2014年1月20日月曜日

ソニーHDR-AS15の曇り止めはクッキーの乾燥剤で解決

昨日の撮影で保護ケースが曇ってしまったため、その解決策を色々と考えたみた。ネットにあるとおり、乾燥剤が良さそうな感じだったので、クッキーの包装紙に入っていた乾燥剤を今日の朝の通勤で試してみた。この乾燥剤は薄いシートで保護ケースへの収まりがちょうどよい。最初は乾燥剤を二枚重ねで入れようとしたのだが、保護ケースとカメラ本体の隙間をギュウギュウに埋めてしまうため、本体をそのまま埋め込んでしまうと取り出しにくい状況。とりあえず一枚で試してみたが、一枚でも隙間を埋めることになるので、若干本体を取り出しにくくなる程度。
 
結果は、レンズが全く曇ることがなかったので、これで解決となった。意外とあっけない解決になった。この乾燥剤はクッキーの包装袋に使われていたので、使い古しの乾燥剤になるけれど、暖めて水分を飛ばせばしばらく使える感じがする。そもそも、冬場は空気が乾燥しているわけだし、保護ケースの隙間の空気量なんて大したことはないのだから、この程度の乾燥剤で十分すぎるのかもしれない。
 
ネットでは、①使用前にカメラ本体と保護ケースを外気温と同じくらいに冷やしておく、②カメラ本体の水分を予め取り除いておく、といったことが指摘されていて、カメラを使う前にこれだけの準備が必要だということが分かったが、よほどの湿度でない限り、保護ケースを閉じる前にこの乾燥剤を入れるだけで十分な気がする。学生の頃の実験器具の扱いで器具を乾燥容器に入れていたことがあったけれど、シリカゲルの乾燥剤なんて熱で温めれば何回も使えるわけだし、お菓子の乾燥剤も似たような特性があるわけだから、同じ要領で使えば問題ないと思える。スキー場や水中での使用ではなく、自分はロードバイクでの使用になるのだから過酷な環境というわけではないし。カメラを作動させると僅かに発熱してくるので、どうやっても保護ケース内の温度は上がってくるわけで、事前準備で冷やしておくよりも、乾燥剤を入れたほうが安心して使えるからね。
 
それにしても、クッキーの乾燥剤程度で十分な曇り止めになるのが分かった途端に感じたことは、ソニーの純正品の曇り止め防止シートの価格設定と、これがオプション扱いになっているという不思議さ。お菓子のクッキーに使われている程度の乾燥剤でも十分な性能なわけなのだから、最初から乾燥剤を箱に入れておいてもいいんじゃないの?コストを考えても、値上げするようなものにはならないだろうし。
 
お菓子の乾燥剤で代替えできるようなオプション設定は、明らかに疑問を感じさせる。車でもロードバイクでも、純正品には代替品にはないものがあるはずなんだよな。特に車関係だと、代替品は耐久性や性能が万能ではなくて、一部の性能をあげるために何かを犠牲にしている感じだったので、純正品の方が信頼性が高いという認識を持っていた。メーカーがテストを繰り返して作り上げてきたのが純正品なのだから、メーカー以上のテストを行わない限り、代替品の性能は推して知るべし。
 
価格だけで比べるのではなくて、性能や使い勝手を比べると純正品の方がいいはずだと思っていたのに、この乾燥剤の件でソニーのカメラはどういう考え方でテストされているのかが分かってしまったような気がする。もちろんカメラ本体の性能としては問題がないのだろうけれど、使い勝手という点ではちょっとね。ユーザーに商品テストをやらすのはどうかと思える。
 
今使っているパソコンはSurface pro2なんだけど、このパソコンと迷ったのはソニーのVaio Tapだった。ソニーのアクションカムに合わせてパソコンを導入するつもりだったので、Vaioは有力な購入候補だったんだよね。ソニー製品同士なら相性もいいだろうと単純に考えていた。しかし、カメラの乾燥剤の件でネガティブな印象を抱かざるを得ない。性能やデザインを追求するだけではダメだろう。合理性や使い勝手も同じくらい追求してほしい。Vaioを購入していたらどうなっていたのかは分からないし、Vaioそのものが悪いことはないのだろうけれど、このクッキーの乾燥剤程度で解決できたことがソニーにはできなかったという事実は、おいおいおいおいおいって感じで残念としかいいようがない。それだけソニーに過剰な期待を寄せていただけなのかもしれないけれどね。これが名もないメーカーで安いジャンク品のようなものだったら、カメラが曇るのも仕方ないかなと思ってしまうんだけどな。
 






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