの結果を先週と比べてみると、先週の方が平均ケイデンスが3高い状態。わずか3しか違わないので、ほとんど同じと言えるのかもしれない。意識としては、今日の方が細目にギアチェンジしてハイケイデンスで頑張ったつもりだったのに。先週は押し脚が強く出ていたイメージだったんだけど、あんまり変わらないということか。

ガーミンのログに違いが出てくるほどのデータとはならなかったけれど、違いを生むためには、心肺に頼ったケイデンス高めの走行、そして、脚力に頼った押し足の走行の両方が必要になるのだろうな。最近は毎週のように100km以上のライドを達成しているので、このペースで続けていけば、そのうち理想的なライドに近づくのかもしれない。







2015年12月9日水曜日

ムラのないペダリングを目指したい

ペダリングに付いてネットで調べてみると色々と出てくるので、どういうものなのか考えてみたい。まー、どれも間違っていないと思うし、その通りだと思う一方で、個人の経験に基づくものであるから、果たして自分がどう感じるのかというところがポイントになるのだろうと思った。

その中で気になったのが「准教授のペダリング講座」。岡山大学でペダリングの研究をしている先生がいるようで、様々なデータから傾向等を分析しているのが興味深かった。大学でこういう研究している人もいるんだね。

このブログの中の記事で、「高回転であるほどムラのないペダリング、低回転であるほどムラの出るペダリングといった傾向があるようだ」という考察に対して、自分自身思い当たることがあると思った。

ペダリングスキルを上げる手がかりがこれなんじゃないかと。

自分は素人レベルのスキルだと認識しているし、理想的なペダリングがどういうものなのか体験できてないと思っていただけに、どういう意識でやればいいのか分からなかったんだ。踏み足、引き足のタイミングは頭でわかっていても、それができていないことが問題だった。

そりゃ、2時から4時までが踏み足なんてことは、言われて理解できるし、その通りにやっているつもりなんだけど、実際はそんなことはなく、いつの間にかムラのあるペダリングになってしまっているのが実情。

しかしながら、ケイデンス100~110前後でムラのないペダリングが出来ている時がある。この時は踏み足の重さもほとんどないし、引き足もそれほど意識しているわけでもなく、綺麗に回せている感じはしている。薄く均等に、パワーの抜ける場所がない感じで、チェーンリングを回していく感覚を養っていけばいいということなんだろうな。

この感覚をケイデンスを下げても出せるようにしていくことが課題になるのだろう。そして、ダンシングや加速していきたい時のペダリングもこれに近づけていくことで、ムラのないスキルになっていくのだろうと思っている。


2015年12月6日日曜日

ペダリングが下手になったのかもしれない

今年の夏のブランクのせいもあるのだが、昨日の中間平で思ったことは自分のペダリングが下手になったのではないかということ。筋肉が落ちてきているのもあるが、それだけではないような気がしてきた。調子の良かったときは中間平の上りのギアは一つ上で登れていたわけだから。

昨日の中間平に向かう道中は、ケイデンスを意識して踏まないようにしていたし、登りに差し掛かってからは踏み過ぎないようにケイデンスを何とか高めにもっていったつもり。ハムストリングなどの筋肉が落ちてきているのは仕方がないけど、こんなものと言えばそうなのかもしれない。

思い返してみて、気になったのはQ-ringsを使っていたことで、これを使い続けたことでペダリングが良くなっていたのかもしれないということ。Q-ringsから真円リングに変えても違和感はなかったし、そのまま真円で乗り続けてきたのだが、踏み足と引き足の力の入れ方を忘れてしまったような気がする。

頭で分かっていても、踏み足と引き足を意識して矯正することは難しい。昨日の巡航では、力を入れない、クルクル回すような感覚を少し思い出すことができたんだけど、何かが足りない感じ。

ペダリングをネットで調べたところで、実際に理想通りの押し足と引き足が出来るかどうかよくわからない。片足ペダリングもどうなんだろうね。

押し足をした時の逆足の引き足が重要で、綺麗に回せてると感じることはあったんだけど、これを持続できればいいんだろうな。

悪くなったと思い当たることは一つで、峠の登りのために踏み足指向を強く出してしまっていたことが原因だと思った。サドルも低めになっていたし、踏むためのペダリングが強く出過ぎてしまっていた。その感覚が残されてしまっていたので、これを矯正させなければいけないな。

使わなくなったQ-ringsをシナプスに再び装着することにしたので、これからはCAAD12とシナプスを交互に使っていく方が良いような気がしてきた。真円リングの使用を続けていたわけだけど、Q-ringsを復活させることで、調子の良かった時の状態に近づくことができるかもしれない。

