2015年11月29日日曜日

アルミフレーム(25c) vs カーボンフレーム(23c) 乗り心地はどちらが良いか

昨日は借り物のカーボンフレームで平地を128km走行してみた。給水に失敗して残り10kmで両足が攣る事態となってしまったことは反省している。喉が渇かない季節だが、1リットル以上は飲んでおかないとダメだろうな。

同じバイクに23Cと25Cを装着して比べてみたら、25Cの方が乗り心地が良いと感じる人が多いと思う。それならば、カーボンフレームに23C、アルミフレームに25Cを付けてみたらどうなのか気になった。

アルミフレームは乗り心地が悪い、カーボンフレームは乗り心地が良い、ということが一般的な評価だし、自分もそのとおりだと思っているのだが、昨日のライドで感じたのは、一番重要なのはタイヤということだった。

借り物のバイクということを差し引いても、乗り心地は自分のバイクの方が良かったと言える。サイクリングロードといえども、平地をひたすら走り続けると地味に効いてくる。ほぼシッティングが続くわけだからね。

比較対象の条件は以下のとおり

借り物のカーボンフレーム
・アンカーRS8でほぼ標準状態
・タイヤは23Cブリヂストン
・空気圧は6.8
・ホイールはシマノRS21

自分が乗っているアルミフレーム
・キャノンデールのシナプスアロイ
・タイヤは25Cマビックイクシオンプロ
・空気圧は6.5
・ホイールはコスミックカーボン

ただし、この条件での比較はマビックのホイールとタイヤということを念頭に置く必要があって、当然のことながら、アンカーRS8にマビックを組み合わせた方が一番いいのは確かなはずで、アンカーRS8の方が良いフレームということに異論はない。操作の機敏さ、コーナリングの安定感、路面の悪い区間の振動吸収の良さ、どれもシナプスアロイの上だと思うから。

しかしながら、乗り心地の良さは頭で感じるものではなくて、身体で感じるものということがミソ。場面場面のシチュエーションではRS8の方がいいと思うんだけど、走行後の身体の疲れはこれとは違うものになっている。

やっぱりさ、どう考えても、地面に接地するタイヤの働きが最重要だよな。クッションとしての働きはタイヤ>>ホイール=フレーム位になるのではないかとも思う。

マビックのタイヤを宣伝するわけではないけれど、ホイールもタイヤもマビックで満足しているのはその乗り心地。転がり感もやはり良いと思ってる。もともと23Cのイクシオンプロも乗り心地は良かった。高級タイヤはそれなりに良いということなんだろうな。

タイヤの調整としては、硬く感じる空気圧よりやや低め、イメージとしては少しタイヤがつぶれてくれるくらいといったところ。ある一定の空気圧を超えるとポンポン跳ねるポイントより、やや落とした空気圧にするようにしている。イクシオンプロだと空気圧が高めでもポンポン跳ねる感じは薄れてくるので、ゴムの特性も重要な要素なのかもしれない。

タイヤはクリンチャーでの話になるが、これがチューブラーやチューブレスだったら違う見解になるのかもしれない。





2015年11月18日水曜日

LOOK 765 2016 があったことに気付く

2台目の購入を決めた後なので、今さら変更することはないのだが、それでも気になる一台となったのがLOOK 765。2016年モデルの完成車で販売されるようで、ひょっとしたらこっちを選んだ方が良かったのかもしれないと思った。

動画ではコスミックカーボンを履いていて、エンデュランスカーボンということで坂道を登っていくものになっている。コスミックカーボンを所有しているので、このホイールに合うフレームを選びたいと思っていたので、この動画のとおりであれば、これも正解だったのだろうと思う。メーカーの紹介で使われるフレームとホイールの組み合わせは相性がいいはずだし、同じフランスメーカーだからね。

価格はCAAD12と比べると2倍近くになってしまうので、まー、自分はその部分で特に後悔はしていないけど、LOOK 765を見かけるようになったらいいなと思うことになるだろうな。



2015年11月15日日曜日

ミドルグレードのアルミフレームを考えてみる

アルミフレームといったら以下のイメージが連想される。

・エントリーモデルで採用
・価格が安い
・乗り心地が悪い
・重量がある
・金属疲労による寿命
・プロチームで使われていない

ロードバイク歴3年となる自分もその通りだと思っているし、メーカーの人も含めて、こういったイメージが定着していると思う。そして、アルミフレームと対照的な立場になるのがカーボンフレームであり、アルミと逆のイメージが連想されることになる。

・エントリーモデルで採用 → フラッグシップで採用
・価格が安い         → 価格が高い
・乗り心地が悪い      → 乗り心地が良い
・重量がある         → 重量が軽い
・金属疲労による寿命   → 金属疲労がない
・プロチームで使われていない → プロチームで使われている

トップモデルにおいては、カーボンフレームが有利な立場であることは今後も続くと予想されるし、アルミフレームが再び取って代わることもないだろう。

自分はこれらのことを理解して、2台目もアルミフレームを買うことになった。それは何故かというと、自分の用途を満たすレベルの性能で十分だと思っているから。3年続けてみて、ハイエンドのカーボンフレームでなくても、自分の求める性能はミドルグレードで問題はないという認識だったから。

