2017年11月21日火曜日

ジロ CODE TECHLACE

マビックのフーリーを愛用していて、その性能と見た目に十分な満足が得られているのだが、3年ほど使用していると擦り切れ部分が出てきたりするので、次のシューズを検討する時期が来たような気がしている。次もSPDで良いと思っているし、このレベルのシューズであれば、SPD-SLにする必要もないのかなと思っていたりする。

歩ける度合いはSPDの方がいいんだよな。クリートが削れてダメになることもないし、SPDに不満は特にない。SPD-SLは一回も履いたことないけど。。。

次もマビックのMTBシューズが最有力候補と思っていたけど、ジロのCODE TECHLACEのライムグリーンを見て、気が変わってきてしまった。ライムグリーンはキャノンデールの色によく合う配色なんだよな。明るいグリーンは視界に入りやすいので安全が高まる気もするし。来年のキャノンデールのチームカラーが大きく変わってしまうようだけど、グリーンに引きずられてしまうのが、キャノンデールオーナーの宿命とも思える。

迷ったら、買っておいた方が幸せになるのかも。こういうMTBシューズって、ありそうで、探すと見つからなかったりするものだし。買えるうちに買っておくという考えに支配されそうだ。




2017年11月13日月曜日

ロードバイク(埼玉から輪行)でしまなみ海道を走ってみた

埼玉からだと、しまなみ海道は遠い場所にあるので、なかなか決心がつかなかったのだが、実際に行ってみるとそうでもなかったので、その感想をここに記録したい。やはり新幹線のぞみは速い。1泊2日で費用は往復3万5千円、宿泊と食事で1万ぐらいだった。ツアーや割引チケットであればもう少しコストを抑えられるかもしれない。

スケジュール(11/10-11)
1日目(金曜日)天気晴れ 気温12-20度
走行距離80km
走行時間7時間(休憩、パンク、寄り道含む)
3:30 埼玉自宅起床
6:30 東京駅発:のぞみ自由席
10:35 尾道駅着
11:00 ロードバイク組立完了。出発
18:15 サンライズ糸山到着
21:00 就寝

2日目(土曜日)天気晴れ後曇り 気温11-16度
走行距離105km
走行時間8時間30分(休憩、寄り道、食事含む)
6:30 起床
8:00 サンライズ糸山出発
16:10 尾道駅着
16:32 尾道駅発
16:57 福山駅発:のぞみ自由席
20:35 東京駅着
22:30 埼玉自宅到着

11月の日差しは心地良い気温をもたらすので、走行時間が限られてしまうけれど、走りやすかったと言える。日差しを浴びて気温15℃程度というのが、汗もかきにくいし、水分補給で困ることもなかった。2日目はやや曇りとなり、向かい風もあったので気温がやや低くなったけれど、長袖とレッグウォーマーぐらいの装備で特に問題はなかった。

輪行の経験は在来線で何度かあるが、新幹線かつ遠距離の輪行は今回が初めてとなる。埼玉からしまなみ海道までの輪行のポイントは3つだと思った。1つ目は新幹線、2つ目は宿泊場所、3つ目は走行ルート。

まずは、新幹線での輪行が課題になるのだが、運よく自由席車両の最後部座席を確保できたので、福山までの移動は楽だった。最後部座席のスペースを確保できるかどうかが重要になるので、場合によっては、指定席あるいはグリーン席が必要になるのかも、という覚悟はしていたんだけどね。東京駅では、自分達以外に輪行客がいなかったようなので、平日に出発する利点が生かされたような気もしている。

帰りの新幹線も、福山の自由席で最後部座席を確保できたので、東京駅までは楽な移動になった。福山からであれば、ある程度の空きがあると思っていいのかもしれない。新大阪と京都で降りる人が多いが、それ以上に乗り込んでくる人が多いようなので、福山で席とスペースを確保できるかどうかが重要だと思った。