今シーズンの冬は乾燥肌に悩まされることもなさそうなので、適切な週末ライドをこなせば良いライドができると思っている。乾燥肌に悩まされた原因もはっきりしていて、冬場の水分補給不足だった。休憩でトイレに何回か行くぐらいに補給を繰り返さないとダメだね。サイクリング当日の朝の食事でも水分を良く取っておく必要があるし、日頃の水分補給も重要だろうな。

彩湖のエンデューロを見学



今日は彩湖のエンデューロを見に行ってきた。ママチャリでの自走だとそれなりの運動となり、ロードバイクよりキツイ感じがしなくもない。

今回で確か3回目の観戦となるのだが、改めて感じるのは、大勢のロードバイクの集団の迫力。スゲーなと思うよ、あの人数は。アクセスの良さと参加しやすいことが大勢の参加に繋がっているのだろう。

救急車が来てレースが中断していたようだが、これは迫力があることの裏返しであって、あのコースをあの人数で周回すれば、事故が起こる確率はゼロにはならないのだろう。初心者から上級者まで混在している状況だし。もてぎエンデューロには、遅い人は左側、速い人は右側というルールがあったけど、このエンデューロにもそういったルールがあったのだろうか。あの集団でコーナーをすり抜けるのは苦労しそうだし、自分には参加する勇気が出てこないな。

少しネガティブな話になってしまったが、このイベントの見所は試乗車だと思う。試乗できる場所は限られており、その場所で乗っても車体の軽さぐらいしか分からない状況なのだが、ポジションやサイズはこの試乗で確認できる良いチャンス。しかも、試乗車はエントリーモデルから高級車までが一通り揃っているので、実際に現物に触れて確認できるところが凄い。

2台目のバイクを買ったばかりなので、次を買うことはないのだけれど、機材としてバイクを眺めることは結構好きなので、試乗車を間近で確認し、持った時の重量感などを堪能できたような気がする。試乗せずに、多くのメーカーのバイクを見比べて楽しいと思うのは自分だけなのかもしれないが。

一番気になっているバイクがあったので、これをじっくり見ることになった。キャノンデールのスレートが良いと思ってるんだけど、実物を見るのはこれが初めてで、レフティフォークをガン見することになった。脚力があれば、オンロード、オフロードそれぞれをこの一台で色々と楽しめるんだろうな。

シナプスアロイに28Cタイヤを履かせたのも、いずれはオフロードに挑戦したいという思惑があってのこと。とりあえずは、走りやすい砂利道程度の簡単なオフロードから始めるようにすればいいのかな。徐々に慣れていったら、スレートが本当に欲しくなるのかもしれない。





2015年12月5日土曜日

CAAD12の感想



CAAD12を初乗りした感想は、自分のイメージ通りで全てが良かった、ということになる。

昨日はCAAD12の納車。ちょっとしたポジションを確認してもらい、本日初乗りすることになった。行き先は寄居の中間平で、自宅からちょうどいい感じの距離にあることに加えて、適度な登坂とアップダウンの存在が行き先に決めた理由。やはり新車での初走行は慣れたルートで走ってみたくなる。

天気は快晴で、日中の気温が15~19℃という絶好のコンディション。新車の初乗りとして良い日だった。

1台目はシナプスアロイであり、CAAD12が2台目となる。シナプスアロイに装着していた電動アルテグラ、コスミックカーボンをCAAD12に移植したので、CAAD12のフレームの評価が可能だと思っている。まー、シナプスアロイとの比較という限定されたものになるけど。

シナプスアロイと比較して、CAAD12のポジションはハンドル低め、サドル高めとなる。より前傾姿勢となったわけだけど、感覚としてはCAAD12のブラケットポジションがシナプスの下ハンやや上といったところ。このポジションで100km超のライドが走れるか不安があったけど、何の問題もなかった。ポジションを一番気にしていたのだが、一回のライドで慣れるとは思わなかったな。

初乗りで感じたことは、走りの軽さ。シナプスアロイと比べて持ち上げて軽くなったことは実感できていたけど、走りの質にも軽さの影響が良い方向に出ていた。やはり8kgを切る重量のバイクになるとヒラヒラ感が違うものなんだと思ったね。


<フレームの薄さ>
軽量のアルミフレームは薄すぎて気になるという人は多いと思う。自分もそう思っていたのだが、今回の走行で、そこまで気にするほどの弱さではなく、適切な強さがあるフレームだと思った。下り坂、ひび割れアスファルトを走行したけど特に問題はなかったし、フレームを普通に持って凹む感じもしない。フレームの薄さを指で強く押して確認したい人は、CAAD12だけでなく、カーボンフレームにも向かないだろうな。それができるのはアルミのエントリーモデルまでだと思うから。