フラッグシップに憧れる時期はあったけど、手に入れたいと思うまでには至らなかった。

ミドルグレードの価格帯には、カーボンフレームとアルミフレームがそれぞれラインナップされている状況となっているものの、ここでもカーボンはやや高めの設定で、アルミの方が低価格になっている傾向がある。ここで本題となるのだが、ミドルグレードとして、アルミとカーボンのどちらを選ぶべきかということで迷う人が多いのではないかと。

数年前のイメージそのままが刷り込まれている場合はカーボンを買っておけば間違いはなかった。

ところが、今のミドルグレードの価格帯では、カーボンとアルミが混沌としている状況で、どちらも性能の甲乙を付け難い。Cannondale Trek Specialized などのメーカーから高性能なアルミフレームが出されているので、アルミフレームの製造過程で何らかの進化があったのだろう。そして、カーボンフレームの低価格化もそれなりに進んできており、ミドルグレードでのカーボンとアルミの争いは熱いものになっている。

ミドルグレードのカーボンフレームを見てみると、フラッグシップ譲りの性能を念頭にして、カーボンのグレードを抑えたものが多いと思う。それに対して、アルミフレームの場合は、フラッグシップとは別の過程を得て性能を引き上げている。数年前にはなかったアルミフレームが次々と登場することで、どちらが確実に優れているという棲み分けが難しくなってきたのかも。

手頃な価格で、手頃な性能を手に入れる、ということを条件にすれば、ミドルグレードのアルミは十分な素質を持っていると思うね。




2015年11月11日水曜日

2台目としてCAAD12を購入することに

久しぶりのブログの更新になる。今年の夏は暑すぎてロードバイクに乗らなかったことがブログを書かなくなった要因。一回調子が悪くなると、なかなか体調が戻らないのは年齢のせいなのかも。ゲームを深夜遅くまでやりすぎていたことも原因だったな。。。スマホの戦車ゲームに嵌まりすぎた夏だった。

今年は宇都宮のジャパンカップ、そして、さいたまクリテリウムを見に行ったし、それなりにイベントを見に行っている。涼しくなってきたところでロードバイクに乗るようになったのだが、ブランク期間が長いこともあって、体力が落ちたことを実感する。ただ、乗り方そのものは久しぶりだったにもかかわらず、それなりに快適に乗れている。

過去のブログを読み返してみると、2台目を選ぶまでに色々と調べつくしたような気がしなくもない。調べ過ぎだったし、頭の中で整理がしきれない感じだった。そんな中で、ショップにCAAD12の試乗車があり、ロングライド後に試乗できる機会に恵まれることになった。

購入の決め手となったのは試乗。それもただの試乗ではなく、走りきった後での試乗が決め手となったのだと思う。105完成車のCAAD12は、今の自分のバイクの性能を超えていた。自分のバイクはシナプス・アロイで電動アルテグラにコスミックカーボンを履かせている。重さ以外はそれほど負けていないと思っていたのだが、CAAD12へ乗り換えた瞬間に感じた違いは、この差はもうダメだと思った。

CAAD12のようなホリゾンタルに近いフレームは、一つ下のサイズがちょうどいいのかもしれない。スローピングフレームのサイズと同サイズを選ぶとシートポストが残念なことになることを予期すべきで、自分のような胴長短足であれば注意が必要。

別の見方をすると、ホリゾンタルはCAAD12の魅力と言えるのかもしれない。同サイズのCAAD10や素エボのフレームがCAAD12の横に並ぶと、これらのフレームのスローピング具合が分かるぐらいにホリゾンタルに見えるからね。写真で見るとそこまで違う印象はないのに、実物を比較すると僅かな違いなんだけど、その違いは見て分かるぐらいだった。

この時点でCAAD12に決まりだったのだが、どのCAAD12にするかで少し迷うことになる。自分の場合、フレームセットを買うことを前提としていたのだが、ハンドルやサドルを加えると、105完成車とほとんど同じ価格になることに気付く。

CAAD12で注意が必要なのはクランクとシートポスト径で、どちらもキャノンデール規格のものに統一させたいと考えていた。フレームセットでSISL2クランク、シートポストはFSAから出ているらしいので、それに揃えればいいと思っていたのだが、そうすると価格がかなり跳ね上がってくることになる。

一方で、105完成車CAAD12のSIクランクは、今使用しているFSAカーボンクランクと比べて悪い印象はない。今の自分から見れば、必要十分な性能なわけで、これに電動アルテグラを乗せ換えればそれで十分だと思える感じだった。

最高のパーツを載せるべきか迷ったのだが、105完成車のバランスの良さを考えると、自分にはこれで納得のいく性能であり、フレームセットで購入する必要性は低いのかもしれない。

それと公式動画の印象が焼き付いているんだよね。こういう走りをしたいっていう気持ちが投影された動画になっているんだよ。これを見てしまうとアルミの世界に引き込まれてしまうんだよな。