サンライズ糸山の予約は、一カ月前の予約状況だと泊まれなかったのだが、運よくキャンセルがあったようで、5日前の申し込みで予約完了。金曜日の宿泊だと比較的予約は取りやすいと思うので、仕事を休める人は土日を避けて、平日に宿泊した方がいいのかもしれない。

サンライズ糸山はしまなみ海道に直結しているかのような立地なので、これが一番の利点。チェックインしてから、食事と風呂、ジャージや下着の簡単な手洗いを済ませて、寝る時間になったのは午後9時。翌日も走行するのと、初日の疲れを取ることを考えると、この立地条件は別格だと思える。宿泊費は安く、景色も非常に良い。ロードバイクを部屋に入れるのもOKだし、そしてレストランでの食事もおいしくて満足だった。初日にパンクに遭った自分としては、チューブのスペアを自販機で販売している点も助かった。

公式ルートの片道70kmについては、正直なところ、基本は海沿いの道になるのだし、橋までのアップダウンがあるにしても簡単な距離だと思っていた。しかしながら、ただ走るだけであれば簡単な距離になるのだけれど、景色を眺めながら、写真を撮りながら、立ち寄り場所を考えながら、といった視点で考えると、これは簡単な距離ではないということを最初の10kmほどで実感することになった。そして、15km地点でのパンクと、パッチ修理で2回ほど空気を入れなおしたロスもあったので、案外長い距離なんだなとしみじみ感じることになった。

公式ルートで立ち寄れる場所であれば、予定通りの走行が可能だと思えるが、外周ルートや神社などのルートはプラス10kmといった計算になったりするので、日が昇っているうちにどこまで行くかの調整をしておいた方がいいと思った。亀老山展望公園では、登りはまだ明るさが残っていたけれど、下りは完全に暗くなってしまっていた状態。サンライズ糸山までは大橋を渡るだけだったので、大した疲労にもならなかったけれど、今治駅近くのホテルの宿泊だったとしたら、亀老山展望公園への立ち寄りはミスになっていたのかもしれない。

本当のしまなみ海道の楽しみ方は、公式ルートの青いラインではなく、島の外周ルートになる。外周ルートはどの島にも存在し、東側、西側をそれぞれ選択できるような感じになっている。初日に公式ルートを走行したので、2日目は大島の東の外周ルートに挑戦してみることにしたのだが、これが非常にハードなルートで、前半はアップダウンが繰り返される峠道だった。帰りの電車に乗る時間が大幅に狂わされるような事態になるかと思ったけれど、何とか走破。神社への立ち寄りも峠の登りが案外キツイ状況で、最初の外周ルートでの体力の消耗が悔やまれることになった。比較的簡単なルートと上級者ルートが存在するので、下調べしたうえで走行した方がいいのかもしれない。

まー、色々と反省点はあるものの、しまなみ海道は100点中100点だと思った。島と海が混ざり合う景観、橋からの景色、整備されたサイクリングロード、ほどほどの交通量の一般道、初級から上級までのルート選択、これほどの要件が揃っている場所は、しまなみ海道くらいだろう。本格的なロードバイクで楽しむだけでなく、レンタルのママチャリやクロスで楽しんでいる人も多いので、年齢や性別に関わりなくチャリに触れる文化があるとも感じた。

使ったバイクはキャノンデールのシナプスアロイ2012モデル。ジャイアントのでかいサドルバッグとマビックのバックパックに荷物を収納する輪行となった。バイクの宣伝をするつもりではないが、アルミフレームのコンフォートタイプは頑丈だし、こういったツーリングとの相性が非常に良いと思った。景色を楽しむのと、バックパックを背負う時はこのぐらいの前傾姿勢がほどほどでよい感じになってくる。

2012年当時は、エンデュランス系というモデルはあまり確立されていなかったし、自分のシナプスアロイの人気はあまりなかったと記憶している。他者と被ることなんてほぼなかったし、今も同じようなもの。でも、今回の輪行で改めて、シナプスアロイの良さを実感させられたね。