<フォークの性能>
一番感動したのはフォークの性能で、これはシナプスアロイのフォークと比べたら劇的に良くなったと言える。下り坂、コーナーリング、悪路、どのシチュエーションでもコントロール性が高くなっていた。スーパーシックスエボハイモッド譲りのフォークは伊達ではなかった(ハイモッドのカーボンではないが、形状は同じ)。見た目は細くて真っ直ぐに近いフォークなのに、こういった性能が隠されているとはね。





<SIクランクの性能>
クランクはキャノンデールから新たに登場したSIクランクを装着しているのだが、このクランクも良かったと言える。シナプスアロイにはFSAのSL-Kカーボンクランクを装着しているのだが、重くなったと感じることもなく、違いはよく分からない。チェーンリングはFSAの50-34に変えている。SISLだったらチェーンリングの使い回しはできなかったな。本当はSL-Kを装着させたかったんだけど、BB30とBB30Aは規格が異なるようで移植できなかった。結果としてはどっちでも良かったということになるのだろう。





<乗り心地>
乗り心地はどうかというと、シナプスアロイと比べて良くなったかよく分からなかった。ただし、フレームが仕事をしていないということではなく、タイヤが地面と接地するのをうまく制御している感じ。やっぱり、乗り心地というのは25Cのタイヤというのが一番でかいと思った。シナプスアロイも同じタイヤとホイールだったからね。新たなサドルに変えたのに、気にならなかったのもタイヤのおかげなのかも。ホイールはマビックを推奨したい。おそらくキシリウムをCAAD12に履かせるのがベストなはず。マビックの転がり感とタイヤのしっとり感が気に入ってるけど、メーカー同士が開発でお互いのパーツを使ってるだろうから、良い組み合わせになるのではないかと勝手に思ってる。



<シッティングの走り>
可もなく不可もなく、よく分からない。ただ、今回の走りでポジションが絶妙に自分に合っていたので、不満があろうはずもなく、こういうものかといったところだった。ちょっと気になったのが、加速していきたいときの反応性。これはCAAD12ならではと思った。バイクに慣れてくるとこういった部分が身体で分かってくるようになるのかもしれない。サイズとポジションが合っていることが大前提なので、適正なサイズを選ぶことが重要だろうな。自分の場合、やや小さ目のフレームサイズだと思ったが、そんなことはなく、ほぼ適正と言えるサイズだったから。



<スプリント、ダンシング>
スプリントもダンシングもシナプスアロイでは感じられないもので、公式動画でこういった場面を強調していたことがよく分かる感じの性能。自分のような素人にも体感できる性能ということなんだろうな。これを続けるには体力が必要だし、息切れしやすいのも確か。でも、ロードバイクってこういった場面が楽しくなってくるわけだから、誰もがこういった乗り方で楽しめるのではないかと思った。公式動画のような速度を出せていないけど、フレームを左右に揺さぶりながらリズミカルに進む感覚はあったから、ゆくゆくは上手くなるように覚えていきたい。それにしても、公式動画のシートポストの高さは凄すぎる。とても真似できる高さではない。

CAAD12のフレームは横から見ると細く見えるのだが、正面や上から見ると幅のあるフレームになっているんだよね。軽量であることも重要だけど、横に扁平している感じなんだよ。これがスプリントやダンシングの良さに繋がっていると思われる。BB30Aの影響もあるんだろうな。RS8の105との比較で言うと、自分はCAAD12の方が好み。





<シートポスト高さ>
自分のCAAD12はサイズ50で、写真のとおりの高さとなっている。シナプスアロイは51なのだが、CAAD12の50とサイズがほぼ同じ印象。自分の手足は平均よりやや下だし、胴長なのでトップチューブが短いかなと思ったけど、そうでもなかったので、これが適正サイズということになるのだろう。





<ホリゾンタルなフレーム>
ホリゾンタルはCAAD12の特徴だと思う。厳密にはホリゾンタルではないようだが、他のバイクと比べると、その姿は異質に見えてくるほどだから。フォークも直線的だし、スローピングの要素がかなり少ない見た目というのが全体的な特徴。カラーリングもよく考えられていて、黒の配色によって、横から見ると細いフレームであることを演出している。レッドも同じ配色だったと思う。問題はシートポストを出せる高さになるが、自分としては、シートポストのキャノンデールのロゴが出せればそれでいいと割り切っている。写真のサドル高さだけど、トップチューブが股間に当たっているわけではないので、乗り降りもシナプスアロイとほとんど同じ。走りが変わってくると少しずつ上げていくことになるのかもしれないけど、1cm程度上げたところで見た目が変わるわけでもないしね。。。





<ワイヤーの内装化>
CAAD10の最終盤でも内装化されていて、CAAD12もその流れを受けた感じでよりスマートになったのかもしれない。ワイヤーの内装により洗車が少し楽になった。整備を自分でする場合は外装の方が良いと思うので、これは好みの問題も含まれるのだろうな。





<電動アルテグラ化>
CAAD12のフレームは完全に電動対応していて、これも内装により見た目がスッキリすることになった。自分はバッテリーを外装しているのだが、これも普通に装着できるようになっている。ただし、外装バッテリーはシートチューブにボトルケージを装着できなくなってしまうのが問題。ボトルを2本装着させるためには、アダプターを付けることになりそうだ。まー、内装バッテリーにすればいいだけなんだけどね。好みになるが、外装バッテリーにも良いところがあって、スイッチをオフに簡単にできるところなんだよな。クルマに押し込むような積み方をする自分には外装バッテリーが合っていると思っている。ショップさんには感謝。






<どんな人にCAAD12がおススメになるのか?>
1台目をCAAD12にした人は羨ましいと思った。この性能が標準になるのだから。

初心者、アルミ好き、モノ好き、、、色々な人にもお勧めできると思う。絶対的性能を求める人はスーパーシックスエボハイモッドを選んだ方がいいだろうし、CAAD12はそういった人をターゲットにしているわけではないだろう。

ハイエンドユーザーから見れば、CAAD12が視界に入ることはないと思うけれど、ミドルグレードのバイクを求めるユーザーからみれば、十分な視界に入るのがCAAD12。エントリーモデルのアルミフレームユーザーも十分視野に入れてもいいと思っている。そして、ミドルグレードのカーボンを選択肢に入れているユーザーにも、このアルミフレームは視野に入るのではないかと。

アンカーRS8との比較しかできないが、このグレードのカーボンであれば、CAAD12は遜色がないどころか、特徴的な乗り味(スプリントやダンシング)を楽しむことができると思っている。この乗り味は、大げさに言うと、試乗で感じたドグマF8とスーパーシックスエボハイモッドと比較できるぐらいにね。

懐事情が許されるのであれば、ハイエンドに行った方が後悔はしない。自分はそこまで辿り着くことができなかったけれど、仮にハイエンドを選んだとしても、CAAD12の性能は気になるところだったと思う。何にしても、CAAD12の軽快な反応性は試乗で分かる思うから。フォークの性能は峠の下りで評価すべきで、店頭での試乗だとその性能は分かりづらいと思う。

自分としては初心者がカーボンバイクを選ぶのも良い選択だし、エントリーアルミを選ぶのも良い選択だと思っている。ただ、完成車を含めた性能、その後のアップグレード、そしてコストパフォーマンスを考えると、CAAD12は選択肢として最後まで残るはず。BBを問題にするかどうかになる。

BB30AはBB30と異なる規格になっていて、BB30よりも性能は強化されているらしいが、BB30の問題を気にする人には無理に勧めることはできない。シナプスアロイも音鳴りがあって一回交換してるから。自分の経験で言うと、音鳴りは雨の日のライドと関係しているように思える。雨の日はグリスに水が浸入する勢いだし、BBに限らずロードバイク全体へのダメージが大きいんだよね。自分の場合、雨の日のグレーチングで転倒したことがあって以来、雨の日は乗らなくなったから、BB30問題は気になるものではなくなったし、音鳴りもしなくなったから。

雨の日に乗らないのであれば、拭き掃除程度で十分だし、BBの音鳴りからも解放されると思う。

実を言うと、自分はアルミ信者。シナプスアロイのフレームにもCAADと書かれているので、一応はCAADユーザーだったということになる。ホイールをコスミックカーボンにしたのも、リムがアルミだからであって、アルミのロードバイクで十分満足している状態だった。ここで、CAAD12が登場したことで、この路線はしばらく続くことになりそうだ。カーボンが良いのは分かっているんだけど、週末を楽しむ分にはCAADで十分条件を満たしてしまっている。CAADは、コストを含めて十分な魅力があると思ってる。

人気のカラーは何になるのだろうか。ネオンスプリングは写真写りがいい感じになっているが、アシッドレッドも良さそう気がした。チームカラー、プレミアムグレイも落ち着きのある感じだろうし、フレームセットのカラーも良いと思う。来年のモデルはカラーやグラフィックが変わっていくことになるのだろうから、これから色々なバージョンが増えていくんだろうな。ディスクブレーキモデルも同時に発表されているわけだし、色々出てきているよね。